Made in USSR bis

桜井のりお先生の「みつどもえ」(連載完結)および「ロロッロ!」(連載完結)について1話ごとに感想を述べております。

2016年06月

みつどもえ323卵性 小生が敵を皆殺しにしたおかげだねっ/賢い小生

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雨の日

長靴とかカッパとか、こういう時は丸井姉妹も小学生だなとしみじみ思います。良きかな良きかな。

梅雨です。鬱陶しいと言いながらも、この時期に雨が降らないと色々大変な事になります。上尾市にもやはり雨は降り注ぎます。緒方家での惨劇を洗い流すかのように・・・。

そんな梅雨空の下、出かけようとするみっちゃんですが、当然のように長靴を履こうとしております。みっちゃんぐらいだと長靴を恥ずかしがりそうな気もするのですが、やはり小学生はこうでなくてはいけませんね。履き古した自分の長靴に見切りを付けてふたばの長靴を履こうとするみっちゃんですが、ふたばの長靴は未だに未使用新品状態で光り輝いております。何せ靴は履かないのがふたば流。しかし、買ってもらった長靴には意外なまでの執着を見せるふたば。頑として譲りません。みっちゃんの長靴に蟻んこが入っているというのはいつ発見したのかは、靴と無縁なふたば的にはちょっと不思議。

部屋の中で長靴を履いて踊るふたば。今回のふたばは退行フェーズのようです。そんなふたばに未来の旦那様からお電話。ゲームのクリア画面からすると戦争物のFPSっぽいですね。エロには厳しくても戦争物には寛容な佐藤家の基準は良く分かりません。割とレーティングも高めなのでは・・・。しんちゃんもゲームの趣味が渋いですね。ふたばもFPSのような反射神経ものは強そうではあります。

感動のエンディングを見るため家を飛び出すふたば。丸井家→佐藤家はふたばの全力疾走で5秒だそうですが、実際の距離は不明です。みっちゃんが金魚を見に毎日通える距離なのでそこそこ近そう。しかし、靴に拘束されたふたばにはその距離すら遠すぎます。お尻をプリプリさせて迷うふたばがとにかくあざとい!そこまでして宮下さんから3位の座を奪い返したいのでしょうか。 

逆立ちも側転もいつもの力でできないふたばが選んだのは、高所からの遠心力を利用したスイングバイ航法。しかし、大事な長靴もすっぽ抜けるという残念な事態となります。とっさに電柱を蹴って長靴を救出かつ佐藤家へのショートカットを実現させたのはさすが。何気に側転の際にひとはをdisってみせるあたり、意外に腹黒モードなふたばではあります。

ここまで苦労してたどり着いたTV前では、まさのぶ義父が無情のゴルフ観戦。ゲームは別系統で繋がっているでしょうから、入力を切り替えればゲームのEDを見れたと思うのですが、どうなんでしょう。前半が詩織様と緒形家の闇だった分、牧歌的な後半でした。 

みつどもえ322卵性 フフ・・・命の水よ/なんだか・・・悪い夢を見てた気がする

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詩織様 in おがちん Style

 至善にして美の極致たる詩織様がおがちん服にお着替えになったというこの事実。
おがちんとの身長差を考えると少し丈が足りないのはやむを得ない仕儀にございます。

 詩織様=悪魔!?タイトルからしておかしい今回。間違いなくみつどもえ最凶のお話の一つに数えられるでしょう。あの詩織様を徹底的に翻弄して絶望の底に沈めた緒方家こそ、みつどもえ界で最も恐ろしい場所であることが白日の下に晒されました。一郎太の闇の深さはグラフェンとかそういうレベルではありません。白昼にぽっかり開いた黒い穴。そんな恐怖すら覚える今回。

 冒頭から相変わらずすっ飛ばすおがちん。しんちゃんの椅子の滑り止めを杯に見立てて水を飲むという、地上でこんな事を思いつく人がいるのかという行為に耽っております。水素水H14O・・・コミックスに収録されている頃には忘れられていそうな水素水ですが、「佐藤くんのイ水素水」という狂気のフレーズは永遠に記憶されることでしょう。その水をせっせとPETボトルに汲むおがちんに「腐らせないようにね」と一見常識的なアドバイスをする加藤さんですが、SSS隊的価値観からすると佐藤くんのイ水素水で増殖した細菌は佐藤くん由来=よいものなので、腐敗ではなくむしろ発酵や醸造になるのかもしれません。

