Made in USSR bis

桜井のりお先生の「みつどもえ」(連載完結)および「ロロッロ!」(連載完結)について1話ごとに感想を述べております。

2010年03月

クリエーターズカフェ「秋葉原制作所」で作業してみた!

先日とある所用で東京へ。とっくの昔に終わっているはずの寄稿原稿を抱え、隙を見て作業しようとPowerBookをカバンに入れて飛行機に。さすがに機内では作業出来ませんでしたが、当日発売のチャンピオンから分離したみつどもえを読んでました。裸のみつどもえはちょっと恥ずかしい事を学習。何事も経験です。

取り敢えず早く着いたので、30分ほど作業。霞ヶ関のど真ん中で吉岡さんの眉毛を塗るという、個人的にエクストリームなお絵描きを敢行しました。机と電源を確保し、背後を取られないようにすれば、仕事をしているようにしか見えませんね。スーツにネクタイだし。

所用後、帰りの飛行機まで数時間が空きました。当初の目論見では、どこか喫茶店でも行って作業を、と思っていましたが、電車に揺られながら秋葉原に原稿作業ができる有料スペースが出来たというIT mediaの記事を思い出しました。急いでiPhoneで秋葉原+原稿作業で検索すると、めでたくヒットしたのでクリエーターズカフェ「秋葉原制作所」に行く事に決定です。

三菱UFJ銀行の角を左に曲がり、つけ麺屋の角を左に曲がるとすぐに看板が見つかりました。雑居ビルの3Fに上がると、扉の前に確かに看板が。中が見えないので非常に不安でしたが、覚悟を決めて突入すると、中は非常に落ち着いたオフィスのような明るい雰囲気。向かいが麻雀屋だったのでびびっていたのですが、ホッとしました。

親切なお姉さんに勧められるまま、60分500円のコースで行く事にしました。ちなみに2時間46分以上いるのなら、3時間1200円のコースがお得です。時間を超過すると15分100円かかります。訊いてみると、何とペンタブも貸して貰える(無料)との事。このブログ用のお絵描きや原稿の細かい修正作業も出来るではありませんか!ちなみに機種はintuos3の中型でした。

間仕切りで仕切られた机に着席し、PowerBookを出して店開き。無線LANもあるので大助かりです。平日の3時過ぎにもかかわらず、5-6人の人が黙々と、あるいは相談しながら作業していました。机はしっかりと仕切られているので、人目を心配する必要はありません。色々製本用の設備も揃っていたり、画材も売っているようですが今回はお世話になりませんでした。とにかく店内には同人絵を描いている人しかいないので、リラックスできることこの上無しです。周囲に気兼ねすることなく絵を描ける幸せ。BGMも静かな曲で、集中を妨げられる事もありませんでした。

ドリンクバーのウーロン茶を啜りながら、結局約3時間お絵描き三昧できました。お会計は1300円。こんなに居心地がいいのなら3時間コースにすべきでしたね。この値段をどう考えるかですが、とにかく絵を描きたかったので自分には十分価値有り。普段行けない東京でナニ絵を描いてるんだ、というセルフツッコミはしてしまいますが・・・。どうしても見たい展覧会等も無かったので、良い時間の使い方だったかと。
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Macは自前、ペンタブは店のもの。机は十分広いと思う。

みつどもえ181卵性 ある意味あたしより正直/賞賛に値する墓穴の掘り方

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ツッコミ3秒前

吉岡さんが失言をして宮下さんが「吉岡!」と叫び、宮下さんがウザくそよれば吉岡さんが「宮ちゃん!」とたしなめる。夫婦漫才と言わずに何と言おう。このやり取りだけでジオンはあと10年は戦える!


みつどもえ181卵性 わっしょい!みつマニア

明らかにリッチな家の子の杉ちゃんですが、自慢癖があるのは困りもの。4歳児の頃から変わらないので本人の性格でしょうか。麻里奈さんの鷹揚な振る舞いからして、杉崎家の成金趣味というわけではなさそう。

しかし、いくら自慢しても聞いて貰えなければただ虚しいだけ。実際に87卵性のホワイトデー回ではチーム杉崎外のクラスメートにさらっとスルーされて泣き出す所まで追い込まれます。そんな繊細で壊れやすい杉ちゃんがバランスを保っていられるのは、吉岡さんが杉ちゃんの自慢をちゃんと聞いてあげるから。傍目に見るとたいこもちにしか見えない吉岡さんですが、実は本人はそうだと感じた事をそのまま口にしているだけという奇跡。素敵だぜ吉岡さん!そしてそれを理解している宮下さんは吉岡さんの生涯の伴侶だぜ!!

