Made in USSR bis

桜井のりお先生の「みつどもえ」(連載完結)および「ロロッロ!」(連載完結)について1話ごとに感想を述べております。

2012年11月

みつどもえXXX卵性 みつどもえゼロ発屋列伝

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住職さんと同行二人(職務質問)

一郎太はサクッと取り逃がしてしまいそう。

以前、「みつどもえ一発屋列伝」と称して、名前もあってストーリーに絡むのにその後の登場機会に恵まれない単発キャラを列挙してその再登場を祈念する記事を書きました。ざっと探しただけでも結構多くの一発屋達がいて、みつどもえ世界で継続して登場し続ける事の難しさを再認識させられるものでした。

これら単発キャラは一度は誌面に登場して演じる事が出来たのですが、中にはその存在について何度も言及されつつも一度も描かれた事の無いという「ゼロ発屋」とでもいうべきさらに希薄な存在があります。みつごの母やおがちんの両親のように、いるはずなのに一度も触れられない存在が究極ではありますが、言及されない以上想像の糸口すらないので今回は置いておきます。

1)住職さん
お盆に備えて墓地キャンプ中の松岡さんのドラム缶風呂にカメラをセットしていた素敵な住職さんがまず筆頭でしょうか。その後もガチレンの写真を見ては「赤は憎しみの色だって住職さんが言ってた」とか杉ちゃん捏造の心霊写真を鑑定して貰おうとするなど、松岡さんと浅からぬ因縁がありそうな住職さん。キャンプ地に墓地を提供していたのも下心があっての事でしょうか。

2)杉ちゃんのパパ
杉崎家の富の源である杉ちゃんのパパ。市長と仲良しだったり色々羽振りが良さそうです。アメリカに長期滞在したりして、麻里奈ママを寂しがらせている悪いパパ。話題に上る時はたいてい海外にいる時なので家を空ける事の方が多そうな印象です。杉ちゃんや龍太から麻里奈ママ成分を引き算すると顔の印象が描けそうですが、どうでしょうか。

3)伊藤さんの弟
6-3最強にして最凶の存在である伊藤さんには弟がいるのです。ひとはが念願のガチレンショー写真を焼き払われた時に「弟が」のセリフがありました。そしてそれ以来触れられる事はありません。姉の赤裸々な姿を毎日見ている訳で、人間不信とか色々大丈夫なのか心配になりますね。意外と弟煩悩なのかもしれませんが。

4)宮下さんの両親
宮下家はガチレン話の日曜朝の宮下さんと一緒に少しだけ描かれていました。その存在が確定的になったのは夏休みの旅行で両親と日帰りで江ノ島に行く、という宮下さんのセリフが最初で最後です。忙しそうな印象ですが、これ以上は情報が乏しくてどうしようもありません。節分の時に「庶民」発言があったので、もの凄くリッチと言う事はなさそうです。

以上が記憶にあるゼロ発屋達です。 ひょっとしたら参観日にこっそり描いてあったりするのかもしれませんが、それは今後の登場次第と言う事になりますね。

【スマイルプリキュア】今週の家宝の掛け軸れいかさん(とスパイクシューズなおさん)【第40話】

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太陽と北風では太陽の方に分があります・・・ね・・・

旅人なおさんのコートを脱がせる(意味深)のは、太陽燦々vs降り積もる清き心のどっちだ!!

熱かったですねあかねさん回。そしてついに始まってしまった最終シークエンス。ジョーカーさんが予想を超えた禍々しさ全開でご登場と相成りました。どうやら第一次ピエーロ様復活時の組み合わせでプリキュア単体の戦いが続くようです。れいかさんが今まで以上に外道化したジョーカーさんの「髪を舐める」以上の変態行為に晒されないか今から心配です。

今回後半のあかねさんの戦いに持って行かれた感がありますが、5人のシーンも良かったですね。宝物がそれぞれ非常にらしいところとか、イケメン英人の手紙でキャーキャーしちゃう所とか。青木家の家宝の掛け軸に何と書かれているかは火を見るよりも明らかですが、青木家の皆様もことあるごとに「道」なんでしょうか。そうでしょうね。

気に掛かるのはウルフルンさんの行く末です。「昔の姿」みたいな意味ありげなジョーカーさんのセリフもありました。今回3幹部にはどうしても救いがたいメンツはいないので、きっとみんな最後は落ち着く所に落ち着いてくれると信じたい所ですが、予定調和を超えた展開が待っているのかも。

しかしそろそろ終わりが見えてきたなんて辛すぎますね。次回作の影もちらつき始めた今日この頃。

みつどもえ238卵性 恥じらい!!/おっぱい出たよー!!

