Made in USSR bis

桜井のりお先生の「みつどもえ」(連載完結)および「ロロッロ!」(連載完結)について1話ごとに感想を述べております。

2017年01月

みつどもえXXX卵性 みつどもえと雪

170129blog

大ゆきちゃんのひみつ

日本海側を中心にもういを振るっている大ゆきちゃんですが、こう考える事で何とか耐えられるレベルに!ビバ擬人化!ありがとうのりお先生!

数年ぶりの大雪となった日本海側某県よりお見舞い申し上げます。ちっとも積もらなかった太平洋側の皆様は乾燥と紫外線でゆっくりとしかし確実にお肌のツヤとハリを失っていくといいよ・・・

そんなこんなでみつどもえの雪ですが、ざっと見た限りそんなに多くはありません。例年そこまで雪が降る土地ではありませんし、何より冬はクリスマスにお正月にバレンタインとイベントが目白押し。とはいえ、雪の回は強烈な印象を残す良回揃いです。といっても2話ですが・・・

1)5巻79卵性「ゆきゆきて連合軍」
千葉氏の刻んだ雪上黄色ネームが引き起こす悲喜劇。千葉氏の「だまれ雌ども!!」の力強さは初期みつどもえの勢いそのものでした。SSS隊が千葉雪を浴びて倒れ伏したのも「腐る」設定のリアリズムを高める結果となりました。また、しんちゃん尿だったら逆に昇天していたと考えると、SSS隊の体って一体何なんだろうと考えざるをえません。宮下さんの「リトマス試験紙かよ」も的確なツッコミでした。そしてふたばの超音速氷塊投げ。ふたばが明確な敵意を他人に向けた割と珍しいケースです。

2)12巻218卵性「ダウジングヒーロー」
杉ちゃんの純白の15万円サイフが引き起こす純喜劇。79卵性では杉ちゃんは5万円のコートを着ていたので色々グレードアップしておりますね。真冬には活動の場を失いがちなさっちゃんが、白い吐息を霊と間違えて採取したりダウジングしたりと大活躍。自分も純白の校庭に横たわりさっちゃんの純ぱ・・・取り乱しましたが何でもありません。

241卵性のカラー扉絵で、イグルーの中でチョコフォンデュをやっているのも雪景色と言えなくはありません。

のりお先生のTwitterでは2014年に
2月8日の大ゆきちゃん

2月14日の大ゆきちゃん
そして11月に降雪のあった2016年は
11月24日の猛烈なゆきちゃん
となっており、やはり関東平野に雪が降らないと吉岡さんが召喚されないという結果になっております。関東の人達にもやはり雪は分かち合っていただきたい・・・切に願います。
 

みつどもえ336卵性 顔しか見てないのか・・・・・・/あんたには言われたくないやつよそれ

170120blog

息子は母に似て娘は父に似る・・・

のは小さいうちで、長じるに従って同性の親に似てくるケースが多いのではないかと思います。今の所まさのぶ風味しか感じないエリツィンですが、実は眼鏡を外すとあかりママゆずりのハイライトの無い大きい瞳だったりする
古典的少女漫画展開であったとしてもそれはそれで。反対にしんちゃんがまさのぶパパに似たらどうなるかですが、今の所いじれるのは髪の毛位かな?まあふたばとくっつくのは既定路線でしょうから、今後どう変化しても問題無いのがしんちゃんの強みですね。

のっけから優等生の仮面をかなぐり捨ててケダモノになって姉にのしかかる佐藤信也(11)ですが、それには理由があったのです。事もあろうに姉に父に似てきたと言われるこの屈辱・・・しかもそれなら仕方無いという母あかり。しかし待って欲しい。佐藤家を支えるまさのぶパパは一体何をしたというのか・・・若干お調子者ながら息子の同級生のためにオカマまで演じる熱い心の持ち主だというのに。世の父親は憤然と決起すべきでしょう。

腕を広げて自分を受け入れてくれる父の横をすり抜けて、娘は夜の街へ飛び出します。しかし、上尾で行けるのは公園くらいなもの。一人ベンチに黙然と佇むエリツィンの元に現れたのは、弟のストーカー緒方愛梨。SSS隊でエリツィンことマゾメ氏の正体を知らないのはもうおがちんだけですが、そんなおがちんだからこそ構えず接してくれるのです。図らずも弟・兄への愚痴大会となるのですが、おがちんの兄・一郎太のコレクション蒐集の一端を垣間見て、その危険性を察知するエリツィンはさすが少女剣士です。おがちんに「口ごたえして!」とまで言われる一郎太ですが、彼の場合は弁護の余地がないので仕方ありません。

