Made in USSR bis

桜井のりお先生の「みつどもえ」(連載完結)および「ロロッロ!」(連載完結)について1話ごとに感想を述べております。

宮崎駿

風立ちぬ観てきました(若干ネタバレを含みます)

130724blog
菜穂子さんと菜穂子さん

原作(モデルグラフィックス誌連載のマンガ版)の菜穂子さんは最後まで結核療養所から出る事も叶わず、その余りの幸の薄さに愕然としましたが、映画では自分の意思を貫いて祝言まで挙げる事が出来てホントに良かった。次は是非「砂漠の民」のササンを少しでも幸せにしてあげて・・・。

ついに公開された「風立ちぬ」。主役に俳優どころかなぜか庵野監督を抜擢したり、ひょっとしてやる気が無いのかと前情報をなるべく入れないように期待しないように映画館に行きましたが・・・完全に打ちのめされました。間違いなくここしばらくの宮崎アニメの中で出色です。映画館の中で時間を忘れて引き込まれ、気がついたらエンドロールという経験は久しぶりです。庵野監督もドはまりしていました。

原作は模型雑誌と言う事もあり、同時期の他社の設計者や機体も色々出てきて飛行機分:ドラマ分が2:1位の印象ですが(それはそれでめっちゃ面白い)、映画では余計な要素を取り去ってブレの無い見事なストーリーになってました。その分飛行機の設計の細部や当時の会社の様子、空中分解する機体の内部構造にストレスがかかり破断していく様子を透視させるなど、マンガでは描けない方向に描ききっていて圧巻でした。あとは当時の社会の様子が外国も含めて活写されていて良かった。みんな異様に礼儀正しくて、その辺の「当時」感も良かった。

あとやはりですが、男性キャラは豚から普通の人間になってましたね(雑想ノートでは基本的に男は動物キャラですが、「風立ちぬ」までは日本人は人間だったりして色々宮崎監督の中であるんだろうなとか想像してます・・・)。

加代ちゃんの「にいにいさま」とか、アニメ初であろう地震の描写とか、時折入るキモイ効果音(多分ヒトの声)とか、里見さん(父)がカリオストロ伯爵だったとか語りたい事は山程ありますが、言葉にしてしまうと自分がつまらなくなるのでこの位にしてもう一度見に行ってこようと思います。あと原作を早く単行本にまとめて頂きたいのですがどうなってるんでしょうか。普通なら映画に合わせてぶつけてきそうなものですが・・・。地に伏して出版を懇願します。 

宮崎駿 風立ちぬ第6話

どんどん長編になって行きそうな勢いです。零戦登場まで続くのだろうか。

今月号は堀越二郎が奥さんを貰うまでのお話し。
先月号に出てきた黄色いワンピースの少女がやはりそうでした。少女という年齢ではないのかな。

今回は飛行機も実機は出てこず紙飛行機のみ。付録に紙飛行機がついてきます。紙飛行機についての細かい記述があったりして、宮崎監督は本当に博識だと思います。戦前の軽井沢や登場人物の話し方一つとっても、当時の雰囲気ってこんな感じかな、と思わせられてしまう。一コマ事の情報がもの凄く多いのだけど、全部資料を見ながら描いているとは思えないので、強靱な想像力で作り上げている部分も多いのでしょう。

この頃は個人としての設計者が生き生きとして見える時代です。
日・米・英・独・ソ連、どの国にもスター的な設計者がきら星のようにいました。ジェット機の時代なってから、特に最近は設計者の名前を聞かなくなってしまった。航空機が複雑になりすぎたからでしょうか。F-22の設計者の名前なんて知らないですよね。だれかが指揮を取っているとは思うのだけれど。

モデルグラフィックスの模型の記事を読んでいるとプラモも進化していますね。MMシリーズも履帯は組み立て式か。中学生の自分には完成させられなかっただろうな、と遠い目。ガンプラも指が動くようになっている!

宮崎駿 妄想カムバック 風立ちぬ(5)

え?5回目?なんで私は1~4を読んでないの??
宮崎駿が模型誌ModelGraphixに連載している妄想シリーズの最新作です。今日本屋でたまたまみたMG誌の表紙を見て愕然としました。いつの間に再開してたんだ・・・。ポニョも終わったんだし再開しないかなと思っていましたが、とっくの昔に始まっていたとは不覚。

零式艦上戦闘機の設計者堀越二郎が主人公のようです。連載5回目にしてまだ七試艦戦なので、結構な長さになりそう。特筆すべきは日本人がブタとして描かれている事。以前の雑想ノートではドイツ・ロシア人はブタ、イギリス人はイヌ、アメリカ人はサルとして描かれていたのですが、日本人・中国人はヒトのままでした(連載時期によって違っていたのかも)。何か釈然としなかったのですが、今回これで納得。宮崎駿は自身をブタとして描いているので、ブタである事に特にネガティブな意味は無いのだと思います。

スタイルはいつもの雑想ノート。一コマずつ順に彩色しながら仕上げていく驚異の水彩マンガです。きっと一冊にまとまると思うので楽しみですが、今後MG誌を買い続けるかちょっと悩む。

飛行艇時代 宮崎駿

紅の豚の原作です。

第1回でマンマユートに攫われた娘さん可愛いよ。「美少女は世界の宝だぞ!」は連載当時書店で立ち読みしていて衝撃を受けた名台詞です。宮崎駿名言集のトップに持ってきてもいい位。フィオもコマが進むにつれて顔がナウシカになっていきます。今気付いたけど、ポルコに付いて行くため髪を短くしている?さすがに細かい。

映画もいいけど、原作も非常にいい。映画の方がオトナ分多目です。原作のこのあっけらかんとした感じは大戦間の地中海の雰囲気なのかな。こういう雰囲気まで描けるのは宮崎駿ならではだと思います。

模型誌に連載されていた雑想ノートの一部だったのに、紅の豚の映画化のせいで単行本化の際に別の本にされてしまい、 買いそびれていたものです。やっぱり宮崎駿の水彩はいいですね。さらっと塗ってあるように見えるけれど、いざ真似しようとすると感じが絶対出せない。

宮崎駿といえば、ある時を境に真っ黒だった髪が真っ白になり、その後いきなり髭もじゃになっていて驚きましたが、この本では92年では白髪髭なし、98年では既に髭を伸ばし始めています。 

昔講談社?から出ていたらしいストーリーボード集が復刊されないかな。 
記事検索
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