Made in USSR bis

桜井のりお先生の「みつどもえ」(連載完結)および「ロロッロ!」(連載完結)について1話ごとに感想を述べております。

2019年07月

ロロッロ!ver. 89.0 会長の陰獣~/異世界編突入か⁉︎ 

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アミ先輩の乳ビンタで歩鳥の首が取れたの図

 ポリスの暴走の間中、アミ先輩の両乳の重みを頭に感じて1人至福の時を過ごしていた歩鳥。最後のダイブも、皆を救うため手を尽くしていたイチカの努力を無にしてでも、少しでもこの時間を引き延ばしたかった歩鳥のワガママな欲望の結果でした。でもアミ先輩の両乳の重さというものは、あんなぬるいニコニコ顔で支えていられるようなヤワなものの筈が無いと思うのです。バウンドして打ち下ろされた重みで歩鳥の首が吹っ飛んでもおかしくない、その位の質量があって然るべきではないでしょうか?


 何だかついこの間合宿に行っていたような気がするのに、もう美術部の夏合宿がやって来ました。このペースだとあっという間に中学校を卒業してしまいそうで恐ろしくなります。季節にとらわれずに自由に進めて行かれる事を願います。まあ高校・大学編もあると信じていますが…


 卒業してしまっても頼れる桁外れにお金持ちの先輩、華ちゃん会長の豪華な海辺の別荘で今年も合宿です。去年は途中でポリスの乱入により死と隣り合わせのサバイバルゲームとなってしまいましたが、今年はあおい元部長も参加して楽しい合宿になりそう。アミ先輩などは巨大な浮き輪を前日から膨らませて持参する程のワクワクぶりで微笑ましい。無事に高嶺家に引き取られた猫と共にニャンニャンして待つという会長。ニャンニャン…いかがわしくも懐かしい響き。事もあろうにそんなまぎらわしい電話をポリスに聞かれてしまいました。渋々ながら認めていた華ちゃんとあおい元部長の百合関係ですが、やはり具体的な妄想を伴うと許してはおけないお姉ちゃん。


 こんあ状態のポリスにまた乗り込まれてメチャクチャにされては大変と、みんなをマイクロバスに押し込んで出発を急ぐイチカ。今回のイチカは頑張ります。しかし何と運転手はポリス。さすが法律を超越した存在、一体どうやって潜り込んだのか。今頃本物の運転手さんは…愕然とする皆を尻目に、死のドライブへ出発進行。愛する妹が変態女に汚される前に、何とか着きたい一心のポリス。暴走する車内は阿鼻叫喚ですが、1人ご満悦なのがアミ先輩の両乳を頭に載せた歩鳥。せめて法定速度を守れと言うイチカですが、赤色回転灯を装着していまや緊急車両となってポリスの思うままなバス。それでも諦めずに会長に電話をかけて、誤解を解いてポリスを落ち着かせようとしたイチカの配慮は、ネコになり切っている会長のひわいな吐息を聞かせる事になってさらに炎に油を注ぐ羽目に。


 それでも今回のイチカは諦めません。かくなる上は、と音声機能を調節して会長さんの声を完全コピー。その類まれなロボ能力でこの危機を打破にかかります。正直カッコいいです今回のイチカ。口調まで会長さんをコピーして、自分達は清い関係だと説得することに成功。暴走バスもスローダウンしてきました。そうなるとアミ先輩のπ圧を失ってつまらない歩鳥。状況を完全に理解した上で、イチカにくすぐり攻撃を開始します。何たる自己中心性でしょうか。ここで出来る女のうみちゃんが状況を読んで電話を切れば良かったのかもしれませんが、今回はそうはならず。妹の命が危ないという最悪の情報がインプットされたポリスは最後のダイブを決行。崖下に転落するマイクロバス。


 ロボ2体以外全員死亡でもおかしくなかったこの事故ですが、アミ先輩の膨らませ済みの浮き輪によって全員奇跡的に生きていました。図らずも命を救われて宿敵に礼を言うミシェル部長。しかしここはどこなのか。うみちゃんのiPud他は全壊し、そもそも電波すら届かない土地に放り出された美術部の面々。この状況にあっても「異世界編突入」というワードが出てくるミシェル部長はやはり器が大きい…果たして皆は無事に別荘にたどり着けるのか。まさかの強制サバイバルが始まります。この期に及んで歩鳥がイチカに余計なデスゲームを仕掛けたりしないといいのですが。さあどうなる!