そんな兄を持つ苦労人だからか、姉に手を上げる佐藤家の弟に正義の怒りを燃やすおがちん。本来正義漢なのです。ストーカーの自覚が無いだけで・・・そしておがちんの想像の中のしんちゃんから漂う勇次郎感がいい。さりげなくランドセルを腕に引っかけているところも微笑ましいポイントです。乞われるままに顔を隠した写真を見せるマゾメ氏ですが、おがちんと見ていたしんちゃんの写真と同じ服の写真を見せてしまって動揺します。しかし、発覚したのはおがちんはしんちゃんの顔しか見てないという事実。これが詩織様ならこうは行かなかったでしょう。安堵したものの割り切れないものを感じているマゾメ氏。

折悪しく通りかかったのは将来の義妹であるふたばと三女さん。なんやかんやで丸井家におがちん同伴で向かう事に。そう言えばおがちんがしんちゃんと入浴しようとして草次郎パパと遭遇したのも丸井家でした。みっちゃんの証言によってますますおぞましさの度合いを深めていくおがちんの中のマゾメ氏弟。そこにしんちゃんからの謝罪の電話が掛かってきます。怒りに燃えるおがちんは電話を奪い取ってしんちゃんを思い切り罵倒。それでもちゃんと自己紹介してから話し始めるあたり、根っこはしっかりしているのですよね。意外な人物からの意外な物言いでしたが、とっさにおがちんの「嫌い」 を録音して証拠化しようとするしんちゃん。しかし肝心な「嫌い」は撮れずに「変態」呼ばわりされてEND。あれだけ苦しめられてきた「変態集団」のリーダーに逆に変態呼ばわりされたショックは大きかったのでしょうか。この時点でしんちゃんはおがちんが自分と知って話していると思っていたわけですよね。おがちんの「嫌い」が録音できていたら、それを後日突きつけられたSSS隊は崩壊していた可能性があったと思うと、しんちゃんには残念でした。

そしてマゾメ氏の帰宅。謝るべき弟しんちゃんはショックで真っ白。なぜかあかりママに謝らせられるはまさのぶ父。ここで怒らず謝っちゃうところがいい人の証ではあります。これからも理不尽な思いをしそうなまさのぶ父ですが、持ち前のちゃらんぽらんさで乗り切って頂きたいと切に願うのみです。

みつどもえ335卵性 出したっス〜〜〜!!/下半身パンいちの女児が出てきたら勘当よ

170112blog

てってれーからの流れるようなご挨拶

矢部ひと派にとってはご両親へのお披露目という大事なイベントとして暖かい目で見守っていたはずのパンいち女児の大出現シーン。箱の中とは言え、空気穴から両親と矢部っちとの会話も漏れ聞こえていたはずなので、状況を分かった上での決意のてってれーだったという解釈も成り立つかなと。「すっごく大切なもので僕の命なんだよ」も聞こえていた可能性大ですし。この後どうなったかの想像は人それぞれだよねっ!!

今月号からついに電子書籍版と紙の雑誌の発売日が揃いました。日本全国津々浦々、そして海の彼方の海外であっても発売日の0時には別冊少年チャンピオンが読める時代が到来したのです。しかも今ならkindle版でまさかの99円(1/26までだそうで)。紙の雑誌では悩まされた印刷潰れの全くない美麗な画面で細部までクッキリ。あとはアンケートにだけ答えさせていただければ完璧です。
懸賞なんていらないので電子版のみのアンケートでいいので今後是非ご検討をお願いしたいものです。

連載開始から2016年12月号までずっと続いてきたタイトル画が2017年1月号では無くなっていました。今号でもやはり無し。単純な1コマ目というよりは、その回の要素を説明しつつ背景まできっちり描き込んだ写実的な大ゴマを1コマ目に持ってきている感じ?とは言え何となくアニメのオープニングをすっ飛ばしていきなり本編が始まっているようなせわしなさがあります。2月4話続いたという事はしばらくこのスタイルで行くのでしょうね。

さて、腕まくりのジャージで段ボールを運んでいる矢部っち。何と!1巻13卵性からこれまで数々のドラマを生んできた矢部っちのアパートからついに引っ越しだというではありませんか。316卵性で判明した浴室での惨劇。しかも自殺ではなく他殺だというひとはからの追い打ち。ひとはにとって第2の我が家だったはずの矢部っち部屋を自分の手で葬ってしまった事になります。そんなひとはには引っ越しを内緒にしようとしている矢部っち。別人が入居した後で、ひとはが合い鍵で部屋に入ってしまったらどうするつもりだったのかと問い詰めたい。もっとも秘密にしようとした気持ちも大いに分かります。