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お化けなんていないさ♫ お化けなんてうそさ♪

今回の全裸お化けさんはたいそう可愛らしくて良かったです。のりお先生の描く肉付きの良いちょっと大人な女性キャラってなんでこんなに心揺さぶられるのでしょうか。あとトイレに座ったふたばさんが「宮崎駿監督の描いた魔女宅の初期ポスター案」を彷彿とさせてくれましたが、このコマにはのりお先生の得意とする「脱げたぱんつ」が描かれていないのも注目に値するのではないでしょうか。恐らく普通に描き忘れだと思いますが。

別冊に移籍してからカラー+二本立てが続くみつどもえですが、この二本は表と裏になっている非常に楽しく読める構成になっていて、月一回のみつどもえタイムをより深く味わえる工夫が凝らされています。237卵性ははさっちゃんの退院祝賀お化け屋敷でしたが、そこにいなかったふたばの消息が238卵性では語られます。

みつどもえ作中の最強生命体であるふたばですが、靴とお化けが大の苦手です。さっちゃんの怪談を心底怖がってくれる唯一の貴重な人材なのですが、とにかく破壊力抜群なため今までも人体模型の理科太郎君が破砕される憂き目にあっていたり、自らのドッペルゲンガーと間違われた吉岡さんが間一髪助かったりしています。そんなふたばがお化け屋敷と化した教室に黙って座っていられるはずも無く、布団の中でひたすら震えて時が過ぎるのを待つ朝8時半頃(推定)。草次郎パパも出勤の時間を迎えていますが、娘を放って出かける訳にもいきません。さすが父、娘の心理は掌を読むように分かっています。体育を餌に娘を登校させる事に成功しますが、不幸な事にこれは嘘。ふたばに恐怖の時間が牙を剥くのです。

玄関ドアをぶち破り(草次郎パパはこの後どうしたんだろう)、街を寝間着のまま疾走して登校したふたばは校庭にたむろするクラスメート達を発見して駆け寄りますが、みっちゃんと思って声をかけたその人物は!髪型と背格好を除いては似ても似つかない赤の他人!そしてわらわらと寄ってくる5年3組の生徒達。きれいな千葉氏である「柏」君にひとはを裏返しにした「一橋」さん、そしてその陰で怯えるつぶらな瞳の宮下さんもどきとワイルドな目つきの吉岡さんノイド。鼻をほじるしんちゃんのような何か。これはまるで熱にうなされた時に見る悪夢。ふたばが泣きわめくのも仕方がありませんが、乱入されて「変になった」呼ばわりされる5-3の面々にはいい迷惑です。

ようやく落ち着いたふたばですが、暴露トークで晒される数々のエピソードに赤面。杉ちゃんに鳥頭呼ばわりされても反論の余地がありません。天才「少女」霊媒師ひとはを使って何とかしようとするみっちゃんに「美」を付けた方が語呂がいいというひとは。美少女としての自負!はともかく、頼まれるとイヤな顔をしながらも着手してくれる義理堅いひとはさん。

まずひとはは
ふたばに、幽霊が全裸である事を霊魂と物質の相互作用の不可能性から説いていきます。確かに単なる物質である死装束を実体を持たない霊魂が身にまとえるというのは合理的とは言いがたい。すると全裸の女性であるお化けの、定番である手を前に垂らしたポーズは何を意味するのか。ちょうど乳首の位置にあるその手は最近の少年誌では出せない部分を隠しているのではないのか。・・・確かにこれは説得力がある。そして現代日本でも幽霊がデフォルトで黒髪長髪なのはなぜか。これも乳首を隠すためではないか。おっぱい道を究めんと日々鍛錬しているふたばはひとはの思惑通り乗ってきます。

続けてみつばが語るお化けと全裸。お化けは脱ぐ!なぜならお化けは不可視の透明人間であるから! だから脱ぐ!だから裸族!!という論理展開はひとはの物質と霊魂からはやや残念かつ外れており、ひとはに加えてふたばにまで否定された挙げ句、杉ちゃんに痴女呼ばわりされながら公開撮影という辱めを受ける結果に。でもこういう時の得意満面なみっちゃんは可愛いと思います。

ダメ押しに逆さに現れた幽霊は逆さになった乳房の形状観察に好適というレクチャーまで受けて、すっかり克服した気分のふたばさん。その教育の真価が試される丑三つ時の尿意タイム。尿意と恐怖のせめぎ合いを、お化けが全裸かつ丸見えである事を宣言する事で何とか恐怖に打ち克ち、トイレで用を足したふたば。しかし、お守り代わりでもあったおっぱい枕(パパからのクリスマスプレゼントでしたね)が仇をなすまさかの展開。結局全裸な幽霊の実在を刻み込んで終わったのでした。

さて次号は12月。毎年恒例のクリスマス回が来るか否か。極限まで達した龍太のサンタクロース不信の行方は!?目が離せませんね。次回もカラーが予告されていて楽しみ!