 佐藤くんのイ水素水=命の水=佐藤くんの・・・!?突き詰めていけば将来あり得ない話ではありませんが、そこはそれ。「少年」誌にあってはならない展開ですが、詩織様の中にあっては想定内であることは明らか。おがちんの常人を越えた発想力は、詩織様の中に疑念を呼び起こします。常識の彼岸にいるおがちんは、想像を超えた佐藤くん物件を隠し持っているのではないかという・・・。加藤さんの擁護は至極まっとうではありますが、親友である加藤さんですらおがちん家に入ったことがないという事から疑念は確信に変わります。悲劇の歯車が回転する音すら聞こえるこの展開。

 地獄の釜に飛び込むとも知らずに直ちに行動に移す詩織様。まずは一郎太のSuicaカードを掏り取る下準備から。警官にスリを働くこの大胆さに加え、腐敗から体を守るためのビニールを手に装着する周到ぶり。このあと訪問してカードをおがちんに届けさせ、無人の家を捜索するという作戦、完璧に思えます。

 このために焼いておいたアップルパイを持ってしれっと訪問する詩織様。なるべく家に上げたくないおがちんを説得しますが、出た!弟。詩織様には弟がいるのです。何という闇の深い姉を持った弟であることか。いつかきっと登場してくれると思いますが、その時は詩織様の浄化回になりそうな気がします。電話に乗じて何事も無かったかのように机の上にSuicaを置く詩織様。読み通りのタイミング。この後おがちんは一郎太のSuicaを持って家を空ける・・・筈がなぜかおがちんの写真をリクエストする一郎太に驚く詩織様。この時すでに地獄行きのジェットコースターはまっしぐらに下降を始めていたのでした。

 とりあえず意図した状況を作り出せたことに満足しながら家捜しを開始する詩織様ですが、ふすまの先に広がっていたのは現実の極北とも言うべき悪夢の部屋でした。このコマを見た瞬間、みつどもえ世界が一気に荒涼としたものに置き換わってしまった気がします。壁を埋め尽くす一郎太の似顔絵のコピー、おがちん絵の抱き枕、靴下の山。吊されたおがちんのジャンスカからはシェービングクリームの匂い。繰り返し再生されるおがちんの声、箱の中の髪の毛、髪の毛を粗雑に植え付けられたクマのぬいぐるみ。おがちんはこの狂気の縁で生きている事も知らされてしまう我々読者。これでおがちんにまともさを求めるのは不条理と言うべきでしょう。

 恐怖の粘液に全身を覆われた詩織様にとどめの一撃。予想すらしていなかった一郎太の帰還です。その理由は一郎太なりの辻褄は合っているように見えて、その内実はもはや全く理解出来ない理由と行動と意味も無くさわやかな笑顔。もはや限界に近づいた詩織様の手を無造作に握る一郎太。普段であれば機敏な反応も出来たでしょうが、もはや為す術も無し。これまた理解不能な「腐る」という現象を起こして倒れ込む詩織様。しかしこの気絶は詩織様にとっては、この奇怪な空間から逃れる最後の道だったかもしれません。このシークエンスは
みつどもえがホラーとしてのポテンシャルを持つことを遺憾なく示していると思います。本当に怖い。

 悪夢から覚めた詩織様の目に映ったのはいつものおがちん。恐怖の時間は去ったのです。人並み外れた謀略と行動力を持つ詩織様をして、これほどの恐怖の沼に突き落とした一郎太の姿はもうありません。安堵も束の間、体を覆うシェービングクリームの匂い立つおがちんジャンスカに気付いた詩織様。間違いなく一生もののトラウマを刻印された詩織様の今後はいかに。これからおがちんと今まで同様に付き合えるのか。いかにSSS隊とは言え、この経験を飲み込んでいつも通りの笑顔を作れるのか。

