Made in USSR bis

桜井のりお先生の「みつどもえ」(連載完結)および「ロロッロ!」(連載完結)について1話ごとに感想を述べております。

2017年02月

みつどもえ338卵性 殺された時点で可哀想だよ/YES

170226blog_

ニチアサ毎のシアワセ

毎週日曜日朝、矢部っちの実家へ通うさっちゃんと三女さん。この二人の自転車二人乗りタイムを想像して愛でたいと思います。良きかな良きかな。

 さっちゃんが大島てるを検索した事で起こってしまった電撃的な矢部っちの引っ越し。さっちゃんにとっては単なる霊スポットでしかありませんが、矢部先生と三女さんの清い交際を望む一部のみつどもえ読者に大いなる不安を巻き起こしてしまいました。そんな事も露知らず、ガムテープで封印された旧矢部っち部屋のポストに興奮するさっちゃん。これで女性の怨念が封印できるなら、三女さん的にはそれでも良かったのかもしれませんが・・・あくまで「霊」にしか用の無いさっちゃんと、ガチレングッズと言いながら本当は矢部っちの存在が必要な三女さん。この二つの要求をマッチングさせるには・・・そう!矢部っちに霊が憑いた事にすればいいのです。相変わらずの小手先三女イズムで、絶対今後矢部っちにさっちゃんが不規則接近するでしょうが、大体こういう場合は矢部っちが立場を失って終わるのでまあよいのです。

 さっちゃんという暴れ馬を放ってその隙に実家への侵入を企てる三女さん。
いかに温和そうな矢部っちの両親と言えども、合鍵を作って侵入して発見された時のリスクは相当なものだと思いますが・・・。既にパンいち姿を大胆に披露してしまった家になおも侵入を企てる三女さんの矢部っちへの愛の強さにおののきます。あの後どうやって脱出したのか、矢部っちがどうなったのかは結局語られず仕舞いで我々の想像に任されてしまいました。そんなひとはを上回るさっちゃんの超行動力。正々堂々ピンポンを押しての正面突破、しかも完全にメソッドが怪しい宗教の人。そんなさっちゃんを家に上げてしまう矢部っちのご母堂ですが、特殊詐欺なんかの被害者にならない事を祈るばかりです。息子もアテにならなさそうですし。

 そんな小学生霊能者を前に、一度も矢部っちに彼女が出来ない事を相談するご母堂。そんな悩みでこんな怪しい人を家に上げてはならないはず。そして彼女ができないのは
間違いなくひとはという存在がのせいであると思うのです。そんな中、無自覚なひとはの「残念ながら・・・」がいい味を出しています。矢部っちの部屋への侵入経路を確保したい三女さんは、さっちゃんに入れ知恵してニチアサ毎の浄霊儀式を要求します。これもなぜかあっさり通ってしまう矢部家のガバガバぶり。この親にして息子ありと言うべきか。とりあえずこれで矢部っちとの親公認のニチアサタイムも確保です。実家にまで上がり込まれてはもう矢部っちの逃げ場はありませんね。

 さて、儀式を抜け出して矢部っちの部屋へ。さすがに実家ではエロ本や弁当ガラが散乱する事はなく、なんだか子供部屋がそのまま大きくなったような部屋で、子供の頃から使っていたとおぼしき学習机が実にいい感じ。そんな部屋で明らかにリラックスしている三女さん。もう矢部っちの部屋がないと生きていけない体に・・・

 さて、といった感じで椅子のクッションの下にチョコを仕込む三女さんですが、これ絶対お尻で潰すでしょ。表の一文字だけの署名から見ると、三つ子+チーム杉崎のいつもの面々で作ったようです。地味にバレンタイン回でもあったのですね。何だかんだで愛されている矢部っちでもあります。

 矢部母には悪霊が見えなくなって、次回以降の浄霊儀式が不要になりかけましたが、無事に再度出現した三女さんを見てしまって儀式続行となった矢部家。むしろ悪霊としてフリーパスになってしまった三女さんですが、果たしてこのまま矢部っち部屋ライフが続けられるのか。まだまだ予断を許さない矢部ひとでした。