とまあ、そのように杉ちゃんは友人に恵まれているわけですが、杉ちゃんの生涯の伴侶たるみつばには、褒め称えてくれる分かり易い友人はいません。正確に言えば、みつばのすることなす事を見逃さない杉ちゃんがいてくれる訳ですが、みつばの虚栄心を都合良く満たしてくれはしません。何せ二人は強敵(とも)同士。吉岡さんに褒めさせようとすれば、聞きたくないツッコミばかり。そこで常に形から入る主義のみつばは、たいこもち要員としてふたばを指名。何せ眉毛と髪型を変えれば吉岡さんと見分けのつかないふたばの事、みつばの目的にはぴったりです。

しかし、ふたばの感応能力はみつばの目的をはるかに超えるものです。吉岡さんになれと言われればなれるのがふたば。吉岡さんのややウザいツッコミをトレースしたかと思えば、テストの点からみつばと千葉氏の間に赤い糸を無理矢理創り出し、千葉氏をしてテストを破り捨てさせる完璧さ。さすがはふたば。生まれついての表現者としか言いようがありません。

そして「似合う」→「におう」の空耳わっしょい祭り。クラスみんなにわかるくらい「甘ったるい」においってどんな匂いなんでしょう。個人的には蜂蜜のような匂いを想像しているんですが。109卵性で矢部っちにすら「汗が甘ったるい」と言わしめたその匂いは、クラスメイトをトランス状態に至らせて新聞沙汰になるまでに!やはり女王様なのかみつば。社会性昆虫的な意味で。杉ちゃんが狂うのも無理からぬ所。でもみつばの意志と関係しない所が悲しい。さて、わっしょい匂い祭りを通報したのは矢部っちでしょうか。新聞沙汰になって担任として胃が痛む思いをしたことでしょう。集団ヒステリー扱いだし。

そして今回の白眉、ストレートパーマの杉ちゃん。うわー!み○さんだ!と思ったのにがっかり、なんてことは無い!!かわいい。しかし、吉岡さんの素直回路で解析すると、髪が伸びるちょっとアレな日本人形、という事に。憮然とする杉ちゃんにようやくみつばも納得、というオチでした。これからしばらくストレートヘアの杉ちゃんが楽しめるんでしょうか。

いいな、と思ったのは宮下さんの吉岡さん解説。別に吉岡さんはよいしょしているのではなくて、単に思った事をそのまま言っているだけ、という好悪の混じらない客観的な観察を淡々と口にする宮下さん。それでいて親友同士でいられる関係はなかなか築けるものではないのではないか。徹底的に主観的・妄想的な吉岡さんと、気に障る位客観的な宮下さんはいいコンビだな、と思わせてくれます。のりお先生の創り出すペアは、それぞれ補い合う部分を持っていて説得力があるのが素晴らしい所。

さて、今回は6Pかつ次回は休み。7月にアニメ放送も控えて、見えない所で色々大変なのでしょう。がっちりしっかり休んでいただきたいと思います。

みつどもえ180卵性 ホワなんとかデー/ダメな大人だな(本文追加しました)

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三女と龍太
ある意味上尾で最も恵まれた環境にいる龍太。それでいて5歳上のお姉さんにホワイトデーのお菓子を贈ろうとは実に見上げた心がけ。ひとはとゆっくりお菓子を食べさせてあげたい。

みつどもえ180卵性 ホワイトデーアルバム

バレンタインデーあればホワイトデーあり。ホワイトデーと言えば屈指の杉ちゃん回(87卵性)がある訳ですが、今回は弟の龍太がホワイトデーのお菓子を渡すべく奔走します。ターゲットはひとは。本来何の障害も無いはずですが、なぜかふたばとみつばが立ちはだかります。龍太の運命やいかに!

登場時はただの金持ちで尊大なガキんちょだった龍太。しかし、ひとはや矢部っちとの交流から、年相応の素直さが引き出されてきて、今は何だか憎めない奴のポジションにいます。何しろ杉ちゃんの弟なので、チーム杉崎と丸井三姉妹と密接な付き合いがあり、美味しい立ち位置です。矢部っちともガチレン仲間。この時も龍太は矢部っちに「俺コイツ嫌い!!」と言い放ってしまう位のアレさ加減でしたが(嫉妬とはいえ)、互いの中の熱いガチレン魂を認め合って年齢を超えた友情を結んでいます。