 今回をきっかけに詩織様の浄化への長く苦しい道が始まったのでしょうか。そしてSSS隊の業の深さはやはりおがちんが最深淵を極めていた事も分かりました。正直おがちんには何事も無く成長して欲しいと祈るばかりです。

みつどもえ17巻 これで予習だよっ!/さっキビキビ歩け

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「三女さん何か見えた?」「今までの人生が早送りされたよ・・・」「すごーい!走馬灯だねっ!」

個人的に17巻描き下ろしで一番輝いていたのは、三女さんの隙をついて崖からダイブするさっちゃんの躍動感とはじける笑顔でした。しかしさっちゃんと三女さんの体重差と落下の勢いを考えると、三女さんが崖の上で無事でいられたはずも無く・・・。二人で岸に這い上がり、服を乾かしたりしていたのではないでしょうか。夏だからすぐ乾くし、さっちゃんもテント一式を持ってきてたので何とかなったとは思います。どんな目にあってもさっちゃんを見捨てない三女さん。

待望のみつどもえ17巻が発売されました。Kindle等の電子版は発売日の午前0時にはダウンロードが始まりましたので、実質的に全国のタイムラグが無くなった事になります。自分のような遠隔地の住人的には電子版で本文を楽しんだ後、ゆっくりと川柳や裏表紙を楽しむというスタイルになります。電子版は大きく表示されて印刷も綺麗ですが、やはり紙の本にも良さがあると実感。

表紙のみつごは浴衣で湯上がり。みっちゃんの牛乳とひとはの丹前、ふたばは頭をぶんぶんさせて髪を乾かしているところ?丹前を着ているところを見ると、家族旅行で温泉に泊まっているのように思えます。みっちゃんのノースリーブ浴衣から見える腋が・・・腋が・・・!この惜しげの無さがみっちゃん。

川柳はみっちゃんと大いなる海の相似性を謳い上げるスケール感大きなもの。海は母。つまりみっちゃんも母。生命は海の水から生まれたことを考えると、みっちゃんの汗もみつどもえ全ての生命を育むゆりかごという事なのです。

扉絵はあかりママ。お腹の周りの感じから、しんちゃんに弟or妹が!?と思ってしまったのは秘密です。まさのぶめ・・・エロ厳禁な良妻賢母に何てことを・・・!次巻は紗江子ママでしょうか。

巻頭カラーおまんがはズバリ「アバンチュール準備中」。主に杉ちゃんが準備していますが、一部を除いて意外なまでにナイスバディである事に驚きました。さすが麻里奈ママの娘。三女さんの着用想像図のストンとした体型との落差に、かえって貧乳であることの杉ちゃんの悲しみが実感されます。あとは胸!胸だけあれば・・・という心の叫び。値段を聞いた吉岡さん+宮下さんの「そんなに面積小さいのに!?」「銀座の土地かよ!!」というダブルツッコミがリアリティ。三女さんも5万円であのサイズのダイヤはない事をよく知らないというあたり、意外な盲点があって微笑ましい。丸井家の生活に宝石は無関係ですしね。せっかくのエロコメ展開も、すでにみんな見飽きてしまっているみつどもえ世界。

そしてまさかの吉岡さん相かん図Ver.2.0!5巻巻末のVer.1.0に較べて登場人物大幅増!仔細に見ると三女さんと矢部っちの間の矢印が反転したりしておりますが、全部が全部ナシとは言えないところが微妙な相かん図。これを見ると吉岡さんの世界も広がったんだなと感じます。明白に存在している関係には矢印がないのは相変わらず。

海回は巻頭に加えて後日談もある充実ぶりでのりお先生の意気込みが窺われます。17巻ではこのコントが今回一番楽しかったかもしれません。ひたすら縄をつけて飛び込もうとするさっちゃんを阻止し続ける三女さん。そこで話題をずらして縄を持たせるように仕向けてついにダイブ成功!なわけですが、さっちゃんの話の持って行き方が三女さんの思考パターンを知り尽くした感じなのが松ひと的においしいところ。まんまと乗せられた三女さんと笑顔全開のさっちゃんだけで満たされます。