 
地味に矢部家の犬が可愛いですね。さっちゃんが祈祷しても吠えつかないとか、ほぼ番犬としての役割はゼロとしか言いようがありませんが、矢部家の犬なら仕方が無いのかも。 

みつどもえ第337卵性 やっぱり・・・体液ねっ/うん異常ナシ!!陰性だよっ

170218blog

ネオおがちんとその親戚の子

もう今後おがちんはこの太まゆげ太まつげのままで出てきて欲しいと思いました。この子ならどんなドン引き変態ストーカー行為をしんちゃんに仕掛けても許せる気がします。まゆげって素晴らしい。

 さあ、皆様におかれましてはごく自然にウキウキハッピーなバレンタインをお過ごしなされた事と推察存じ奉ります。バレンタイン回がみつどもえにある限り、バレンタインデーは清く美しく尊い存在である事は、もはや議論の余地すらありません。今年もめでたくバレンタイン回、しかもしんちゃんが謎の太眉少女の眉毛にたぶらかされてチョコを口にするという椿事が発生したのでございます。眉毛に抗えないのは人の性とは言え、これは一体いかなる事態でありましょうか。

 バレンタインを寿ぎましたるセンターカラーはお菓子の国のみつご達。3人3様かわいいのですが、チョコの滝で荒行をするふたばさんが何気に凄い。普通これだけ溶けたチョコなら相当熱そうですが、心頭滅却すればの精神でチョコまみれになる事無く弾き返し続けています。頭のチョンマゲの作用であろうと思われます。気を抜いた瞬間全身ガッチリチョコでコートされて呼吸も出来なくなりそうで怖い。ひとはもビスケットが転覆した瞬間熱いチョコの池に沈んでしまうのでこの怯えた表情もやむなし。みっちゃんは安全地帯でイチゴを頬張りさすがヒロインの貫禄。一見かわいい世界ですが、チョコの持つ潜在的な泥沼性を・・・というのはチョコに縁の乏しい僻みでしょうか。

 昨年は海江田先生に生け捕りにされそうになりながらも、しんちゃんのウィスキーボンボン好きは収まらない様子。あえて最も危険なメンツの前でわざとらしく独り言を言うほどの惑溺ぶり。彼とて危険は承知の筈ですが・・・。コンビニの棚のウィスキーボンボンにいっせいに伸ばされる3本の手。その場にいなかった筈のおがちんもおそらく偶然に遭遇したのでした。やるき満々で注射器を取り出し、訝しげな2人に何も言わずにウィスキーボンボンから抜くおがちん。ウイスキーを抜き終わってから体の一部を詰め込む設計図を誇らしげに示すおがちんの表情が可愛い。慌ててしんちゃん情報を伝えようとする加藤さんを鋭く制止する詩織様。ぬけがけ厳禁のSSS隊ですが、詩織様はあくまでも冷徹に目的を追求するスタイルです。加藤さんはこの2人の間で板挟みですが、詩織様も加藤さんをやはり必要としているのが不思議。

  当然のように髪の毛を切って詰めようとするおがちんですが、さすがに学習能力のある加藤さんは自分たちの失敗を分析していました。しかし我が道を行く事しかできないおがちんが、体の一部を諦める事も無い事も理解しています。さてどうするか。とにかく阻止にかかる加藤さんですが、おがちんの髪の毛を奪って自分のベッドに捨てたところ、おがちんに目ざとく発見されます。これを加藤さんの抜け毛と思って労るおがちんの意外な優しさ。おがちんの孤独な魂を救えるのは加藤さんだけと信じる自分にはご褒美なコマです。なおも諦めないおがちんをもう全力で阻止する加藤さん。髪を切らせず眉毛を切らせず睫毛も切らせない。ところでおがちんの「体毛は髪の毛だけじゃないし!!」からその意味が眉毛と分かって赤面する加藤さん、これは看過できませんね。
おがちんがどうなっているかは日常的にブロックしながら観察しているはずなのですが、ここは加藤さんってそうなんだ・・・ふーん・・・と考える事にします。

