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ロボ姉妹の視覚のひみつ

 人間もそうですが、ロボと言えども全視覚情報を保存していてはあっという間に記憶容量が溢れてしまいます。歩鳥の場合はおっさん的ラッキースケベシーンがセレクトされて保存されていましたが、イチカは多分「ちとせちゃん映像」だけが残してあるんだろうなと思うのです。愛の形は人それぞれだよねっ><


 学園祭もいよいよたけなわ。ミシェル率いる美術部は腐女子の欲望丸出しの「オスまみれの名作」羽のプリンス様(テニプリのバドミントン版?)を声を出して鑑賞しようと言うもの。既に美術部要素が極度に希薄になっていますが、幹部の権力で押し通してしまったのか。去年の華ちゃん会長ボックスは美ボ会としての個人的な暴走だったはずですが…


 昔の大学祭等の学園祭ではこのスタイルの「上映会」がよくありました。しかし、市販のソフトを不特定多数に鑑賞させるのは、ちとせが言うように完全にアウトです。創作者のはしくれとしてそこだけは譲れないと主張するちとせ。意識高過ぎな感もありますが、正論過ぎてイチカやうみちゃんも押し切れません。そもそも最初から創作のかけらもない応援上映会そのものが美術部の企画としてアリなのか?という微妙さなので、擁護するポイントもありません。


 自分たちが制作した映像なら問題はないのですが、そんなものが都合よく転がっているはずもなく。しかし転がっているのがロロッロ!世界。何たって高性能ロボが普通に部内に2体もいるのですから。今回はいつも勝手気ままに生きているように見える歩鳥が助け舟を出してくれます。プロジェクターの端子を色っぽい表情でお尻にIN。臀部付近にインターフェイスを集中配置するのが森繁流のロボ設計のようです。


 いきなり映るのはミシェル。更衣室での水着の着替えシーンです。オスまみれの筈がいきなりメスまみれになってしまう素晴らしさ。おっさんでいてくれてありがとう歩鳥。夏合宿の映像記録と言いながら、歩鳥が集めたラッキースケベ集の始まりです。視覚が取り出せる映像として記録される事の意味がよく分かります。未来がここに!


 続いては仲良く日焼け止めを塗り合いっこするうみちゃんとちとせ。百合に混ざるおっさんの如く参加しようとする歩鳥ですが、「肉という肉を胸に集めよう」としているうみちゃんなのでした。元々しっかり胸はあるし、そこまで駄肉が付いているわけでもないのに…しかしこの映像は女子の心を捉えて暖かい応援が寄せられます。これでうみちゃんもみんなに混ざりやすくなるはず。


 続いてはちとせ。こちらはスケベでも何でもなく、歩鳥の絵を描いてくれているのですが、その出来はいつものちとせ。心にも無いお世辞が言えない歩鳥が、それでも絞り出そうとする「ありがとう」。でもどうしても言えなくて…思わずうみちゃんまで拳を握りしめて応援してしまう青春シーン。これは歩鳥本人も赤面です。


 そしてお待ちかね。裏から映った「女」ののれんに歩鳥の体越しの脱衣カゴ。来ました温泉シーン。さすがに別荘地に温泉は無いでしょうから、みんなで入りに行ったのか。満を持してまろび出るアミ先輩のお全裸。中学3年とは思えないそのマス感に中学男子の咆哮が響き渡ります。肝心な所が湯気で見えないのもお約束。思春期盛りのオスたちは、息でその湯気を払おうとしますが、そのアツい応援の息吹きはあたかも竜巻のような暴風となり、教室を荒れ狂います。


 アミランの2人が帰還した時にはそこはまるで台風一過の惨状。吹き飛ばされたスクリーンと作品、そして美術部員たち。そして残ったのは、意外と愛されていた歩鳥の記憶。上映会自体も、結局美術部への応援が生徒から得られたわけで、結果オーライだった学園祭展示だったのではないでしょうか!