Made in USSR bis

桜井のりお先生の「みつどもえ」(連載完結)および「ロロッロ!」(連載完結)について1話ごとに感想を述べております。

2018年10月

ロロッロ! ver. 52.0 男性器が付いていませんわ‼︎/これ合法?

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石膏像になれば合法的に露出できるのですわ記念特別カラー
 想いを寄せる華ちゃん会長に近づきたい一心で、女装の次は石膏像として全裸で登場したトミー先輩。その気持ちに応えるべくサモトラケのニケ像に扮する華ちゃん会長の想像図。どっちかと言えばミロのヴィーナスな気もしますが、こちらも両腕がありませんね。富三郎さんの男性器に1人だけ顔を背けていたのが印象的でもありました。

 会長ガチャに続けておそらく今年のロロッロでの一番の問題作回が来ました。まさかの男性器連呼。でも下品になり切らない所がのりお先生の持ち味ですね。中学校が舞台である点をギリギリに活かしてきた回となりました。

  美ボ会の献身によって、女性の裸体が上達してきたちとせ。目で見て描く事の大事さを教えてくれた極上の資料(ボディ)達に感謝です。そんなちとせの次の目標は、森繁博士の誕生日に自画像をプレゼントする事。しかしスケッチブックのちとせの習作は、胸の大きさからイチカのものと思われる女体に博士の鉄仮面が載ったもの。イチカがキモがるのもやむなしの怪作です。本人を描けば、と思うのですがサプライズにしたいのかな。キッと睨むちとせの表情がかわいいのですが、さすがにこれは弁護の余地が…そしてのりお先生のエミュレート能力は、描き文字だけじゃなくて「練習して上手くなりつつある人の絵」にまで及んでいるのに感服です。

 男性の体格が分からないと悩むちとせ。胸を削った位では良くある男の娘位にしかなりません。ホモォな空気を感じて背後からにじり寄ってくる腐女子軍団とその他ノーマルなみんな。汗を滲ませながらつるりとしたちとせの絵の股間に視線を集中させる中、会長さんが口火を切ります。「男性器がないからだ」と。わざとらしい感じに切れる緊張の糸。

 次に来た波はカマトト波。ちとせと会長さんは無罪っぽいのですが、その他はギルティな顔つきになっています。イチカは博士が詰め込んだデータベースに入っていた感じでしょうか。そんな白々しい空気を心の中で一喝するミシェル。口に出して言いたい、でも言えない。ストレスMAXな中、やはり華ちゃん会長は恐れを知りません。黒板にサラサラと男性器を描きますが、画力とかそういう以前に明らかに幼児のソレ。自分を偽らない会長さんゆえ、会長さんの知識はこの時期で止まってしまっている気もします。幼稚園を境に、自分にしか関心が無くなってしまったとか…?学校一の痴女がこう来てしまったので、更に高まってしまう緊張の糸のテンション。

 そんな中、空気が読めていなかったうみちゃんが、みんなが思っていても言えなかったことをポロリと発言。「こんなの子供のおちんちんでしょ」とアッサリと。ここぞとばかりに食いつくみんな。特にあおい部長の表情がいいですね!男性器に詳しい人になってしまって今さら慌てるうみちゃんも。茶番を離れて見ていた腐女子ですが、美玲から本質を突く一言が。そもそも父親の自画像に男性器が必要なのかという問い。これにはミシェルも含めて雷に撃たれたようになります。男性器丸出しの父親の自画像なんてありえない…この「ない」のコマはこれだけ切り抜いて貼っておきたいくらいいいですね。のりお先生の群像劇ここに極まれりです。

 男性器談義も一区切り。それでも男性の体格は描けるようになりたい、というちとせのまっとうな希望はたしかに理解できます。しかしこんな乙女の園で脱げる男でありかつ審美的にアリなのは…イチカの高性能AIは最適解を導きだします。会長に想いを寄せる学園一のイケメンで女装までしちゃう変態マインドの持ち主、トミー先輩をして他はない!

 思いついたらすぐに行っちゃえるコミュ力モンスターイチカ。親衛隊の吹き矢もロボボディなら痛くない。しらばっくれるトミー先輩になおも食い下がるイチカ。女装して華ちゃんに近づいた事の無意味さに打ちひしがれていたトミー先輩。しかしそこに勝機あり。今回はイチカ冴えています。美ボ会に入ったらパニックになるとあっさり言ってのけるトミー先輩ですが、まあ確かにそうですね。しかしそれがただの石膏像だったら…?

