
じゃぽんの皆さん、ぼんそわー!
今週のエアチャンピオンを読むのにもそろそろお疲れと推察いたします。私は心の隙間を埋めようと、amazon.co.ukで買ったフランス語版みつどもえ5・6巻を眺めている所です。残念ながらフランス語は読み書きできません。幸いネットで簡単に翻訳ができるので、何とかなるとタカをくくってご紹介いたしますが、私の怠惰と趣味から偏ったレポートになることをあらかじめお詫びいたします。アクサンターギュという母音の修飾が多いので入力が面倒なの・・・。
しかしみつどもえに目を付けるとはさすがはマンガ大国フランス。BDの国は伊達ではない!どの位人気があるのでしょうか。フランス語でsakurai norioをGoogle検索すると1300件ほどヒットしますが、残念ながら人気のほどを推測できそうなサイトには行き当たりませんでした。ちなみに英語版は出ていません。
<購入編>
仏語版の存在はtwitterで教えていただきました。amazon.co.ukでsakurai norioを検索すると出てきます。6巻がこの3月10日に出たばかりのようですね。£5.58は今のレートで約800円。購入時点では5,6巻と送料で合計£22.12、3304円でした。買い物自体は国は違えどいつものamazonですので、特に困る事はありませんでした。もちろん.frでも買えますが、フランス語の壁があるので.ukで買いました。注文から約2週間で到着。日本のamazon箱と少し違っているのが異国情緒でした。残念ながら日本のamazonでは扱っていないようです。
<判型・表紙編>
判型は日本のコミックスと同一です。ページの方向も同じ。収録されている話数も同じ。ちなみに縦書きの日本のマンガは右綴じですが、横書きの外国書は左綴じが普通。かつてAKIRAが翻訳された時も裏焼きにして左綴じで出版されていました。日本のマンガのスタイルそのままに、セリフだけ翻訳するようになったようです。日本マンガの浸透ぶりが伺えます。
表紙ですが、5巻を例にして見ていきます。
表紙のみつどもえのロゴは仏タイトルのLes Tripléesですが、雰囲気はちゃんと残っています。表紙イラストも同じで印刷による色調の違いがあるくらい。ただ、子細に見るとロゴのみつどもえ印が緑→オレンジへ、リボンがピンク→緑となり、リボン上のMITSUDOMOE SAKURAI NORIOの文字は無くなっています。
裏表紙は載っているパーツは同じですが、さっちゃんが大きくなってキョロキョロの漫符が消え、矢部っちと机の下のひとはが小さくなっています。面倒なので翻訳しませんが、字面とにらめっこしてみた所、書かれている内容も(多分)同じのようです。ただ、矢部っち(やべさとし)がYABÉ SATORUとなっている痛恨の翻訳ミスを発見。オーララ。単純ミスでしょうね。
5巻の宮ちゃんがひとはの下腹部をまさぐるみつどもえ川柳ですが、さすがにハードルが高いのか、「おせっかい 焼くほど増える 前科かな」という川柳部分は"Être ou ne pas être fan des Gatchi-rangers, là esta la question..."「ガチレンファンかそうでないか、それが問題だ」・・・ハムレットのTo be or not to be...ですね!これはこれでアリだと思いました。
<本編>
ここまで見ただけでも随分丁寧に翻訳してあるな、と言う印象ですが、本編も期待を裏切らないようです。
サブタイトルは必ず他の作品のパロディになっていますが、さすがにこれを訳すと余りに意味不明なのか、内容に即したと思われるタイトルになっています。5巻の79卵性「ゆきゆきて連合軍」は"POLLUEUR PAYEUR(汚染者と支払う者?)"、6巻98卵性の「ママと小学6年生」は"SAFARI SCOLAIRE(学校サファリ)"という感じです。仏語訳のタイトルが何かのパロディになっているかは、私の語学力では限界を超えますので不明です。~卵性も普通に"CHAPITRE~"になっています。
「名前は?」
ちなみに登場人物の名前は原作通りです。みつばがジョセフィーヌになっていたりはしません。ただ、ひとはが「三女さん」と呼ばれているシーンも全て「HITOHA」になっています。呼び方の違いによる微妙な距離感はさすがに手に余るようです。ただ、宮下さんがひとはに正しく呼んで貰えない所はきっちり再現されてます(110卵性の宮本さん、宮原さん)。宮下だよ!もばっちり。フランスでも不遇な宮下さん!
「擬音は?」
べれったさんにもリクエストを頂いた擬音ですが、大きなものは桜井先生の手書きのものにフランス語訳が添えられています。
一部削除されてフランス語のみになっているものもあります。主にスペースの問題かと思われますが、仏語の擬音は手書きではないようです。そして全宮下ファンが知りたかったはずの宮ちゃんのアイデンティティとも言える「そよっ」ですが・・・。コラーッ!!フランス人!!消して真っ白にするなあ!
確かに意味が伝わりにくいかもしれないけどおおお!!ちなみにひとはのむふぅは"Mfff..."です。近いかも。前述のAKIRAでは左綴じにしたため、擬音もすべて英語になっていましたが、右綴じだと擬音もそのまま生かせます。右綴じになった理由はこの点もあるのでしょう。
「あの名セリフは?」
分かっております。吉岡さんの「愛の形は人それぞれだよね」ですよね。私もそのためにわざわざ5・6巻を買ったくらいですから!あはぁあはぁ。これは"MOI, JE DIS : CHACUN SA FAÇON D' AIMER"となっています。・・・読み方が分からないのが残念。
そしてみっちゃんの「ふあっ ふぉいひっ」は"Slurp... C' est trop bon"、「この変態が!!」は"Espèce de grosse vicelarde!!"ですので日々の生活でお役立て下さい。
「手書き文字は?」
ノートや絵日記などの手書き文字はフランス語になっています。ちなみに巻末ののりお先生のPOSTSCRIPTも手書き風にちゃんと訳されています。
<総括>
愛情をもって丁寧に翻訳されているな!と感心しました。他にもロシア語版もあるそうですが、さすがに入手できておりません。世界に広がるみつどもえ紳士淑女の輪!興味を持たれた方はぜひamazonにGO!