そして、龍太がみんなに愛されていると言う事。その象徴はクリスマス回でしょう。龍太がサンタクロースの実在に疑問を持たせないよう、みつば、チーム杉崎を初めとしてしんちゃん、千葉氏までが文字通り一肌脱いでサンタクロースを演じています。これは杉ちゃんの姉弟愛による所も大きくはありますが。

そんな龍太にとって真に魂の友と言えるのはやはりひとは。ガチレンで培った絆です。ホワイトデーの意味を知ってか知らずか、ひとはにお菓子を贈る事にして6年3組にやってきた龍太。龍太と言えばひとはとガチレンごっこ、というのが暗黙の了解の様で、何も言わなくてもひとはが休みだと言われる程の常連の様子。逆にひとはもそう思われる位ガチレンごっこに教室でうち興じていると思うと、なんだか微笑ましい。さて、まだ恋愛感情と言うには早いのか、素直にお菓子をふたばとみつばに託そうとするのですが、ダメなお姉さん二人は勘違いして一方的なガチレンごっこを開始。さすがに付き合いきれずにすり抜けられた所で、杉ちゃんと宮ちゃんに吹き出されるふたばとみつば。みつばにとってはちょっと恥ずかしい事でしょうが、逆にハートに火を付けてしまいます。

ガチレン仲間であるはずの矢部っち。ガチレン話をしようと自ら持ちかけながら、龍太の目的がひとはへのホワイトデーのお菓子と知るや、途端に手のひら返し。「ガチレンはバレなんとかのお返しなんてしないよ」。バレなんとかという言い方に、もの悲しい棘があります。さらにひとはからチョコレートが渡っていないと知るや、再度の手のひら返し。教育者としての人格とひとはに対する人格は違う、と言う事でしょうか。非常に分かり易くて好感を持たざるを得ない。クリスマス前の海江田先生と同質ですね。どっちもダメな大人ですが、ダメでない大人なんて最初からいない。

収まらないのがふたばとみつば。意地にかけて龍太をガチレンごっこに引き入れようと、ひたすらパワーアップし続けます。龍太もお菓子を奪われると勘違いして、のりお先生お得意の勘違いの連鎖が発動します。普段はガチレンに一番興味を示さないはずのみつばの怪演ぶりが素晴らしい。

「ダメな大人」の烙印を押された矢部っち。対ふたば・みつばの護衛を頼まれるも、龍太の持つ菓子が杉ちゃんから龍太への物と知ると、それとなく龍太にひとはにあげるのを思いとどまらせようとします。しかし運命の歯車は既に回り始めており、矢部っちまでが菓子を狙っていると勘違いされてしまいます。さりげない心配りはえてして通じないもの。

そしてついに龍太の行く手を塞いだお姉さん達が大熱演。みつばの演技のド迫力を見よ!!そしてみつばを弾き飛ばし、あのふたばを手を触れることなくコンクリート塀に叩き付けてしまった龍太。コンクリートが砕ける程の力をいつ手に入れてしまったのか。おのれに潜む強大な力に戦慄する龍太!!

ついに本命が登場。やはりひとはもガチレン的にノリノリです。ホワイトデーのプレゼントに「これを喰らえ!」はどうかと思いますが、ついに宿願を果たした龍太。ひとはにお菓子を食べて貰う事に成功。しかし!ひとはにとってはあくまでガチレンごっこ。杉ちゃんの姉弟愛の結晶でもあるその菓子を口にした後、壮絶な悶絶死を遂げてしまいます。倒れ伏しながらモグモグしているのが可愛いですね。ひとはが美味しそうに食べるシーンも珍しい。
ところでひとはは学校さぼってまるえつで買い出しですか!あくまで主婦なひとはに最大限の敬意を払いたい。

間違いなく龍太にホワイトデーへのトラウマを刻み込んだ今回。将来メグちゃん達にチョコレートを貰える予定の龍太ですが、お返しは一切期待できそうにありません。まあ、仕方ないですよね!!龍太君におかれましては、バレなんとかは矢部っちと男同士で濃密なガチレン話をしながらグダグダとやり過ごして頂きたいと思います。
#100312 1訂

みつどもえ179卵性 春のふたしん祭り/みんながパンツになればいいのにね

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「上尾物語」小津安二郎 監督作品 ('53)
この二人は「いい天気だな、ふたば」「いい天気だね、しんちゃん」だけを繰り返しながら日長一日過ごせそうな気がする。蛇足ですが元ネタはこちら。父と娘ですが。