【スマイルプリキュア】今週のれいか王子様と齧歯類なおさん【第39話】

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れいかはみゆきちゃんと結婚してればいいよ!

なおさんとあかねさんはネズミ→馬→ネズミと、シンデレラをやる以上仕方ないとはいえ少しかわいそうな役回りだったかもしれません。大広間狭しと踊るれいかさんとなおさんも見たかったです。とは言えなおさんとあかねさんはぴったり息が合ってましたね。ぐぬぬ。

前回のこどもキュア回も非常に非常に楽しかったのですが、今回は本筋に絡めつつ(多分)シンデレラの世界を縦横に堪能させてくれる、まるで映画版の変奏曲というべき力作回でした。世界中のシンデレラの絵本と繋がる「はじまりのシンデレラ」をバッドエンドから守るという、ひょっとしたらスマイルプリキュアのストーリーの祖型になりそうなスタイル。と、言いながらあとそんなに回数が残っていないんですよね。あとネットで「ヤッターマン」と言われていたのですが、確かにそうかも。となるとこのスタイルで行かなかったのも残念ながら納得です。

みゆきさんがシンデレラなのは今絶賛上映中の映画もそうでしたが、残り4人と3幹部もシンデレラの世界に詰め込まれるので、むしろ今回の方がコンパクトで「絵本の世界」的には密度が高かったかもしれません。やよいさんのミノムシも良かったのですが、何を置いてもれいか王子様には敵わないでしょう。青基調の王子服に身を包み、「道」の額の掛かった大広間で舞踏会の参加者を待ち受けるれいか王子の凛々しさよ。3幹部に追われる所も愛らしすぎました。ダンスのお誘いや求婚まで何をさせても完璧なれいかさん。今回みゆきさんとやよいさんを一気に落としてしまってどうするんだ・・・。

しかし何よりみゆきさんのど根性シンデレラが良かった。カボチャの馬車を破壊されれば裸足で駆け出し、れいか王子様とキャッキャウフフと踊り倒し、一人プリンセスフォームでがっちり決める。みゆきさんが頑張ってると応援しちゃいますな。どうしてもリーダー格は輪郭がぼやける事が多い気がしますが、みゆきさんはくっきりすっきり清々しい頑張り屋さんで頼もしい限りです。

さて、残り話数を考えると全員分の単独プリンセスフォームは難しそうな気がして残念です。れいかさんの猛々しい髪型をバンクでは無くもっと見たかった。そしてそろそろジョーカーさんの不在が重くのしかかってきました。一気にシリアスな展開になるのかどうか。本編が明るく楽しければ楽しい程、闇が濃くなりそうで心臓に悪いこの頃のスマイルプリキュアです。 

【スマイルプリキュア】今週の幼れいかさんと幼なおさん【第38話】

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幼い日の約束

使い古されたパターンかもしれませんが、せっかく子供になったんだからここはうっかりと将来の約束とかしてみてはどうでしょうか。ずっとずっとまってるから!みたいな感じでお願いします。

恐るべき回となりました。すまいるぷりきゅあ!としか言い様の無い今回。コドモニナールね、マジョリーナさんの発明ねハイハイ・・・などと高をくくっていたら、あっという間にとんでもないものを盗んで行かれました。私の心です。

何がいいって、姿形だけではなくて精神まで子供になってしまうなんて反則過ぎます。電車ごっこで95%陥落しましたね。ドングリ拾ったり葉っぱを拾ったり。おまけにうるふるんくんとあかおーにくんと遊んじゃったり。全部良かったので一々挙げていてはキリがありません。単純に等身が下がったのでは無くて、本当に子供になってしまっている事が圧倒的な説得力をもって描写されます。

驚嘆したのが変身シーン。まさかのこどもバージョン。これが微に入り細に入り完璧にかわいいのでもはや為す術がありません。これはスピンオフ作品を作って毎週披露して頂かないと気が済まないレベルです。必殺技まで全員分あるなんて。この恐るべきサービス精神と完成度。

モトニモドールを浴びて戻ったところでまるで魔法が解けてしまった様に感じたのは自分だけでは無いだろうと思います。でも最後の湯上がりなおさんと鬼ごっこでこれで良かったんだと思わせてくれるこの心憎い演出。

と思ったら来週はまさかのれいか王子様。OPの影はれいかさんだったとは・・・。祝祭は続きます。
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