ロロッロ!ver. 88.0 ボエー/ロボちゃんエロだな

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森繁製作所製ロボットの世代間での冷却機構の比較

 初登場時から外見は大きく変わらないものの、内部的には不断の改良を経てきた高性能人型ロボット、イチカ。外見的な違和感を減らしながらいかに冷やすか、は実はイチカの進化の上で大事なポイントでした。冷却効率と防水性の間で揺れ動いていたわけですが、現在のイチカは頻繁に汗をかくことから、飲食物と一緒に取り入れた水を皮膚から蒸散させて冷却する、すなわちヒトに限りなく近いシステムを採用していると予想されます。哺乳類の中でも高等な霊長類とウマしか汗をかいて体を冷やせない事を思えば、非常に先進的な機構と言えます。一方次世代の人型である歩鳥は、イチカに比べて体のパーツを積極的に取り外す設計で、イチカほど汗をかいていない(感情表現程度)ところを見ると、おそらく関節の隙間から放熱しているものと推測されます。ちなみに首、肘、膝などはレースやメッシュ素材で通気を保ちながら関節を巧みに隠しており、大胆に機能方向に振った設計思想と言えるのではないでしょうか。


 一コマめから制服をはだけて汗まみれになっている女子中学生型ロボのイチカ氏。イチカはやはりこうでなくては。2019年の掲載時は関東地方は天候不良と低温でしたが、作中では普通に暑いようです。それでもいつもより暑いと訴えるのですが、その原因は昨年の海合宿に合わせて防水となったボディ。お尻の上に開いていた排熱口が無くなったため、熱がこもり易くなってしまっているのです。先述のとおり、汗をかいている=皮膚で放熱なわけですが、博士はさらに追加の冷却システムを組み込むことを提案します。


 その結果、イチカは冷却水タンクを背負う事になりました。しかし効果覿面、既にミンミンゼミも鳴いている盛夏の作中で、ちとせやうみちゃんが暑さで汗にまみれている中1人澄まし顔で涼しさを満喫できています。しかし数時間後、いつもと変わらぬ暑さに苦しむイチカ。冷却水の水温上昇が原因のようです。こんな突貫工事でなければ博士なら冷却水タンクにラジエーターを組み込むのでしょうが、学校のように水が豊富な環境であれば、一度排水して冷たい水に置き換えた方が機構的に単純化できて軽量化につながる筈です。しかし肝心な排水方法をレクチャーされていなかったイチカ。さあどうする?


 普通なら尿的なルートで排水するのが自然ではあります。覚悟を決めてパンツを下ろし、便座に腰掛けて排水を行うイチカ。しかし肝心な排水口は何と口。飲食可能になっているのでこのルートが1番防水的に問題が少ないのでしょう。イチカの股間部には色々重要機能が詰め込まれているので、そこからの排水は故障の元です。排水は効率重視なのかマーライオン的な噴射になります。分かっていれば対処可能なレベルかな。みつどもえ以来必須とも言える嘔吐をロボの身でありながら成し遂げたイチカは、名実共に立派なのりお先生ヒロインと言えるでしょう。


 放課後、夏服の透けブラを堪能する歩鳥と放水で牽制しようとするイチカ。歩鳥は自分が「器物」である自覚があるんですね。ピポ時代の記憶のなせる技か。イチカの冷却水放出を使えば、歩鳥を死なない程度に大人しくさせられる事に気づくイチカ。そのタイミングでセクハラチャンスねらいでアミラン先輩についていく歩鳥を追うイチカ。冷却水を補給した際に、赤い絵の具チューブがタンクに落ちた事に気づく事なく…


 早速胸の谷間に刷毛が刺さってピンチなアミ先輩。迷う事なく制裁の排水を開始しようとするイチカですが、歩鳥は真面目に手伝っていただけ。これで水をぶっかける訳にはいかないイチカ。噴出する水を必死に手で口を押さえて堪えます。みんな手が塞がっていてどうしようもない中、ラン先輩が口で刷毛を除去。たわわから生えた刷毛を咥えるという淫靡ながら解説の難しいシチュエーションですが、表情と仕草が素晴らしい。歩鳥も納得のエロシーンです。


 ここで限界に達して鼻から噴き出る赤く染まった冷却水。古典的な鼻血ブーをやらかしてしまったイチカに歩鳥のメタツッコミが入ります。クールキャラ崩壊はいいとして、絵の具水でイチカの冷却がどうにかなったりしないか心配。エーロエーロと囃し立てる先輩たちも、自分達の演じたエロシーンにちょっと照れている感じでいいですね。最近めっきりアピールをやめたイチカのロボ機能に焦点を当てた楽しいロボ回でした。こういうネタには林田せんせーにも絡んで欲しかったり…最近ご無沙汰で寂しい。