 毛髪的なルートを遮られたおがちんが次に向かうのは液体成分。加藤さんの「愛情」が無惨にかき消されたのが悲しいですが、おがちんでは仕方がありません。直ちにダッシュして採取に向かうおがちんと阻止する手立てを探す加藤さん。おがちんのホカァな液体は・・・まあ普通に考えれば尿ですよね。ここでその色調が割と似ている事を利用した加藤さんのすり替えが成功します。メガネ加藤さんの可愛さ。おがちんも警官の妹としてこういう事は好きな様子。

 無事に抜かれたウイスキーが元の場所に戻ったところで失意の詩織様が帰還します。想像するにしんちゃんのウィスキーボンボン好きが全女子に広がってしまって一帯のお店で枯渇してしまったのではないでしょうか。そこで詩織様がおがちんの体液を発見。これを抜いたウィスキーだと信じて疑わない詩織様はこれを掴んでダッシュで帰宅。製作の過程で臭いその他で気付くのではと思いますが、恋する乙女は盲目らしいので・・・。試食とかしたら気付くでしょうね。

 翌日、加藤さん情報により太眉美少女に変身したおがちんは無事に目的を達成。とにかくこのおがちんが可愛い事。眉毛の太さは七難隠すとよく言われますがまさにこの事でしょう。ニューヒロイン誕生の瞬間です。そして体の一部入りチョコの反復攻撃によって鍛えられたしんちゃんセンサーは、このボンボンを無事に通過させ、おがちんの体液の入っていないチョコは無事にしんちゃんの体内へ。新しいおがちんを作り出した加藤さんこそ今回のMVPと言っても過言ではないでしょう。ありがとう加藤さん。

【緊急企画】 読もう!ガタガール!

170213blog

干潟警察 汐ちゃん

モクズガニをモズクガニと言ってしまうのは干潟あるあるだ思いますが・・・ハサミの毛はモズクっぽいと言えばそう見えますしね。でもれっきとした和名を間違えるのは許されませんよね。汐ちゃんが似ていないのは許して下さい。

月刊少年シリウスで絶賛連載中の干潟マンガ「ガタガール」をあなたはご存じでしょうか。おそらく日本、いや世界で唯一の干潟の生物を題材にしたマンガです。中学校の生物部を舞台に、干潟の生き物を巡るアレコレ、飼育から標本作製、料理、果てはイノシシなどの野生生物までその対象は留まるところを知りません。

そして作者のおみそさんこと小原ヨシツグ先生は干潟の生物ならば知らぬ事は無い博覧強記の人。不肖私も家の近くでヨコエビが採れると同定をお願いしたりしていました。そして2015年夏の吉岡さん本にも寄稿して頂いた、大のみつどもえファンでもいらっしゃるのでした。

今回2/14に恐怖の大王が舞い降りかねないとの事で、拙ブログでも急遽応援記事を掲載してみました。とても面白いので特に生物好きな方は是非お手に取って見て下さい。Kindleでも出ていますので是非是非。ヒロイン汐ちゃんをはじめとするガタガールの皆さんも可愛いです。

みつどもえ18巻 見えない所でしろよ・・・/ギャー水揚げされた!!!

