Made in USSR bis

桜井のりお先生の「みつどもえ」(連載完結)および「ロロッロ!」(連載完結)について1話ごとに感想を述べております。

2011年10月

みつどもえXXX卵性 みつどもえは何を食べてきたか

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喧騒のグルメ

給食を食べる時はね 誰にも気兼ねせず 自由で なんというか 満ち足りてなきゃあダメなんだ。みんなで騒がしく豊かで……
どんなにお金を積んでそっくりに再現しても、もう二度と食べられない給食は究極のグルメかもしれませんね。

という訳で食欲の秋です。食欲を人生の原動力にしているキャラがヒロインを張っているみつどもえ、食べ物と無縁なはずもありません。そこで今回は作中に出てきた食べ物をひたすらピックアップすることにします。日に日に広がって行く心の空隙を埋める何かがみつかるかもしれません。

9巻
巻頭カラーみつどもえ ハロウィンパーティー:ワイングラスに入った赤い飲料(千葉氏)。
154卵性「太陽と地味な教室」
アイスキャンディー(ふたば)スイカバー(みっちゃん)
155卵性「姉は一級建築士」
アイスキャンディー(みっちゃん)スイカ(ひとは)
156卵性「サブウェイ1234」
給食のスープ状の何か(吉岡・宮下)
157卵性「妄想少女肉食系」
なし
158卵性「視界に一つだけの頭」
牛乳(ひとは)
159卵性「メビウストリッパー」
なし
160卵性「かもはし通信」
ペン(みっちゃん)ポッキー(みっちゃん)
161卵性「神様、もう一冊だけ」
コーヒー(あかりママ)夕食(佐藤家の4人)
162卵性「メイキャスパー」
ワイングラスに入った赤い飲料(吉岡・宮下)
163卵性「へーんしん!!~ひとはバーディーラッシュ」
なし
164卵性「俺の妹がこんなに可愛いのはなぜ」
なし
165卵性「クッキンアイドルアイ!マイ!見舞い」
チャーハン(みっちゃん)鯛まるごと・霜降り牛肉・マツタケ・トリュフ・ウニ(杉崎家冷蔵庫)
166卵性「情愛小説家」
赤ワイン(純次)無添加豆乳オレ(沙江子→みんな)
167卵性「ぽっかぽかーん」
牛乳(推定)(ひとは)
168卵性「ぼっこぼこ」
燗酒(やべっち淫夢)ビール(草次郎・やべっち)
169卵性「サンタが廻ってやってくる」
焼き芋(ふたば→しんちゃん)クリスマスパーティーのごちそう(杉崎家)
170卵性「アレキャン」
コーヒー?(チーム杉崎他)中華そば(杉ちゃん)
171卵性「銀盤カレイドズコー」
お茶(草次郎)
172卵性「神の三十路るセカイ」
お茶(三十路→沢田編集長)
SSS隊今昔物語
パン(しんちゃん→おがちん)
…9巻だけで力尽きました。一見して分かる様に、飲食物の出てこない回は非常に稀です。人は何かを口にしているのが自然だ、というのりお先生の思想を垣間見ることが出来ます。意外とみっちゃんが食べていない気がします。夏は自動的にアイスが装備されますが、それ以外の季節ではそれほどでもない様です。やはり異彩を放つのは165卵性の高級食材たちですね。麻里奈ママはウニとトリュフで何を作って子供に食べさせているのか。魂を共有するのに有効そうなのはみっちゃんのスイカバーか沙江子ママの豆乳オレくらいでしょうか。意外と特定が難しいものが多かったです。

みつどもえ みつどもえハロウィンパーティー卵性

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10月の終わりに透明人間化するとこうなる。
「透明人間の仮装」で杉ちゃん家のハロウィンパーティーに乗り込んだひとは。しかし透明人間に服を着るという贅沢は許されない訳で、10月の寒空の下ではかなり酷だったのではないかと推察します。透明人間になった方法ですが、多分宮下さんのヘアピンで「 マジカルピリカル透明人間になーれー」をやったんだと思います。さすが魔法少女。

先日日本よりみつどもえの9、10巻が届きました。まさか休載になるとは考えもせず、ブログもお休みするつもりだったので11巻しか持ってこなかったのですが、さすがにみつどもえ分の不足が深刻化したのでお願いして送ってもらったのでした。ちなみに両巻とも平成23年6月20日発行で9巻が13版、10巻が8版です。結構刷られてますね。