みつどもえ179卵性 スピーチスター

ふたばとしんちゃん=ふたしん。両家の親公認の鉄板カップルふたしん。一つ屋根の下で抱き合いながら一夜を過ごしても何の進展もなかったふたしん。味はともかく長靴いっぱい食べたいのがふたしん。
今回は徹頭徹尾ふたしんです。ひとはもみつばも出てきますが、ストーリーの根幹には関わりません。話自体もシンプルで、潔い位のふたしん回です。悟りました。ふたしんは進展しないのではなく、既に完成の域に達していたのだと。

タイトル絵からして、しんちゃんのネクタイを嬉しそうに締めるふたばと、照れ照れのしんちゃんです。落ち着き払ったふたばの態度は二人の間の距離を全く感じさせません。スーツ姿のしんちゃんにも全く違和感なし。行ってきますのチュウをしてスタスタ仕事に出かけそう。やり過ぎじゃないかと思ってしまうくらいの夫婦ぶりです。

そして続く本編。冒頭から完全に二人きりの世界です。丸井家のこたつで団欒ですが、職場の話をする夫とそれを聞く奥さんにしか見えませんよ、’これは・・・。コタツに座る位置からして夫婦。ふたばの仕草もセリフも完全に人妻。「うふふ・・・」や「まぁ!!」という描き文字がますますその印象を強めてくれます。

ぱんつが出てきてようやくいつものみつどもえらしくなってきます。作文コンクール入賞者代表として、全校生徒の前でスピーチするしんちゃんがふたば相手の練習では緊張しない(!)ため、みっちゃんの動物柄ぱんつをならべて生徒に見立てて練習するという作戦。文字で書くと意味不明ですが、しんちゃん+ふたば+ぱんつ=ああ、いつものね、と思ってしまうのは、のりお先生の調教が
自分に行き届いてしまった証拠でしょうか。ここでみつばのぱんつが動員されたのは、動物プリントを人に見立てて、と言う理由なのですが、おがちんはネズミ、みつばはブタ、千葉氏はゴリラとその見立てがさすがにストレートなふたばさん。吉岡さん信者としては「あっ、これはゆきちゃんかな」が大変気になる所ですが、タヌキとかかな?宮下さんは間違いなくキリン。そして、ふたばのぱんつはどれかと尋ねられ、少しためらいながらお尻をしんちゃんに向けてスパッツを下ろそうとするふたばさん。距離が無いという前言撤回!!この微妙な羞じらいはいい。ふたばを表す動物は・・・思いつきませんね。この大量のぱんつに埋もれる展開は初期を思い出して懐かしい物があります。

二人だけの時間が終わり、まずはひとは乱入。敷き詰められたぱんつ相手にノリノリでスピーチをするしんちゃん。ぱんつはかけがえの無い宝!ああ、何度貼られても辛い変態のレッテル。ひとはも引きまくり。「引 引」という擬音がおかしすぎる。そして何とみっちゃんの装着済みぱんつの混入が発覚。臭いをかいで区別する、というきわどくも恐ろしいシチュエーション。その上ひとはのプレッシャーのかけ方もひどすぎます。みつばが怒って床が抜けるだの、大地がふるえるだの。ひとはのしんちゃんの苛め方には何となくふたしんへの冷やかしのニュアンスが。

この地獄を抜け出すためにしんちゃんがついたウソがさらにウソを呼んでみっちゃんまで呼んでしまうこの連鎖はのりお神ならでは。ひとは、、みつばの暗転したコマの繰り返しに笑わざるを得ません。みっちゃんにしばかれる時の効果音がズズズズなのがいいですね。ちゃんと大地がふるえています。変態ぱんつ男が自分のぱんつを持ってニオイについて熱弁を振るっていたら、制裁を加えるのは正当だとは思います。みつばの怒りは大地の怒りじゃ・・・。

そして翌朝、教室にて本番直前のしんちゃんとふたば。練習できなかった、と言いながらも怒っているわけではないしんちゃんと、それに対して済まなそうなふたばとがますます夫婦。ふたばの「みんながパンツになればいいのにね」に悟りを開いたかんじで「そうだな」と応じる所がしんちゃんのエライ所。器の大きさもなかなか!そして本番。完璧イケメンのくせにあがり性のしんちゃん。顔を真っ赤にしながら「もう少し、もう少し」と頑張っている所が可愛い。しかし、しょうがない隊(しんちゃん的には変態集団)のマスゲーム!はぱんつ装着のしんちゃん。「ありのままの自分」で頑張れ!ぱんつは友達、怖くない!!


最後のカットに野田校長が久しぶりに小さく再登場していました。矢部っちと生徒たちがトラブルにならなくなったので、随分とお久しぶりですが、忘れられていなかった様で何より。
#100305 1訂

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