もし吉岡さんが「白酒」を飲んでしまったら
きっとパパ由来のダンディ遺伝子が発現して、グラスを片手に宮下さんの腰に手をやって抱き寄せながら愛の言葉をささやき始めるに違いないと思います。執筆につまってワインを飲んでいる純次パパと紗江子ママの日常も多分きっとそんな感じでは無いでしょうか。吉岡さんは大人になったら結構飲めそう。
2月も終わりです。常に季節感と共にあるみつどもえですが、3月に入ってすぐの女の子イベントであるひな祭りは意外にもこれまで一回のみ。7巻131卵性の「もももも吐息」がそれです。1年前にも似たような事を当ブログで書いていた気もしますが、なかなか具体的なアクションに乏しいイベントでもあります。
ここで麻里奈ママが「甘酒」と「白酒」を取り違えることで話が進みますが、麹で米を糖化させただけの甘くてアルコール分の無い「甘酒」に対し、「白酒」は「みりんや焼酎などに蒸したもち米や米こうじを仕込み、1ヶ月程度熟成させたもろみを、軽くすりつぶして造った酒のことをいいます。昔からひな祭りなどで供えられ、白く濁り粘りと甘みがあり、アルコール分は9%前後(農水省サイトより)」との事で、ビールどころでは無いアルコール度数です。麻里奈ママが大慌てしたのも無理の無い事なのでした。
ひな祭りを祝うとして、父子家庭の丸井家では色々行き届かなそうだし、吉岡家では紗江子ママが謎のオーガニック食品を出してきそうだし純次パパのガードで妙な雰囲気になりそうだし、宮ちゃんは家の事情そのものが謎だし、やはり杉崎家でするのが一番良さそうです。麻里奈ママもお酒が好きだけどそんなに強くないのがキャラ的に実にぴったり来ています。甘酒と白酒を間違って出してしまった時の振る舞いも非常に常識的で、根はしっかりしたお母さんな所がいいのです。重症のみっちゃんマニアだとしてもです。
扉のカラー絵では麻里奈ママがちらし寿司を振る舞ったりしていて、いいですね桃の節句。給食で菱形のゼリーが出たのは覚えています。
7巻は読み返してみると、結構いい話だらけでつい読みふけってしまいますね。木曜の相談とか木曜の相談とか。