折良く9巻巻頭はハロウィンです。最近日本でもハロウィンが認知されてきましたが、ここ米国では8月の終わりからハロウィングッズが手芸店などに並び始め、今も道端にカボチャを並べて売っていたりスーパーもハロウィン一色でなんだか怖い位の気合の入り方です。

さて、杉崎家のハロウィンパーティーでのみっちゃんの初化粧をほろ苦くペーソスを込めて描いた162卵性ですが、連載時は折角のハロウィンパーティーの描写がややあっさりで残念に思っていました。しかしそこはのりお先生、単行本の巻頭カラーでがっちり補って下さいました。まずは何と言っても小悪魔杉ちゃん。162卵性ではよく分からなかったスカート周りの透け具合もばっちり分かってまことに痴女です。この様なけしからん服が市販されているとは思えないのでオーダーメイドに違いない。ふたばも本編では伝わりにくかった可愛さが存分に発揮されています。そして空気を読んでか男装の吸血鬼で決めてきた宮下さんが、本当は可愛いコスチュームにしたかった所に、露出の多い魔女っ子服を恥ずかしがって隠れる吉岡さんのコンビネーション。カーテン代わりにするならもっと宮ちゃんのマントにくるまるなどして欲しかった!!

艶かしいのは千葉氏のミイラ女ですが、体のシルエットが完全に女性です。声も女性のようですし。和美ママが入っていた、というのも可能性が大変に高いような。サンタ回でも女性姿を披露した千葉氏ですが、あの時はやはり男一匹感がありありとあったので…謎です。

巻頭カラーと本編の時系列は、パーティーが始まってからみっちゃんが登場するまででしょうね。ちなみに翌日の学校のシーンで黒板の日付が12月1日になっちゃっているのに今気づきました。11月1日であろうかと思います。今年も杉ちゃんの謀略渦巻くパーティーが着々と準備されていることを信じつつ。

みつどもえXXX卵性 宮ちゃんがうちに来た

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朝チュン!?
みつどもえで朝チュンと言えばスズメの化け物ですが、モヤモヤとしながら宮下さんの事を考えていたらこんな絵になりました。
一体これはどんなシチュエーションなのでしょうか。保健室で二人きりで朝を迎えるとか私にはさっぱり訳が分かりません。

さて意味不明なタイトルですが、「ついに(やはり)頭が沸いたか」「宮ちゃんは俺の嫁」等の感想を持たれた方もいらしたかもしれません。私事で恐縮ですが、実は何と昨晩宮下さんが不肖私の夢に畏れかしこくも降臨なされたのでした。夢の中の宮下さんは床にねそべっていて、私は宮下さんに覗かれないように庇いながらiPadの写真を必死でスクロールしていたのと、何故か宮下さんから「野球やってたんだけど腰を痛めて辞めちゃった☆」みたいな発言がありました。他にもあった筈ですが、覚えているのはこれだけで何だか淡々とした雰囲気でした。君はバスケだろというツッコミは夢の中で浮かばず、目が覚めた後、せめて下の名前を聞いておけばよかったとの後悔がよぎりましたが、夢で会えたのはやはり嬉しかったですね。宮下さんの髪がやたら鮮やかだったのと色が白いなあと思いましたが、せっかくの立体の宮下さんをあまり覚えていなくてこれも残念。実は今回が二回目だったりするのですが、吉岡さんは不思議と出て来ません。なぜだ。

宮下さんと言えば髪型も独特です。時々髪を下ろしますが、びっくりする程豊富な髪の毛の量です(6巻巻末など)。ヘアピンを外すと宮下さんだと認識されない件は以前にも取り上げましたが、単に髪型の変化に幻惑されているだけなんじゃないかと思うくらいです。吉岡さんやひとはは時折髪の結び方を変えて出て来ますが、宮下さんだけは頑固に髪型を変えません。その事で宮下さんのスポーツ好きや女子力不足を印象付けているのだと思いますが、せっかくなのでポニーテールや三つ編みなどで「誰!?」になって怒る宮下さんが見たいものです。女子力の鍛錬を兼ねて宮ちゃん着せ替えゴッコ回があったら大変に愉快だと思うのですが、227卵性では雨に降られてみっちゃんの服を着ていたものの、高身長ゆえ他の女子の服が着れないのが残念です。

