Made in USSR bis

桜井のりお先生の「みつどもえ」(連載完結)および「ロロッロ!」(連載完結)について1話ごとに感想を述べております。

2017年06月

みつどもえ345卵性 大人の女性ならやっぱりひわい小説だねっ/ナマコちゃんよりこれを書いた方がいいと思うな!!!

170614blog

アメとムチ

 二人の「娘」に叱咤激励されながらひわい小説の執筆に励むじゅんじぃ先生。吉岡家の女に流れるひわいな血は一人の純粋な絵本作家の作家としての人生をいとも容易く変質させてしまうのでした。ふたばの蔑みに満ちた表情いいですね。

 毎度の事ですが、全編吉岡さんに満ちた345卵性の感想をまずもって述べたいと思います。遂に長年の鬱屈が解消したかと思った直後に斜めの方向に進んでしまった家族のお話。眉を太くしたふたば≒吉岡さんに従えば全ページまゆげなこの1本。必見です。

 お土産を抱えて修学旅行から帰宅した吉岡さんを迎える紗江子ママ。2泊3日の間夫婦水入らずで過ごした結果、紗江子ママはツヤテカに充実し、純次パパはダシがらのようにしおしおになっていました。まあ・・・夫婦だから仕方ありませんね。そんな様子を取り繕おうとするように「日光の3ナマコちゃん」を取り出して恒例のナマコちゃん教育を行う紗江子ママ。そう。吉岡家ではまだ数年越しの「娘にナマコちゃんを面白いと言わせてパパがカミングアウトするキャンペーン」が続いていたのでした。しかし、取り出されたソレを見て顔を曇らせる娘・ゆき。その様子に娘が自分のキャラクターを投げ捨てる場面を幻視してしまい、いたたまれなくなってその場を逃走する純次パパ。作家の魂はかくのごとく純粋かつ面倒なのでした。

 同じく修学旅行から戻るところのみっちゃんとふたば。みっちゃんが自分で食べる可能性もありますが一応おみやげ袋を抱えているのに対し、観光地によくある木刀を満足そうに振り回すふたばの対比です。そんな二人が行き合わせたのは、公園のバネ遊具で一人孤独な魂を紛らわせるじゅんじぃ先生。ナマコちゃんはその誕生から三女さんや杉ちゃんなどから大いに力を得ているので、先生も勢い相談モードに入ってしまうようです。みっちゃんの「誰が嫌おうがどーでもよくない?」はある意味みんなの正直な感想を代表しています。そしてふたばの「創作者」としての自覚が興味深い。「繊細でナイーブで清い心」はもしかしたらのりお先生の心の声なのかも。汚れた手で顔を拭い、眉が太くなった姿を見てみっちゃんに閃きが訪れます。

 眉を太くすればふたば≒吉岡さんなふたばの特性を生かしたこのカミングアウトの訓練。ふたばのなりきり能力の高さを加えるとほぼ完璧なシミュレーションが可能です。ひたすら面倒な作家じゅんじぃの要求すら軽々とこなしてしまいます。しかし、パパは娘に対しても肩に手を回して愛をささやくジゴロ的な仕草なのですね。これでは紗江子ママが躍起になって(若い)女性排除に奔走するのもしかたが無いと言えましょう。みっちゃんもやるとなればトコトンやるタイプです。今度はナマコちゃん全否定バージョンで最悪の事態にも心を折られない訓練。しかし、罵倒モードのふたばの破壊力は草次郎パパに続き純次パパの心を完全に折る事に。公園の砂に頭を埋めて苦悶する背中に投げかけられる鋭いdis・・・ふたばのシミュレーション能力の高さにはいつも驚かせられます。何も考えていないようでこういう時にはピンポイントに本質をえぐってくるふたばの残酷さです。

 作家としてのプライドを完全に粉砕されたじゅんじぃ先生は、言われるがままにひわいな小説を地面に書き始めます。効き過ぎた訓練に慌てるみっちゃんとふたば。必死にナマコちゃんを持ち上げるふたばですが・・・いつの間にか心配して探しに来た本物の吉岡さんに入れ替わりです。「私だよっ」のコマは永久保存したい素晴らしい吉岡さんです。そう。曇った吉岡さんの表情は、せっかく買ったおみやげが被ってしまった事からだったのです。実は前からじゅんじぃ先生=純次パパである事もバレ済みだったという。そして純次パパがずっと聞きたかった「素直な感想」も実に高評価で、
積年のじゅんじぃ先生の鬱屈が晴れ渡った瞬間です。こうなるとコロッとやる気になるのが作家の純粋さなのでしょうか。

