Made in USSR bis

桜井のりお先生の「みつどもえ」(連載完結)および「ロロッロ!」(連載完結)について1話ごとに感想を述べております。

2021年03月

みつどもえXXX卵性 身長差は愛の形だよねっ><

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身長差カップルの一例

 自分の中ではそういう設定になっていたので、確認のためにみつどもえ本編を見直してみたらなかなかそうは言い切れないかな・・・?となってしまって自分の中の一番大事な物差しが崩壊寸前に。まあ、こういうのは思い込みでもいいのです。
 
 あるキャラクター(複数)が好きになり、この2人には親密な関係があるのではないかという妄想に囚われた時、その2人を並べて描きたいという欲求が生じます。そこに生じるのが身長差の問題。例えばそこに仮にY岡とM下というキャラクターがいたとして、この2人を描く時に身長がM下>>Y岡である事は明らかなのですが、実際にどの位の身長差があるのかは「本当らしさ」を出すために必須である事に気付くわけです。もちろん実在の人物ならば何cm差、という数値があるわけですが、デフォルメされた二次元のキャラの場合1cm2cmの違いは描き分けるのは難しい。いきおい胸、肩、鼻、目などの主要パーツが目印になって来ます。そう思って探してみると、どうもM下さんの目のあたりにY岡さんの頭のてっぺんが来がちなのではないかという法則性が見つかります。つまりこの2人は並べて描かれる事が前提になっていて、描きやすい目印が設定されている。これって愛だよねっ><となるわけです。

 複数で作業するアニメだと、まず最初に身長の対応表が描かれてそれがパースと共に守られるのだと思いますが、みつどもえのように登場キャラクターが多くて入り乱れているマンガの場合、微妙な差をつけていてはキャラクターが立たない。宮下さんは高く、三女さんは小さい。そしてみっちゃんの背が全キャラの基準になる。大小の両端と中央点がこの3人で、残りのキャラはこの枠に配列されるのですが、行動を共にしがちなキャラ間で相対的な身長差が設定されているのだと思います。そしてそれは単純な「設定」ではなく、ストーリーに沿ったキャラクターの味付けが優先されている。そうなると同じ悩みを抱える杉ちゃんと三女さんは身長も同じ位になり、おがちんは3人の中で一番小さくなります。チーム杉崎はキャラの違う凸凹が3人(正しくは4人か)集まっているから背もバラバラなのでしょうね。

 というわけで、同じ事を既に書いている気もしましたが、みつどもえにおける身長差がキャラクター間の濃密なネットワークの反映なのではないかという妄想でした。みつどもえ以降の作品を見ても、のりお先生はやはり意識的に身長差を描かれているのだろうと思います。

みつどもえXXX卵性&ロロッロ!ver. X 麻里奈ママとエレナママ

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両作品を代表する母性

 母性あふれ出るお二人ですが、麻里奈ママは胸部に、エレナママは臀部にとりわけ母性が集中していると言っても過言ではないでしょう。
「胸の谷間なんて便所以外の何物でもないよ!!」(三女さん)
「相変わらず尻で稼いでるね」(イチカ) 
これに勝る賛辞はあるでしょうか。いや無い。

 のりお先生作品の母は偉大である。
 これは間違いのないところ。その母性はにじみ出すもので、ひけらかすものでは無い所がまた素晴らしいのです。母の形は人ぞれぞれだよねっ><が今回のテーマです。

 みつどもえ世界に緊張を与える母の不在。杉崎家、吉岡家、佐藤家、千葉家と母のバラエティが豊富であればあるほど、丸井家にポッカリ空いた空白の座がますます重みを増します。三女さんは黙って母に代わって食事を作り、ふたばは草次郎パパにべったりとくっつき、みっちゃんはただただお菓子を貪る。テレビの上のナスの牛がわずかに痕跡を感じさせるだけ・・・残念ながら連載中にその謎が明かされる事はありませんでしたが、意図的に残されて埋められる事のない隙間は今もなお、読む私たちに鈍い痛みを与え続けます。しかし、出てくる母キャラたちは本当に誰もみな性格が見事に違っていて、それぞれの子供との関係性や与えているであろう影響も親子それぞれで、この重層性は今読んでも本当にあっぱれとしか言いようがありません。

 ロロッロ!でも同じく森繁家には母親がいないのかと思いきや、世界を股にかけてお尻動画で稼ぐ陽気な母、エレナママが颯爽と登場してくれました。夫を愛し、娘を愛する良き母ですが、家にいないのはちとせにはやはり不安なはず。でもその不在をむしろ誇りに思うちとせがまたいじらしいのですね。一方で夫くん(森繁博士)の作り出したロボであるイチカや歩鳥を、何の隔たりもなく娘として受け入れるエレナママの大きな器もまさにビッグママ。中学生がメインのせいか、登場した母親はうみちゃんの胸配信ママくらいでしたね。キャラ達の自立が進んで、お互いの関係性の方が親子関係を上回っているからでしょう。その分エレナママの存在が際立っていました。

 のりお先生のインタビュー記事でも、ママキャラを喜ぶ読者を意識していらっしゃる様子が窺えましたので、今後も魅惑のママキャラが出てきてくれる事でしょう。
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