あとはオレンジ色の髪で特徴的な色素の薄さですよね。昔宮下さん外国人説を唱えた気がしますが、下の名前があちらの名前だから出て来ないのか。今や日本語や外国の名前すら飛び超えたナントカネームが浸透しつつあるのに対して、みつどもえの登場キャラの名前は比較的おとなしめですね。杉ちゃん弟の龍太のクラスメイトのメグちゃんがちょっと変わっていますが、あれもカタカナで素直に読ませるなら普通ですよね。

このような感じで連載の再開を祈る毎日です。


みつどもえXXX卵性 さっちゃんの生存戦略

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さっちゃんの降霊術
よりによって林檎なあの人が降りて来てしまったさっちゃん。むしろそのままクパチーノの本社に乗り込んで行って貰って構わないと思います。

みつどもえとは関係の薄い話ではありますが、先日Appleのスティーブ・ジョブス氏が亡くなりました。自分はコンピューターはMacしか使った事がなく、現にこの文章もiPad2で書いている純粋培養系Appleユーザーです。Macを使い始めた時はジョブス復帰前の業績が急降下中の時で、他社(信じられないことにSONYの名前も上がっていました)による買収の可能性が取り沙汰されていた時期でした。そこに報酬年1ドルで帰って来た暫定CEOのジョブスが起こした奇跡はこの10年を本当に心踊るものにしてくれました。同じ奇跡が停滞中の日本にも起こるよう祈りたいと思います。

さて、さっちゃんです。この時代、将来安泰な人など日本に誰もいない訳ですが、6年3組の中でとりわけ不安を覚えるのはさっちゃんです。片付き先が容易に想像できる三つ子とチーム杉崎はともかく、さっちゃんの未来は大変見通しづらいものがあります。現在クラスで致命的に孤立しないで済んでいるのはここが6年3組であるからで、時間が進み進学などし始めると完全に一人だけになってしまうのではないか。さっちゃんがさっちゃんでいながら進める道はないものか、などと考えたりする訳です。

一番考えやすいのは祈祷・占いの世界かなと思います。さっちゃんの方向性と合っていますし、既に知識も豊富。モチベーションも高いので各分野の技術も高いレベルで習得できそうです。ただ、不安に思うのは顧客が望む結果とは正反対の事を常に言ってしまいそうな所。占いに全く興味がない自分が言うのも何ですが、占いは顧客が聞きたいと思っている事を占い師の口から言ってあげる商売だろうと思うので…ともあれ自分だけでやって行けそうなのでさっちゃん向きだとは思います。

美貌とスタイルを活かして芸能の世界はどうか。一口に芸能と言っても幅広いのであれですが、厳しい人間関係の中、利用されるだけ利用されて捨てられてしまいそうでさっちゃん向きではないのかも。転落の方向に行きそうなのでちょっとさっちゃんには難しそうです。人を疑わないさっちゃんには良い事が起こらなそうな方向です。

学術・研究方面ではどうか。分野によってはあまり人付き合い無しにやって行けそうです。ただそういう分野は人の需要も少なそうなので目指すのは難しいかも。さっちゃんはまず霊ありきで先入観の塊のような人なのでアレですが、人には無い発想ができそうなのでうまくハマれば悪くない気もします。文系の世界だとトンデモになりそうですが、純粋な数字の世界に生きられるのならあるいは化けるかも。

作家としてはどうか。全てのものに霊を見出す特異な発想力が活かせるのはむしろ創作の分野かもしれません。さっちゃんの書くノンフィクションは一般読者には幻想小説として読まれるのでは。コアな読者を獲得して細く長く生きられるかもしれません。

色々思いつくままに考えて見ると、とにかく一人で出来そうな職業を思い浮かべようとしてしまいますので、その方向がさっちゃん向きかなと思うのですがどうでしょう。個人的には諸星大二郎の『妖怪ハンター』稗田礼二郎先生のような人生を歩むといいんじゃないかと思ったりして。でも稗田先生本人は意外に常識人なのでちょっと違うかも。

さっちゃんみたいにちょっぴりアレだけど憎めない人が伸び伸びと生きられる社会は素晴らしいと思います。
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