そんな矢部っちのささやかな抵抗など軽く粉砕してしまう勢いで、既に段ボールの中に潜んでいるひとは。いかに身軽なひとはとは言え、持ち上げたら底が抜けてしまいそうではあります。ちゃんと乗ってあげるふたばとみっちゃん。ついでにワンピースもひん剥くふたば。パンいちカーディガンのみのひとはをそのまま梱包してしまうみっちゃん。段ボールの中で窒息しそうになるひとは。あくまでも潜入を重視してモールス信号で必死に訴えるあたりの肝の座り方がさすがひとは。ふたばもちゃんとモールス信号を復号できちゃうあたり、覚醒ふたばのポテンシャルは高いと言わざるを得ません。三徳包丁を突き立てていた時も、研ぎ澄まされた感覚で中のひとはの位置を感じ取っていたのかも・・・。

地味に衝撃だったのは矢部っちがちゃんと車の運転が出来る事。そういえば矢部っちがどこの教育学部に通っていたのかは謎ですが、埼玉県内だと国立なら
上尾からもそう遠くないさいたま市にある埼玉大学に教育学部があります。学生時代に免許を取ったんでしょうが、あまり乗る機会もなさそうな。軽トラはレンタルでしょうか。着いた先は落ち着いた感じの一軒家。表札は「矢部」、まさかの実家です。アパートは教員になって着任後そんなに経っていないはずの13卵性で既にだいぶ所帯じみていたので、4月に引っ越した感じとは思えません。学生時代から住んでいたのでしょうか?母親があっという間にやって来たり、みっちゃんが近かったという位ですから実家もおそらく市内なはずで、どういう経緯で一人暮らしに至ったのかちょっと知りたくはあります。

出迎えたのは登場2回目の矢部母。289卵性で三女さんがご挨拶し損ねてからお久しぶりの登場です。とりあえずひとはを目に付かぬよう救出しなければならないふたばとみっちゃん。幸い息子の幼稚な趣味を快く思わない矢部母の冷たい視線の援護もあってフィギュア箱の奪取に成功した二人。しかし、その箱に詰まっていたのは真性のフィギュア達。その頃矢部っちは理解のない親に自分の趣味をアツく説いていたわけですが、そんな幼い息子の箱から飛び出してきたのはパンいち女児すなわちひとは。この予想外の展開に、生身の人間で安堵したのか修羅場と化したのか。社会性のありそうなご両親なので多分後者だったとは思いますが。

今後ひとはは矢部っち宅にどう接近していくのか。今後の矢部ひと派には見逃せない展開でしょう。個人的にはひとははさっちゃんと仲良くして欲しいので・・・この二人がちょっと遠くなってしまってもまあ別にいいかなっ☆

 

2017 新年あけましておめでとうございます

170103blog

新年早々永遠に結ばれてしまった2人(別ショット)

334卵性の1コマ目ですが、納得いくまで撮り直したと思うんです。これは離れすぎていて没になった1枚という設定。実際見ないで描いて確認したら、現物の方がもっとくっつき合っていたというこの奇跡。2017年は吉宮イヤーで世界も平和。

新年あけましておめでとうございます。
2016年は何と言っても、新連載「ロロッロ」がビッグイベントでした。のりお先生の新境地を開く快作だったと思います。2017年初頭はまだ読み切り等の情報は聞こえて来ませんが、今はおそらく2月の18巻に向けて全力を注いでおられるのでしょう。

ほぼ週刊が終わり、ロロッロも小休止となった2017年ですが、みつどもえにはどんな展開が待っているのでしょうか。読者的に大ニュースなのは、2017年からついに別冊チャンピオンの電子版が紙媒体と同時に配信になる事。個人的には電子版の鮮明さと捨てなくて良い保存性の高さが有り難いので、素晴らしい事だと思います。配達が遅れる地域の人にとっても福音でしょう。あとはアンケートがちゃんと出せる事を願うのみですね。

じゃんぴーさんとの合同サークル「眉毛の形は人ぞれぞれだよねっ」では今夏、みつどもえの「毎回は出てこられない人達」をテーマに活動を予定しています。モブキャラの魅力がみつどもえの魅力でもあるので、バラエティに富んだ何かが生まれるのを楽しみにしつつ準備を始めております。こちらのブログでも時折リンクを張りながらやっていきますので、ご興味のある方は覗いてやって頂ければと思います。

2017年もどうかよろしくお願いいたします。 
記事検索
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