170209blog

出す人飲む人

思わず川の水を飲む杉ちゃん。その気持ちは分かる。

長らく待ち望まれていたみつどもえ18巻が遂に上梓されました。当方田舎なのでまだ紙の本は届いておらず、電子書籍版での感想となります。是非みつどもえ川柳や裏表紙も電子版に含めて頂きたいとは思いますが、何より発売日に読めるありがたさに大感謝です。

今回アレっとなったのはほぼ週刊みつどもえの収録数の少なさ。しかも飛び飛びになっています。これまでは15巻(0~13、14本)、16巻(14~26、13本)、17巻(27~39、13本)とほぼ一定の話数が順番に収録されて来たのですが、今回は52,55,59,72,91,94の6本のみ。19巻以降に飛ばされた回が収録される事を強く願うのですが、なぜこの様な形での収録になったのかが大いに気になります。これまでの巻で収録された話数はタップ!上では読めなくなっていますが、今回収録された話はまだ読めますので、将来的にまた別の形で全話収録するのか、それともタップ!のコンテンツの維持のためほぼ週刊みつどもえを残そうとしてこういう形での収録となったのか。19巻がどうなるのかである程度予想できそうではありますが、何とも言えない状況です。個人的には単行本にきっちり収録してまとめて読めるようにして欲しいと願っています。

表紙は安定の三つ子です。今回の大イベントであるキャンプがテーマ。ふたばのカブスカウトっぽい制服がいいですね。団旗がちゃんとみつどもえです。3人とも普段の髪型とは変えてあったりのりお先生が楽しんで描いていらっしゃる感じがダイレクトに伝わってきます。

さて今回の扉を飾るのはマゾメことエリツィンこと佐藤絵理氏。凛々しい少女剣士ぶりです。17巻があかりママだったので、2巻続けて佐藤家が扉絵担当だったので19巻はまさのぶ父でしょうか。兄弟枠ならば杉崎家の龍ちゃんも十分可能性はあります。

目次は杉崎家の庭に作られたイブの池で戯れるみっちゃんとイブとしんちゃんふたばの夫婦、そして堂々と敷地内に侵入するようになったSSS隊。本編にちゃんと繋がっているのですね。 

そして巻頭の描き下ろしカラーおまんがこそが今回の一番の問題作でしょう。事もあろうに川のど真ん中で下半身を水に浸しながら液体の放出を行うみっちゃん。なぜか他のメンバーは川岸に整列して反対方向を向かされています。本編では三女さんが木陰でいたしている所をさっちゃんにばっちり記録されたように、トイレすらないリアル川岸なわけですが、宮下さんの言うように木の陰でいいはずなのに・・・みっちゃんどうして。みっちゃん的には木陰には虫もいるでしょうし、薄暗くて怖いというのはあるかもしれませんが・・・わざわざ水中に沈めているのは音消しでしょうが、よりによってそこにするか?と思わずにはいられません。完了後もパンツ完全水没からのパンツによる魚すくい上げ→自分がさっきまで放出していた川の中でガッツリ転んだりと散々なみっちゃんですが、杉ちゃんは杉ちゃんで顔を黒く塗って(焚き火の炭?)がっちり観察していたという驚異のリバーシブル人間。ワンピースの胸と背中の区別がつかない杉ちゃんならではの大技ですね。見直してみると確かに最初のコマで杉ちゃんだけひかがみの線が描いてないのですね。

お楽しみの4コマは今回は集中掲載。マゾメお姉様と加藤さん詩織様によるガールズトーク。まさかのトム先輩コテコテのジャパニーズネームは驚きました。てっきり欧米系白人だと思っていたのに。 靴紐交換は普通に外靴でも出来そうなので、しんちゃんの靴紐はもう既にアレかもしれませんね。みっちゃんの在庫パンツによるパンツポートボールは矢部っちに即座に却下されていましたが、みっちゃんはあの在庫の山をどうやって持ってきたのかも謎です。

今までエロスの香り漂うコーナーだったPOST SCRIPTはまさかの緒方家大集合。一郎太の斜めに構えたポーズから、やはり色々な事情がこれまでの間にあった事を伺わせます。父と嬉しそうに語らうおがちんは今までに無い新鮮な表情ですが、父が家を出さえしなければ一郎太もおがちんもまともなままでいられたのでしょうか。 

色々と変化の芽を宿した感のある18巻でした。現在の所(2/9現在)未収録分は4本ですので、19巻は秋になるのでしょう。長いようで短いこの単行本のインターバル、楽しみに待ちたいと思います。 
記事検索
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