
田渕へ
この手紙をもって僕のエロス師としての最後の仕事とする。
まず、僕の秘技失敗を解明するために、変態佐藤に分析をお願いしたい。
以下に、秘技についての愚見を述べる。
女子の恥態を覗き見る際、第一選択はあくまでスカートめくりであるという考えは今も変わらない。
しかしながら、現実には僕自身の場合がそうであるように、秘技を実行した時点で観察不能な例がしばしば見受けられる。
その場合には、乳房を含む身体接触が必要となるが、残念ながら、未だ満足のいく成果には至っていない。
これからのエロスの飛躍は、スカートめくり以外の秘技の発展にかかっている。
僕は、君がその一翼を担える数少ないエロス師であると信じている。
能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。
君には秘技の開発に挑んでもらいたい。
遠くない未来に、秘技失敗による女子の逆襲がこの世からなくなることを信じている。
ひいては、僕の秘技を分析・評価の後、君の秘技実践の一石として役立てて欲しい。
「パンツは生ける師なり」。
なお、自ら秘技の第一線にある者がパンツを目視すらできず、自らの未公開の頭髪を女子に強制的に観察される屈辱に塗れることを心より恥じる。
千葉 雄大
(以上「白い巨塔」財前五郎の遺書より)
千葉氏や田渕君には地べたを引きずられても微動だにしない「盛田さんの帽子」(シュガーレス)が必要だと思う。あと冬服はたとえ吉岡さんサイズでも攻略は無理なのではないか。
みつどもえ209卵性「けいしょう!」
190卵性では母・和美までも自らの手足として(和美ママが自発的に行ったとはいえ)クラスの女子に秘技を連発し、最後は自らの左手首を犠牲にしてまでエロスの道を究めようとした求道の人千葉雄大。
しかし、今回千葉氏はこれまでの自らの秘技を一度否定し、己のトレードマークを用いたシンプルな秘技に己のエロスを賭けることにします。名付けて「帽子のつばひっかけポロリ」。帽子のつばの先端を女子の服の胸元に引っ掛けて乳房の露出を図るという名前そのままの秘技。イメージ画像がまさか吉岡さん!?と思いましたが、眉が細いのでセーフです。しかし何を思ったか千葉氏が向かった先は大平原の小さな胸の杉崎さん。海抜0mを帽子のつばは虚しく通過するばかり。傍から見たら単なるお辞儀連発です。ターゲットの杉ちゃんも事態が飲み込めずにペコペコ千葉氏に当惑するばかり。久々の秘技に心踊らせていた田渕くんは千葉氏の(見た目の)卑屈さに失望を隠せません。しかし親友しんちゃんだけはその意図を完全に理解していました。相手を選べよとう冷静な指摘はまさにその通り。
さすがに自らの愚を悟った千葉氏は下方からスカートを捲り上げる作戦に変更。土下座スタイルにさらに憤る田渕くんに「まあ見てろよ」と諭すしんちゃん。今までのしんちゃんなら千葉氏を止めていた筈ですが、変態である自分を受け入れたのか朱に交わって赤く染まったか。まさに杉ちゃんのスカートにつばを差し入れて一気に持ち上げようとしたその瞬間、千葉氏の頭を蹂躙するみつば足。いつものように靴は脱いである親切さ。地べたに顔をなすりつけられた屈辱を一気に晴らす「秘技つばひっかけ」は帽子の向きがずれて不発。おまけに少年誌の絶対の約束である「技名絶叫」によりエロスな意図を察知されて逆襲される千葉氏。かつて力を振るって千葉氏からズボンを強奪したこともある宮下さんまで加わっては劣勢は免れません。



