
御執筆風景想像之圖
『子供学級』単行本の自画像から想像するに、西日の射し込む放課後の誰もいない教室で一心不乱にペンをふるっていらっしゃっているはず。そうに違いない。のりお先生は今でも頭にリボンのブレザー姿なのです。
今月の別冊チャンピオンには、本編に加えてみつどもえ読者にうれしいページがありました。特別企画「あの先生に聞け!」にのりお先生が登場なさったのです。単行本に本名生年月日果ては体力測定の結果までだだ漏れ的に情報が載っていた子供学級時代とは対照的に、日々のツイートとチャンピオン巻末のコメント程度しかのりお先生についての情報源がなくなっていたのでこういう企画は大歓迎です。
これ系のインタビュー記事は、みつどもえが始まってからだと2010年5月30日付けの埼玉新聞のコーナー「サイタマニア」にアニメ化を前にしたまとまったインタビューが載って以来でしょうか。最近はTwitterでも質問に答えて下さる事があるので、中学時代に漫画家を意識したきっかけになった漫画家にもなった友達が『紅心王子』の桑原 草太先生である事を先生本人が明かされたりしています。
今回の記事で「やっぱり」だったのはのりお先生に一番近いのはひとはだと語られている事。「消去法で」と答えていらっしゃいますが、みつごを足し合わせるとのりお先生になるとして、その中の最も大きいパーツがひとはなのではないかと勝手に想像しています。一番内面がディープに描かれているのがひとはですしね。写真が怖いのは「写真映り」の事でしょうか。公式なのりお先生写真が無い以上謎のまま残るコメントではあります。
その他アイドルのミュージックビデオ鑑賞が涅槃のアイドルに繋がりそうとか、怪談ラジオを聴きながら仕事をなさっているのがお泊まり会でのひとはの怪談トークに発展したのか?など、作中のモチーフや発想の原点が想像できそうな答えが散見されるのも面白いところです。作画は1話4日との事ですが、アシスタントもいないとの事ですのですごく速いと思われます。漫画の連載の過酷さを思わずにはいられません。
嫌いな食べ物は「タマネギ」だそうですが、みつどもえ作中ではよく食べるキャラはいても嫌いな食べ物があるキャラはいないのが興味深いところ。みつどもえキャラ達はやり過ぎることはあっても、(初期のひとはを除いて)一貫してネガティブにはならず前向きなので、この辺は意識的に描いていらっしゃるのだと想像しています。読者である私たちを幸せな気持ちにさせる漫画を目指していらっしゃるとの事ですしね。確かに幸せになっています。間違いない。
欲を言えばもう少しページがあればとは思いますが、のりお先生情報は貴重なので楽しく読めました。来月はカラー二本立てとの事でこれも楽しみです。


