もしポリスがサンタさんになったら…
ナマハゲみたいになりそうです。世界中の変態に鉛の弾をプレゼント的な。でもこの年まで殺伐とした生活を送りながら、どうやってサンタさんを信じ続けてこれたのやら。華ちゃん会長は何となく想像できますけど。
真っ赤な上着と大きな袋を持って街に立つポリス。その姿はイブの夜に相応しいサンタクロース…ではなく街の犯罪者の返り血を浴び、袋は無造作に放り込まれたひったくり犯と下着ドロ。いつものポリスですが、実は年末年始に増加する犯罪者を楽しみにしている仕事熱心なポリス。しかしクリスマスパーティーには抗えず、足が自然に向かいます。縛られた犯罪者を犬扱いまでして結局会長さんの家に来ることに。愛する妹も絶対来ていますし。
血塗れの制服を脱がされて着せられたのはひと昔前にSNSを賑わせた、ネコ型に穴の開いたセクシーな服。華ちゃんがいつかポリスに着せようと準備していたのかもしれません。華ちゃんともあおい部長とも体型が全然違うので、専用品としか思えません。そういう華ちゃん会長もハイレグタートルネックという謎セクシー服。この2人の類似性を際立たせるためのコスチュームとしか思えません。
間の悪いことに森繁博士がサンタ役で来ることになっていました。ポリスと鉢合わせすれば即射殺は免れないので早速イチカが阻止に向かいます。しかしサンタの来訪を知って、何やら思ったのと違う方向にうろたえるポリス。そしてこちらもよく分からない感じに自信満々な華ちゃん。この2人は実は今の瞬間もサンタの実在を信じてやまない純粋な心の持ち主なのでした。会長の方は自分の「悪さ」に自覚がある分大人かも。
折り悪く停電になります。聖夜の停電、何も起こらないはずもなく。しかし浮き足立っているポリスによって強制就寝タイムとなります。寝たかどうかの点呼からしてもうおかしいポリス。しかし隙あらばお互いを求め合う華ちゃんとあおい部長はがっつき過ぎではないでしょうか。早速摘発されていますが、会長を射殺しようとはしない模様で既成事実として認めているようです。
その頃不審者丸出しでこちらに来る博士を発見して、無事にサンタ服を剥ぎ取ったイチカ。そのイチカサンタにあおいに渡すために持っていた学童用の絵具セットを託すポリス。ズレてはいますが妹想いの姉なのです。そしてポリスの中のあおいはあの頃の幼子のままなのですね。そして自分へのプレゼントをワクワクしながら待つポリス。いつもの年はあおい部長があげていたんでしょうか。イチカが困って袋を探していると、帰ればいいのにノコノコやって来る博士。しかしこれこそがポリスには一番のクリスマスプレゼントとなりました。鳴り響く銃声。博士は無事なのか…
今回似た者同士である事が浮かび上がってきたポリスと華ちゃん会長。ポリスもあおい部長が華ちゃんと付き合っている事を渋々認めているセリフもありましたし、今後和解が成立しそうですね。