 というわけで、トミー先輩リクルートは失敗だったとみんなに話すイチカ。その代わりに、と持ち込まれたのは限りなくトミー先輩な石膏像っぽいなにか。モノクロページなので判然としませんが、おそらく体には薄く石膏像っぽい絵の具を塗ってあるのでしょうか。トミー先輩は体もギリシャ彫刻っぽいですね。股間を食い入るように観察するちとせ・うみ・あおいとメガネの割れた砂奈、><な美玲、( -ω- )になっているミシェル、顔を背ける華ちゃんとそれぞれな反応。一通りのリアクションが終わったのち、一々納得しながらデッサンにいそしむちとせと、この事態の合法性に悩むミシェル。しかしトミー先輩のボディに鉄仮面でもまだまだキモいのでは…

 最高に挑んでいた今回。トミ子さんがもう出てこないっぽいのが残念ではあります。次からは石膏像先輩が仲間入りですけどね。  

ロロッロ! ver. 51.0 罪悪感がすごい/“透けブラのうみ”

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測る必要は無いのは分かっているけどせっかくなので測ってみた記念特別カラー
 男装してイケボで迫ってくるうみちゃんなら、ちとせも思わず計測を許してしまうのではないでしょうか。うみちゃんの妄想をちゃんと真に受けていたちとせと、そんなちとせに応えるべく値札の付いたままの服で応えるうみちゃんの友情の形の美しさよ…

 羞恥心が一旦リセットされてしまったイチカ。今までホイホイ受けていた森繁博士のメインテナンスもいちいち抵抗するようになりました。そうなると絵面が物凄く犯罪的になってくるんですね。重要な機能をお尻付近に集中して配置してしまっただけに…罪悪感に苛まれながらメインテナンスに勤しむ博士ですが、イチカの容姿は一体誰に似せて作ったのかという疑問が湧いてきます。やはりまだ見ぬちとせの母親だったりするんでしょうか。ちとせはその様な反応は示さなかったので、特定のモデルはいないのか。意外と人を一から形作るのは難しいと思うので、博士が罪悪感を感じたというのは何かヒントになるのかもしれません。

 それはそうと、とにかくブラが必要です。「もう中学生なんだしいい加減買わなきゃ」というセリフはちとせにはちょっと残酷なのでは。でも気分を害するでもなく、喫茶店に連れ立って入っていく2人。待ち受けていたのはブラと言えばうみちゃん、2つ名は「透けブラのうみ」。前回は無理やりイチカのサイズを測ろうとして色々カオスな事になったのですが、今回は本人の希望なのでその辺は問題なし。基本的に様々な事はネットで済ませてしまうネット耳年増のうみちゃん。自分で測ってネットで買っていると言えばいいのに、つまらぬ見栄を張ってしまうのがうみちゃんのうみちゃんたる所。ボロを出しては言い繕って更なる穴を掘って行くスタイルでどんどんピンチに。

 多分、ちとせとイチカが天真爛漫に言っている事が嫌でうみちゃんもネットでしか買えないのでしょうね。そんな流れでうみちゃんの願望も入りまじり、長身の男装の麗人に暗がりで壁ドンバスト計測といういかがわしいのかそうでないのかよくわからない絵が出現です。うみちゃんはやはり百合系なんですね…思いつくまま妄想を並べ立てた挙句にちとせが測ってもらいたいと言い出す始末。別に見透かして言っている訳ではなさそうなので、うみちゃんの妄想店員さんはちとせにもストライクだったようです。色々意地を張り合ってきていても、やはり根底では共通する部分があるこの2人。

 さあ困った、どうするうみちゃん。しかしこんな時でも逃げたりしないのが戌井うみこ。2人をちゃんと下着コーナーに連れて行くや否や、光速で見繕った男装服(ハット、パンツ)を身につけ、マジックでヒゲを描いて(男装の麗人にはここまで必要ないのでは)、店員さんのメジャーをかっさらってイケボでご挨拶。ちゃんと脱いで待っていたちとせはドン引きですが、とにかく言ってしまったからには実行するうみちゃん。空回りというか、自分の言葉には取りあえず最後まで責任を持つその姿勢はポジティブそのもの。サバゲーの死んだふりや脱ぎっぷりもそうですが、とにかく回転が速くてためらいがないのが凄い。

 その後どうなったのかが知りたい所ですが、まあうみちゃんの行動に免じて許してもらったのかな。イチカのブラは多分普通に店員さんに相談して買ったんじゃないでしょうか。イチカがロボットアピールをやめたら、代わりにうみちゃんがリア充アピールを始めるあたり、ロロッロのテーマは空回りする自己アピールなのかも。やはり3人で仲良くしている回は微笑ましくていいですね。

ロロッロ! ver. 50.0 尊厳を守りたいのか汚したいのか…/もっ…もう出すしか……

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ダンボールと言えばガンダムですわ記念特別カラー
 企画・製作・実行100%華ちゃん会長であろう会長ガチャ。これだけ際どい企画をやっても小堀少年しか釣れていない所を見ると、既に会長さんの裸はみんな見飽きてしまっているようです。しかしこの発想自体、コンセプチュアルアートであると主張されたら、確かに体を張った現代風刺にも思えてきます。会長の存在そのものが現代アートなのかも。

 今週も文化祭の続きです。美術部の展示は自分たちの作品ですが、なかなか大入りとは行きません。そんな中、訪れたのは小堀少年。見て回ろうとした矢先に遭遇したのは「会長ガチャ」なる禍々しいオーラを放つダンボール箱。意味不明ですが、無料をいいことにとりあえず試してみる小堀少年。手作り感満載のノブを回して現れたのは会長の左目。回すたびに小さな覗き窓に現れる会長の体のパーツ。箱も大きいとは言え変幻自在に自分の体を見せて行く会長の体の柔らかさは驚異的です。

