「新カップル?」
非常に珍しい組み合わせ。(眉毛を描き足したら吉岡さんなんだろwとかは禁止な!)しかしこの二人、ここまで噛み合わないとは。本編がちょっと寂しかったのでガチンコに噛み合ってみて頂きましたが・・・やはりナシかな。
みつどもえ192卵性 ふらっガール
以前にも書いた気がしますが、みつどもえ世界の中で天才的な能力を与えられているのはふたばだけです。絵画・運動能力どれを取っても人間離れしているレベルです。みつば、ひとははそれぞれに個性と能力がありますが、ふたばほどの輝きはありません。その代償か、ふたばは時々他人が全く視野に入らないのではないかという振る舞いをする事があります。かと思うとザリガニ釣りの時の様なお姉さんぶりを示す事もあって、単に初期の設定からの変化を超えて振幅が大きく感じられます。みつば・ひとはが人の輪の内側・外側から離れようとはしないのに対し、ふたばは草次郎パパに執着する以外、基本的に自由で、人の感情を気にしたり集団の中に自分の位置を作る事には無関心です。徹底的に主観的な世界に生きていると言えるかも知れません。時折その焦点が人に当たると、意外な位の繊細な心遣いを示しますが、目に入らない物は見ようともしない印象を持ちます。やはり天才なんでしょうか。凡人たる自分には判断の付かない所です。
反対に宮下さんは常に人の中にいるタイプです。常に人を見ていて、正しいと思う事をそのまま口に出して鬱陶しがられ、ひとはが寂しそうだと見るやちょっかいを出し続けて「生理的に受け付けない」とまで言われても、深く傷つくことなく関わり続けます。基本的に正義の人で友情にも篤いので、周囲も許している憎めないけどうざい人。今回はそんな二人の違いをくっきり浮き上がらせてくれる回でした。
宮下さんはよく寝る人です。成長期なのか、バスケの練習疲れか寝る人=宮下さんで大丈夫な位よく寝るようです。時計から見るに午前中の休憩時間、ぱかっと眼を醒ました宮下さん。休憩時間前からしっかり寝ていた様子です。いつもの面々はおらずふたばが一人。別に仲の悪くない二人ですが、宮下さんの「一緒に遊んでやるか」はちょっと見下している感じです。ふたばはふたばで「よしきた!」なので気にも留めていない感じ。既に噛み合わ無さの種が蒔かれています。お題は鬼ごっこ。スポーツの得意な二人の事、さぞかしハイレベルな戦いが始まるかと思いきや。
ふたばやる気ナシ。というか目に入る物全てに吸い寄せられていくちょっと不安になる位の集中力のなさ。完全に目の焦点が合った所にだけ意識が向いてしまっています。そしてそれをいちいちフォローして回る宮下さん。懐かしのメグちゃんの砂遊びに始まり、鉄棒で逆上がり、だるまさんが転んだと糸の切れた凧の様に漂うふたばと、それを追う宮下さん。律儀な宮下さんだから追い続けていますが、自分なら最初の砂遊びで見切りをつけてしまうレベル。最近受難の相の濃い宮下さんらしく、その都度自分にネガティブな何かを一つずつ残していってしまうという宮下ファンにはやや辛い展開です。何とか引き戻そうとしますが、ふたばの意識は完全にどっかに行っています。これは不安になるレベル。
ようやく古巣のチーム杉崎+みつ・ひとに遭遇した宮下さんが杉崎さんのイヤミをすっ飛ばして眼を潤ませて抱きつく気持ちも分かろうというもの。しかしふたばの中で鬼ごっこラインが再度繋がってしまい・・・という振り回され系理不尽エンド。最近こういうの多いな!!どうしても自分は宮下さんに感情を投影して読んでしまうのですが、ふたばスキーは違った見方をされている事でしょう。ツイッターでも結構今回は感想が分かれていて、その点も興味深い所です。しかし、杉ちゃんの「ご執心」発言はちょっと棘がありましたね。女の子グループも色々大変そうです。
鉄棒で逆上がりをしていた子はどう見ても欧米風な顔立ちでした。126話ぶりのメグちゃんといい、また低学年の皆さんが出てくるのでしょうか。そろそろ最後のコマで笑う宮下さんが見たいです先生!吉岡さんと一緒なら尚素晴らしいです!