
「ええっと・・・じゃあ眉毛がちょっと濃くて胸が人より少しだけ大きい人!!」
第一話なので丸井三姉妹と矢部っちだけにスポットが当たっていましたが、現時点での6年3組での「なんでもバスケット」を見てみたいものです。描いてはみたものの、宮ちゃんはこんな事は言わないでしょうね。言うなら「あたしの親友!」とかかな、やっぱり。言われたら吉岡さんもスルーしないと思います。
みつどもえを単行本で一巻から読み始めた人がきっと通るであろう道は、2巻3巻と読み進めて行くうちに好きなキャラが出来て、また最初から読み直した時、全く気に留めていなかった初期からそのキャラが出て来ている事に気付いて驚愕、というものではないでしょうか。丸井三姉妹または矢部っちだけに興味がある、という人は別にしてですが。私もご多聞に漏れず驚きのあまり各キャラの初出リストを作ってしまった口です。後日2chみつどもえスレの過去ログを、今は無くなってしまったあるBlogで読み進めて行くうちに、他の人もそうである事を知って大いに納得したものでした。
短期の集中連載で始まったみつどもえ。長期の連載が約束されたわけでもなく、開始時にどの位の展望を持って描き進められたのか知る術はありませんが、主要なキャラが最初の試行錯誤のカオスの中で既に形を持っていた事に強烈に嬉しくなったものです。
さて、その記念すべき1卵性はまさにカオスそのものの「なんでもバスケット」から始まります。その円形の椅子の配置とランダムなキャラの動きは原始太陽系の形成過程を想起させます。その中心にある三つの原始太陽は丸井三姉妹であり、矢部っちは外宇宙から飛来してその軌道に捕捉された天体とでも言うべきものです。6年3組という太陽系の中で形を取りはじめたチリの群れがクラスメイト。そしてその中でいち早く形を獲得したのが何と宮下さんなのでした。そのヘアピンと特徴的な髪型で一目で認識される宮下さん。ただ後日発揮されるその濃いキャラの萌芽はまだなく、黙って伏し目がちに座っているだけです。よく見ると髪を二つ結びにした類宮下さんとでも言うべきキャラもいますが、これは宮下さんに吸収されてしまったものと考えられます。一卵性ではっきり分かるレギュラーキャラは他にはまだ出て来ないのも興味深い所です。
その後、3卵性でしんちゃんと千葉氏が形を取り、相変わらず宮下さんはモブの中に登場はし続けますが、チーム杉崎やさっちゃんなどのレギュラー陣が一気に形成されるには7卵性まで待たねばなりません。この間は矢部っちと栗山っちを主軸に据えようとしたが無理だった、というのりお先生の解説にあるとおり、方向性の模索の期間だったのでしょう。


