Made in USSR bis

桜井のりお先生の「みつどもえ」(連載完結)および「ロロッロ!」(連載完結)について1話ごとに感想を述べております。

2020年07月

ロロッロ!7巻 闇の組織ハヤシダ/最後だからいいでしょっ

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ずっと一緒!

 色々な方向へ行ったり来たりと楽しかったロロッロ!全7巻ですが、イチカのロボットを超えた心のあり方と、ちとせとうみのぼっち合戦に形を借りた友情の行方が最後までその根底にあったと思います。イチカは最終的にロボットとしての承認欲求を引っ込めて常識人ポジションに収まったように見えますが、その変わらないちとせへの無私の友情が色々なものを変えて行きました。嫉妬しないイチカは決してちとせを独占しようとはしない。だからこそ、ちとせとうみちゃんがお互いの感情が友情だと気付けるまで、仲を取り持つ事ができたのだと思います。


 ついに単行本も7巻で最終巻です。もっともっと続くと思っていたのですが…

 表紙はちとせを抱えて飛ぶイチカ。1、2、5巻でもお馴染みのモチーフですが、7巻ではちとせが笑ってイチカに身を任せているのが目を惹きます。イチカをロボットだと認めた4月1日の後に、改めて飛んでもらった時の情景でしょうか。ver. 0.1の初飛行でのお乳首確認からの締めくくりと思うと、誇らしそうな表情の中に寂しさも感じます。


 中表紙は森繁家のポートレイト。ちとせの髪が中3の春の時より伸びていますが、まだ妹のあやめは産まれておらず、エレナママのお腹も大きくない時期なので夏とかでしょうかね。歩鳥も上からぶら下がってちゃんと家族の一員として収まっています。


 お楽しみの目次。今までイチカのパーツが並んでいたベルトコンベア上にはついに完成品のイチカが。

  1巻 頭部と左腕

  2巻 左脚

  3巻 腰~臀部

  4巻 首~腰

  5巻 両乳房

  6巻 服

となっていたので、ひょっとして早い時期から全7巻として構想されていたとか…?


 そして問題のあらすじ。すっかり出番が無くなったままフェードアウトした林田センセーですが、闇の組織ハヤシダがイチカの誘拐と大量破壊兵器への転用を目論むというストーリーが。作中の森繁博士が恐れる「組織」の存在やセンセーの能力と語られない素顔などの伏線から、この方向でのストーリー展開は当初のプランにあったのではと思われてなりません。もっと壮大になるはずだったロロッロ!の影だと受け取っておきたいと思います。


 いつにも増しておまけ4コマの少なかった(号泣)7巻でしたが、その貴重な1本は鈴鹿すてらに捧げられております。のりお先生も好きなデザインというすてらは自称「カンフル剤」、つまりロロッロの更なる盛り上げのために生まれたキャラという事でしょうか。にも関わらず最終回直前となってしまったその登場。ロロッロ!終了まであと10ページというヤケクソ気味な煽りがその感を一層強くします。本当は3年生編もあったんじゃないかと思われてなりません。


 そしてPost script。23歳のちとせとあやめ。セクシー路線は影を潜め、何気ない日常の一コマのように見えます。そして眠りこける中学生(一部は高校生)のままのイチカを含めたみんな。ちとせは起こさないように、とでもいうように人差し指をそっと口に当てています。最終話では7年後のみんなを描いていたのにこれはどういう事か。みんなが目覚めたらまたお話の続きが始まるのでしょうか。単行本の販促イラストもみな寝姿だった事を思うと、のりお先生の一つの気持ちの表れなのかも。


 もっともっと続いて欲しかったロロッロ!。その終わり方もいつでも再開しそうだったみつどもえの時とは違って、完全な「それから」を描いてダメ押しのような強い意志を感じました。強烈な個性のキャラがワラワラと動き回るのりお先生の作品を愛する者として、長く読み継がれるべき作品だと強く信じますし、次回作を待ち望んでいます。

みつどもえXXX卵性 峰さんは永遠に

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縛られるのが大好きっ子同好部定期通信

 メイン回がバレンタインだったので冬のイメージが強い峰さん。なので夏の峰さんが描きたくなってスク水を描きました。つい趣味が高じてスク水の上に縄装着のまま学校に来てしまった峰さん的なシチュエーションです。基本的にただの小柄な黒髪ぱっつん美少女でしかない峰さん大好き。色々描写が無い分、かえって妄想盛り放題なんですよね。ちなみに「縛られるのが大好きっ子同好部」はのりお先生公認の同好部です。やったね。


 夜空に燦然と輝く超新星爆発のように、みつどもえ10巻175卵性を彩った峰さん。その輝きは今も人々の心を捉えて離しません(個人の感想です)。しかもあまりに短いその光輝の間に残されたキーワードは、チョコレート、味噌汁、縛られ妄想というごく僅かなもの。しかしその希薄さがかえって人々の妄想を掻き立ててきた峰さん(個人の主観です)。


 しかし我らのみつどもえの大海原を渡る海図である所のみつごのたましいを紐解くと、峰さんのみつどもえにおける歴史的実存は人類の知見を遥かに超えた長き年月に渡るものであることが明らかとなります。特にその他のエピソード(モブ)の登場回数に注目していただきたいと思います。なんと8卵性から登場している峰さん。もうこれはレギュラーと言っても過言ではないのでは・・・。その後も人気投票等で圧倒的支持を得つつ(効能を保証するものではありません)みつどもえ海の水平線上に見え隠れしてきた峰さん。175卵性の時は絶対レギュラーになるって確信したんですけどね。


 と、まあこんな感じでとにかくモブキャラの層の厚さが尋常ではないみつどもえ。2017年にはコミケでみつどもえモブキャラ同人誌をじゃんぴーさんと共同編集で発行もしたりしました。是非皆さまも自分だけのモブキャラを見つけて、追いかけてみて下さい。みつどもえがより一層楽しく読めること間違いなしです。

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