ロロッロ!ver. 87.0 ヤ…盗る目…!/ちょっとオスを探しに 

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ラン先輩アミ先輩にもマァメちゃんの事を言ってなさそう

 長身で凛々しいルックスのラン先輩ですが、心はかなり乙女でした。そういうデリケートな部分は相棒のアミ先輩にはあまり触らせていないのでは。絶対悪い人じゃないけどデリカシーは皆無っぽいですしね。結婚云々とか絶対笑い飛ばしそうなアミ先輩。


 のりお先生の愛猫が「マムロン」である事は広く知られた事実ですが、ついに今回「マメロン」という名のぬいぐるみとして登場しました。思えばイチカが一時的に人格を移された、脚が若干手抜きなネコ型ボディもマムロンがモデルだったように思われます。


 ご町内の「FANCY SHOP」で休日を楽しむちとせとイチカ。ちとせが気になるのは最近流行のマメロンちゃん。そんな中、長身のOL風美人がマメロン棚の前で不審な挙動をしています。何とラン先輩ではありませんか。辺りを窺いカバンを開けると…盗むのでは無く、なぜかマメロンを取り出してお店の売り物と並べて見較べ始めます。ひとしきり見較べたあと、持ってきたマメロンをカバンにしまって立ち去るラン先輩。この時点で何の違法性もありませんが、事態がよく理解できず思わず飛び出して咎めるイチカ。うろたえる先輩はこれは私の「マァメちゃん」だと叫びます。一体何が…


 カフェで事情聴取されるラン先輩。マァメちゃんのお婿さん探しに来たと供述するラン先輩。マァメちゃんに相応しいオスを探していたのだと。全く理解できないイチカですが、ちとせは分かるといいます。実は皆同じに見えるマメロンには性別があって微妙に細部が違うようなのです。ぬいぐるみが一人ぼっちじゃ寂しいだろ、というラン先輩の乙女っぷりがいい!オスメスは分からないけどラン先輩のギャップには萌えるイチカ。恥じらうラン先輩は確かに良いものです。


 ちとせの目撃情報に基づき駅前のゲーセンに向かう3人。この街には駅もあったのですね。ちとせと趣味の合うラン先輩に、内心喜ぶイチカ。常にちとせの幸せを願うその姿勢にブレはありません。そしてもう1人、ちとせを愛してやまない人物がバレバレな場所でストーキング中。我らのうみちゃんも是非仲間に加わりたい。しかし、ここでラン先輩がマメロンの経緯を隠した事でうみちゃんに悲劇が…ちゃんと仲間に入れてやって欲しいものです。


 ゲーセンのUFOキャッチャーに山積みになったマメロンの中で、一際ラン先輩の心を捉える1匹がいました。王子様発見にラン先輩の目が十字目に!みつどもえ時代には多用されていま したが、久しぶりですね。そして何が王子様なのかとその視線の先を見たうみちゃんには軽快にリズム系ゲームのステップを踏むオタク系青年(たっくん)が。目を疑ううみちゃん。実はクレーンゲームが得意なちとせ。有言実行できっちり掴みますが、揺れるマメロン。そしてその向こうで揺れるたっくん氏の腹肉。そしてマメロンの落下と同時に現れるたっくん氏の彼女。のりお先生の十八番、勘違いコンボ発動です。


 ここでいきなり金を払うので(男を)くれ、と言ってこいと無茶振りされるうみちゃん。事情を知らされず、誤解したままのうみちゃんは仕方なしにたっくん氏に金を払うので抱いてやってくれ、と言いに行きますが…おそらくこの後生じたたっくんとたっくん彼女とうみちゃんの間の修羅場を思うと、うみちゃん派としてはちょっと後味が悪い結末だった気がします。ラン先輩もうみちゃんに隠すなら自分で言いに行くべきだったのでは…うみちゃん抜きでプリクラを撮っている場合ではないのですよ?

ロロッロ!ver. 86.0 犯罪は犯さないのがポリシーだ/臭気判定機能もあってだな…

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祝!メガネを取った砂奈先輩は凛々しい系の美少女!