 イカサマと会長を煽りつつ小堀ちゃんも誘導するピポの頭脳プレイ。基本的に見せたい人である会長さんの自制心は風前の灯です。風を送って会長さんの性感帯を刺激したりイチカに暴露されたり…ですが、イチカは一体いつ耳が性感帯だと知ったのか。モデルとして絡み合う間に自然と知ってしまったのか。ちとせというものがありながら…怪しいと睨んだピポは、露出の度に撮影しておいた画像を並べますが、肝心の部分が出てこない事が明らかになります。19回回したことになっていますが、描かれたパーツは40枚を超えているように見えますね。

 憤る少年。タレコミ先が消費者庁なのは昨今のスマホゲーのガチャ騒動からでしょうか。タレコミ先は教育委員会だと諭すイチカもイチカですが…排出率とかコレ系のゲームをやっている人にはあるあるネタなんでしょうね。ついに最後、運命の一回。いかにもな部位が少年の目の前に。出したいけど出せない会長の放った究極の一枚。絵と見比べたピポが抗議しますが…そもそも最初から絵に全部描いてあったというオチ。絵の上手さからミシェルさんの作品でしょうか。少年的にはこちらで良くて、女体に慣れさせたいピポにも特に異存はないのでめでたしめでたし。実物より絵の方がレアな会長さん…

ロロッロ! ver. 49.0 君ら陽キャでしょ/物理的恐怖では…

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どうせ縛るなら福村先生の方が記念特別カラー
 父兄をクラスの出し物にするのはどうか、と言う事で担任の福村先生を縛って転がしておいたところ、お化け屋敷の待機列は校門のはるか外まで続く事になった…的な。

 ついに開幕した第60回ミルク祭。美術部+美ボ会の学祭準備に専念していたちとせ&イチカは、当日になって初めて自分たちのクラスがお化け屋敷をやる事を知ります。割とあるあるかもしれません。思い起こせばちとせの孤立がそもそもの始まりだったのでした。今となってはすっかり美術部に馴染んだのでそんな事もあったなと懐かしく思えてしまいます。ちゃんと2人とも美術部Tシャツを着用していますね。

 屈託なく呼び込んでくれたのは美ボ会に入会一歩手前まで行った演劇部の大野さん。単なるお化け屋敷にはできず、緻密な舞台設定(番町皿屋敷)から始まってしまう演劇的お化け屋敷。骨の髄まで演劇部な大野さんやっぱいい人です。単に通過するだけでなく、ロウソクをポイント毎に点火して回るという凝った演出も大野さんのものでしょうか。火事の危険性が、等のうるさい事を言わないのもこの学校の大らかさか。

 そうこうしている間にお化けが登場します。しかしさすがクラスの陽キャ、お化け感に乏しい事夥しいのです。驚いてあげたくても出来ないくらいに陽気。これが陽キャ…そのお陰でお化け屋敷は客足がサッパリ。そこで陰キャ中の陰キャたるちとせがお化けをすると…何をしなくても怖い!感動する陽キャ軍団と感心されてかえって傷つくちとせ。でももう以前のような、陽キャ軍団を恐れるようなぎこちなさは無くなっております。

 そんな時にいつもの格好で現れる森繁博士。その余りにアレな外観を積極的に活かしていこうというイチカ。博士に早速ミッションが与えられます。こういう時に特に抵抗せず乗ってあげる博士だからこそイチカが生まれたのでしょう。バージョンアップしたお化け屋敷を最初に体験するのは我らのうみちゃん。うみちゃんも美術部Tシャツ着用です。大変よろしい感じです。

 孤独に歩みを進めるうみちゃんの前に出現した何か大きなものの気配。ロープを引きちぎって怖がらせろ、と言われても普通に縛ってあってはさしもの博士にも無理な注文です。苦闘のあげく倒れる博士と怯えるうみちゃん。そしてちとせに倣って存在感を消して後ろにスッと並ぶ陽キャの列。存在感消しすぎでうみちゃんは全く後ろにつかれた事に気付けません。そこにやって来た腐女子軍団が招き入れられますが、即売会で叩き込まれた列を見たら並べ、の腐女子力でうっかり並んでしまいます。

 こうなると行列が行列を呼ぶのが物理法則というもの。いつの間にか列は外の廊下まで伸びる大盛況。クラスの宣伝に回っていたウサギ耳スタイルの福村先生はこの様子に大感激です。そして列の先頭に見たものは…一心不乱に時間を忘れて森繁博士をロウソク攻めにするうみちゃんの姿。うみちゃんの潜在的なサディスト傾向が露わになった学祭第1回となりました。このあと博士が開放されるまでいったい何人が潜在的な性癖に目覚めてしまったのか…この一件は都市伝説となり駆け巡った業界とは…

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