人気投票の描き下ろし。ひとはのみんなの個人情報云々はのりお先生の気持ちそのままなんでしょうね。実際の票数と投票人数はさすがに公開されませんでした。みつごの一角を崩した宮下さんも見切れつつしっかり登場。

そして先日フィナーレを迎えたほぼ週刊。みつごは昔はそっくりだったという衝撃の事実。少なくとも6歳時点ではそっくりとは既に言いがたいような・・・。

POST SCRIPTは今までのひわい路線を捨てて、じゅんじぃ先生のマネージャーとして忙しく働く紗江子ママ。大人の女性の色気で勝負といったところです。じゅんじぃ先生の椅子が腰に優しそうなメッシュバックだったり、のりお先生の日々の作家としての戦いが現れております。場面もまさに〆切りギリギリな感じですが、ひたすら黙考するじゅんじぃ先生と何とか〆切りを延ばそうと苦戦する紗江子ママ。ナマコちゃんヒットの舞台裏を垣間見せてもらった貴重なショットでした。

裏表紙は
千葉氏としんちゃんに挟まれて何となく不憫なポジションにいる田渕くんがまさかの抜擢。しかも思い人は詩織様という・・・。彼には是非強く生きて意中の人を射止めて頂きたいものです。

単行本を読むとすぐ次が楽しみになるみつどもえ。18巻はまた半年後でしょうか。まずは別冊チャンピオンと、チャンピオンでの新連載を楽しみにしたいと思います。 

ほぼ週刊みつどもえVol.100 時の移ろい残酷すぎ

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ほぼ週刊みつどもえが終わってしまった事に衝撃を受ける緊縛状態でスタンバイしていた峰さん(10巻175卵性)とお味噌汁を用意して待っていた峰ちゃん(6つ・想像図)

峰さんのほぼ週刊登場を心待ちにしていたのでここでの終幕は無念すぎます。いつかきっと再開されるという希望は捨てないでおこう・・・。何はともあれお疲れ様でした。

2年の長きに渡って繰り広げられてきたほぼ週刊みつどもえがついにグランドフィナーレを迎えました。それぞれの回の後日談や別視点を補完してくれる素晴らしい企画だったので、正直終わってしまった事にがっくり来ております。「ほぼ週刊」というタイトルながら、休んだり遅れる事のない完璧週刊みつどもえでした。本編とは違った力の抜けたざっくりとした描線も魅力でした。各巻の収録話数から考えるとあと5巻程度に分けて単行本に収められるのだと思います。終了と同時に今夏の週刊チャンピオンで新しい集中連載が始まることが告知されました。新連載の登場キャラと思われるかわいい女の子2人のラフ画も載っていますので楽しみに待ちたいと思います。

Vol.100
これまで3回続いてきた6歳シリーズ。6歳のみつごとイケメン時代のパパが写った思い出の写真。4人が写ったこの写真、セルフタイマーで撮ったのか、それとも・・・。とにかく5年経って同じ構図で撮ってみた写真。みんなが大きくなっているのはいいとして、パパがやや身長的に縮んでしまったように見えるのはひとはの体重のせい? わずか5年でここまで体重を増やしたパパですが、日々力がコントロールできなくなっていくふたばのためとは言え、これはこれで大変だったのでは。

「家族の絆は変わらない・・・(ドヤァ」というパパの台詞は、その裏側にある6歳からの5年間を思うと、意外と重い一言なのかもしれません。そして6歳の時のみつごの幸せそうな顔。特にひとは!また本編でこんな顔をしたひとはを見る日が来ることを・・・祈ってやみません。配置を昔の写真に合わせて撮り直した1枚も、これはこれで良い思い出になるでしょう。しかし、いかにみっちゃんとは言え、パパの体格で支えられないものでしょうか。意外とデスクワークなのかな。

ほぼ週刊の最後を飾るのにふさわしい、みつどもえらしい話となりました。できれば他のメンバーの6歳シリーズも見たかったのですが、きっといつか読めると信じます。今は本編と始まる週刊の連載を楽しみにしたいと思います。 
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