 いつも黒縁メガネを掛けていてイケメンっぽい言動をしつつも、これまであまり前面に出てこなかった腐女子3人組の一角、北大路砂奈先輩。ああ、メガネを取ったら可愛いんだろうなと思っていましたが、今回一コマだけですが何の説明もなくメガネを取ってくれました。目ヂカラが強い感じ。眉を寄せて不機嫌そうなのはメガネが無くてよく見えないからか?3人の中で一番の美人ですよね…これからメイン回が来るのではないかと期待します。


 まだまだ梅雨真っ盛りな7月ですが、学校ではプールは今が本番。梅雨の晴れ間にはしゃぐアミ先輩と、その凶悪な胸に思わず自分のをガードしてしまうミシェル金剛。なぜかメンツは美術部。裏で糸を引いていたのはやはり奴でした。


 基本エロい事しか頭にない、おっさんと言うよりは男子中学生、もっと言うならみつどもえの千葉氏をツインテ少女にしたような緋村歩鳥。イチカ殲滅の為にロボボディを授かったはずが、女子中学生に混じって愉快な美術部(美ボ部のはずですが)生活を満喫中です。どうして彼女(彼)がこんなにスケベなのかは、イチカに壊された時に人格を授けた森繁博士のみぞ知る所ではありますが…歩鳥を通じてエロい画像を収集したいという博士の…?という事は無いとは思います。


 言葉巧みにプールへ皆を誘導する歩鳥。エロのためなら天才的な表現力と洞察力を発揮します。シンプルに着替え→スクール水着が見たい、という欲求があるだけなのですが、美術部とプールという相性の良くない組み合わせの間にルートを作ってしまう所が独創的です。ところで機械音声を隠さなくなっただけでなく、一人称も「俺」なんですね。可愛ければ何でも許される…確かに正しい!


 そんなこんなでプールに来ましたが、泳ぎを教えろと言っておきながら歩鳥は防水でないので、普通にいつも通りの格好でプールサイドに。「アノ日」という言い方もおっさん臭いですが、中学生ともなればこれはみんなも納得せざるを得ない。「歩鳥に泳ぎを教える」という当初の目的が早々に崩壊したので、普通に遊んだり絵を描いたり。遊ぶアミラン組を律儀に描くちとせと、その横ぴったりに座るうみちゃんが遠景ながらもいいショットです。


 事件は更衣室で起こります。アミ先輩のパンツが行方不明に。イチカが一番怪しい歩鳥の胸倉を掴んで凄みますが、歩鳥も心当たりがない様子。怯まずアミ先輩にパンツの特徴を言わせる歩鳥。「パンティー」という言い方が何ともおっさんです。ウェブで検索してその結果をサラサラと描いて出力したものは、当然ですが本物そっくりの絵。イチカにさらに疑われますが、これはイチカにも身に覚えのあるロボ機能なので、渋々納得。


 ここからが歩鳥の本領発揮。1年生のはずですが、先輩たちにパンツを持たせて整列させるというフェティッシュな暴挙。さすがのりお先生、挑み続けていらっしゃる!恥ずかしそうな表情とそれぞれのパンツ。やはり歩鳥に宿っているのは千葉氏の魂としか言いようがありません。このコマで素顔公開の砂奈先輩は色気ゼロなトランクス。ミシェルも似たようなボクサーで、ヘテロも描く美玲先輩は女の子っぽくて歩鳥ならずともなるほどなるほど~なラインナップ。


 そんな中、アミ先輩のとそっくりな黒パンツを掲げるうみちゃん。なぜ盗む必要があるのかと抗議するうみちゃんにオークションで売るという知恵を授けてしまうちとせと納得してしまううみちゃん。うみちゃんのこの微妙なセコさがいいんですよね。自分のを売りそうですけど。パンツだけに「被る」というのが地味に変態なうみちゃん。


 「臭気判定機能があってだな」と、疑わないのをいい事にロボ機能丸出しでさらに変態行為に出ようとする歩鳥。ピポ時代から判定するのが好きですよね彼(彼女)…流石のアミ先輩もこれはちょっと。いつも冷静なラン先輩はそもそもパンツを穿いてきたのかという根源的な質問を投げますが、ちゃんと穿いてきたし!と自信ありげに叩いたお股にのぞく黒レースのパンツ。パンツの上から水着を着てしまっていましたというあるあるオチ。自分も一度は心当たりがありますので、経験した人もいるのでは。普通は水に入った瞬間に気付くと思いますが…悪びれずに素直に謝るアミ先輩ですが、歩鳥は真剣に先輩の事が心配になりますが、イチカは既に諦めていますね。でもそんなアミ先輩も受け入れてしまう美術部の懐の深さこそが、ちとせやうみちゃんみたいなコミュ障たちを救っているのでこれでいいのです。イチカと歩鳥の関係も、歩鳥のエロの度にイチカが壁際に追い詰めて凄むというお約束のパターンが出来るくらいお互い馴染んできたようで何よりでした。登場当初は本気のバトルが始まるものとばかり思っていましたので…


 のりお先生は歩鳥になり変わって楽しんでおられる気がします。僕ヤバの甘々な展開とロロッロのドライなギャグでバランスを取っておられるのかもしれません。

ロロッロ!ver. 85.0 ルンバじゃん…/見て…あたしのペット… +のりお先生お誕生日おめでとうございます!