 しかし、吉岡さんは見つけてしまいました。地面に棒で書かれたパパのひわい小説。年頃の娘に「ひわい小説を・・・書いていたんだ」と言えるパパ素敵。小説の内容が判読できないのが残念です。ナマコちゃんどころではない食いつきの娘は、ナマコちゃんをやめてひわい小説を書けと叫びます。「可愛くてほんのり泣ける」はずではなかったのか!?長年のパートナー 兼マネージャーの紗江子ママも同意見。吉岡家の女に流れるいんらんの血の濃さよ・・・しかもふたば画伯までが挿絵を描くと宣言。せっかくの娘への認知が果たされたのも束の間、じゅんじぃ先生は絵本からエロ小説へ転向する事に。数ヶ月後ひわい作家としてデビューも果たしたとの事ですが・・・吉岡家としてはナマコちゃんで大いに潤ったはずなので、今後色々経済的に苦しくなる予感がしてなりません。でもパパの文才といんらんな妻娘のサポート、ふたば画伯の画力が合わされば結構行けるのかも。作家じゅんじぃの行く末は次回の吉岡家回で明らかになる事でしょう。現実的には二足のわらじでしょうが、ピュアな純次パパには難しそう。楽しみです。

みつどもえ343卵性・後 エントリーくらい・・・させてよ・・・/小生しんちゃんと一緒に寝たい!!

170604blog

まあ「本日の主役」だしね?

ちゃっかり自分だけはしたいようにする吉岡さん。しかし何で宮下さんは田渕くんとだったのでしょう。身長差が面白そうだったから?吉岡さんのリストはガチのものも含まれていて、どういう基準なのか良く分かりません。

 ウッキウキの海江田先生も交えて修学旅行1日目の夜の告白大会もクライマックス。そんな中、さっちゃんがついにホテルの庭に辿り着きます。ここで海江田先生に発見されたらさっちゃんは上尾に強制送還(くらいされてもおかしくないですよね・・・)。どうする!?

 バレンタイン回のウイスキーボンボンの罠に留まらず、海江田先生が自分をも狙っている事を知っているしんちゃん。タイトルの通りの渾身の叫びで海江田先生を撃破します。ここで逆ギレしたり教師の力を振るったりしないところが意外と淑女な海江田先生。泣きながら大会終了を告げて男子達を追い出しにかかります。上手に場を保たせられなかったしんちゃんを非難する吉岡さんですが、ここはしんちゃんのさっちゃんを優先したとっさの判断を尊重したいところです。

 しんちゃんに告白しようとして布団の中で詩織様に押さえ込まれていたおがちん。千載一遇のチャンスが目の前から滑り落ちていこうとするこの時、詩織様ホールドを振りほどいて勇気の告白に臨みます。その気迫にたじろぐしんちゃん。最悪の事態の到来を悟った詩織様は自らの手が腐り落ちる事すら厭わず、その告白を草次郎パパのエキスの染み込んだふたばの枕で粉砕しようと渾身の一投に賭けます。おがちんに迫る死の枕。しかし、おがちんを守るためならば何だってできる加藤さんが身を挺して枕を受けます。果たして見る見る死相が出る加藤さん。海江田先生のツッコミはもっともですが、SSS隊の世界は常人とは違うのです。

 しんちゃんに加藤さんの顔に触れるよう懇願するおがちん。みっちゃんのさりげない「いいの?」が効いていますね。さすがヒロインの重み。そんな中、しんちゃんが好きな事をはっきり言葉に出しながら、それ以上に加藤さんが大事だと告げるおがちん。この決定的な一言はSSS隊の今後のあり方を大きく変えそうです。そしてそれを聞き届けた部屋にいる全員。ふたばも眼を覚まして見守っています。

 しんちゃんが両頬を包み込むように触ると、生気の戻る加藤さんの顔。目の前には憧れの佐藤くんが心配そうに覗き込んでいるのですが・・・意識を取り戻した加藤さんがまっすぐ向かったのはおがちん。心配していたのはおがちんだけだったというこの愛。抱き合う二人を祝福する女子たちとゲンナリするしんちゃん。そんな中、詩織様の手は静かに腐敗していきます。しんちゃんが取り合ってくれないのはまだしも、追い打ちをかける田渕くんの告白。多分この後、無事に詩織様は内部から腐ったものと思われます。この後の詩織様はどうなるのか・・・もはや悪鬼にでも転生するしかないのでは無いか。のりお先生が一線を越えてしまった詩織様をどう救済するのかも見所になって来ました。 

 眼を覚まして得体の知れない不安に襲われたふたば。この愛の茶番劇がふたばに遂に変化をもたらしたのでしょうか。「やっぱなんでもな・・・」の表情がいつになくいいですね!そして少し心配そうに見守るしんちゃんの表情。この夫婦感。そんな中、
壁を登ったさっちゃんが窓の外に出現。誰が見ても失禁もののホラーですので、小生さんはしんちゃんに朝まで一緒にいて貰えば良いと思います。さっちゃんを部屋に入れる三女さんの安堵半分の怒り顔もいいですね。こちらも良いカポゥ。

 こうして更けていく1日目の夜。まだ修学旅行は2日あります。是非最後まで描ききって頂きたいと切に願うところです。 
記事検索
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