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歩鳥のボディはどこまで分割して機能するのか

 防水じゃなかったり、ルンバ並みの強制帰巣機能だったりで、イチカの現行ボディに比べて完成度が低いかに見えた歩鳥のボディ。しかし、その設計はパーツごとに自律するという、新しいコンセプトに基づくものでした。(イチカも一応頭と身体は分離可能ですが)中1には似つかわしくないアダルトなレースのストッキングやアームカバーも、着脱可能な関節の継ぎ目の目隠しだったのですね。こんなボディがガチでイチカを狙いに来たら、相当苦戦しそうな予感。ずるずる馴れ合ってしまって今のところその気配が無いのが救いか…?


 7月1日はのりお先生のお誕生日!おめでとうございます!みつどもえ世界ではまだまだ海江田先生が時空を歪めているのでしょうが、ロロッロ!はリアル時間が経過すると宣言されていました。となると、時間の進みを限りなく遅くしていくしか無いわけで、季節ネタがやり難くなりそうな気もします。まあ高校編、大学編と続いてくれれば何の問題も無いのですが。


 そんな新2年生編を牽引するのは、ピポ改め緋村歩鳥ちゃん。森繁博士作のロボの身でありながら学校に通うのはイチカと同じですが、ロボである以上は頻繁なメンテが必要なはずなのに今までその根拠地は謎のままでした。同じ疑問を持ったイチカはこっそり尾行して探り出そうとします。首の180°回転で威嚇してくる歩鳥。イチカには出来ないロボロボしい動きに思わず叫ぶイチカ。


 悪びれる事も無く歩鳥の住処を探りたいと語るイチカを撒こうとする歩鳥。しかし、電撃に撃たれたようになって意思に反して進み始めます。電池切れによる機能喪失を防ぐため、20%を切ると強制的に充電器に向かわせられると親切にも解説してくれる歩鳥。イチカの目にはルンバにしか見えませんが、逆にイチカには無い機能のようです。しかし、向かう先は森繁製作所。イチカが「うち」と呼んでいるのが何かいい感じです。自らの意思とは関係なく、これまでの秘密をばらすかの様にイチカを屋根裏に導く歩鳥。ロボットの悲哀が漂うシーンです。寝首を掻くため、と言いつつも既に相当な時間が経過しています。もう殺す気は無いんですよねきっと。


 不倶戴天の敵だった相手に自分の充電の様子まで披露する歩鳥。しかしその充電方法は体をバラバラにして充電器に納めるという猟奇なもの。なるべく見つかりにくくする為に歩鳥が博士にリクエストしたのでしょうか?しかしそんな歩鳥を不憫がって一緒に寝ようと言ってくれるイチカ。歩鳥も満更では無さそうですが、実際の場面を想像した瞬間お断りが入りました。


 歩鳥の事はちとせには黙っておく事にしたイチカ。中1を女児扱いもどうなのかと思いますが…自分も去年はそうだったんですし。そんなイチカの気持ちを踏みにじるように、入浴しようとするちとせにわいせつ攻撃を仕掛ける歩鳥。イチカに所在を知られてしまったた以上、身を潜める理由も無くなったという事か。意外にお風呂でお役立ちな歩鳥の腕。右腕を送っていますが、眼を踏み潰されそうになるシーンだけ左腕が無くなっているのはご愛嬌。ちとせの体が余りに凹凸が無さすぎて目的を達せず、ついには眼球まで送り込む歩鳥。しかしこれは基本体の各部位がワイヤレス接続されているからこそ出来る技に思えます。


 ちょっとやり過ぎてしまって、ちとせに手を出したらイチカの方から殺す、と凄まれる歩鳥。健全なおっさんとして凹凸に富んだ女体以外にが興味ないと強がる歩鳥ですが、大事な右腕が帰ってきません。何と右腕はちとせのペットに。その猟奇な絵面にさすがのうみちゃんも絶句です。右腕無しで登校しちゃってる歩鳥もどうかと思いますが…。自律制御なので歩鳥の意思に関係なく機能しているということの様です。各パーツに脳があるのが凄い。


 ロボ方面での掘り下げが久々に楽しかった歩鳥回でした。



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