
早紀ちゃんと委員長の未来予想図
今回のこの二人が将来アレやコレやを経た上でお互い好意を持つに至った場合、パンツを脱いで備えた状態での告白イベントが予想されます。「好きな人に話しかける時はパンツを脱いで(女子のみ)」というこの風習が広まった世界はきっと争いのない平和で清浄な世界・・・
今年2月、1ページのみ月刊モーニング・ツーに寄稿されたのりお先生ですが、5月22日発売の7月号では満を持して10ページのフルサイズド変態パンツ漫画「委員ちょうの事じょう」を掲載されるに至りました。少年誌での限界に挑みながら続いているみつどもえに対して、青年誌ならではのアンリミテッドな表現に挑戦する意欲作です。タイトルからして「ちじょ」と読ませるストレートさ。さすがと言わざるを得ない変態作に仕上がっています。これは必読でしょう。
メインキャラは黒髪の委員長と淡色ショートな早紀ちゃんの二人。この二人の身長差、そしてプロポーションの差がいい味を出しています。みつどもえもそうですが、のりお先生は体格の差異を意識的に描き分けていらっしゃいますね。そんな凸凹コンビですが、委員長が秘かに思いを寄せるイケメンの高橋くんが通りかかった事で、ノーマルだった早紀ちゃんが委員長の中の変態沼に足を踏み入れて染められていきます。
初恋の男子に話しかけなよ!!とけしかけてキャッキャと恥ずかしがる所までは良かったのですが、委員長はなぜかトイレへダッシュ。大げさに思った早紀ちゃんが尿意くらい我慢しなよと言いかけたその瞬間、早紀ちゃんを壁にして廊下で決然とパンツを下ろす委員長。あまりの事態に呆然とする早紀ちゃん。渡されたホカホカの友パンツを持って立ちつくします。このパンツが割と発展型というかみつどもえで言うところの杉ちゃんタイプなのもポイントですね。見られる事を意識している。
無事パンツを脱いだ委員長は高橋くんとの会話に成功しますが、どう考えてもこれは・・・委員長・・・。二言三言の会話の間に「はぁはぁ→ドクン→ペタン」という擬音で現される何かが進行した模様。おそらくこのシークエンスからパンツを保護するために脱いだとしか思えません。この異常事態を問い詰める早紀ちゃん。
どうやら委員長の中では「女子が好きな相手に話しかける時はパンツを脱ぐ」のが常識である事が判明します。早紀ちゃんは委員長が高橋くんを好きな事は既に報告を受けているようですが、パンツを脱ぐという事までは把握していなかった模様。判別しにくいのですが早紀ちゃんの名札は1年と読めますのでおそらく中学1年生。まだ友達になってから日が浅いのでしょうか。全ての女子が同じくパンツを脱いでいるという委員長の主張を一瞬信じかける早紀ちゃんですが、思い直して激しく突っ込みます。しかしまだ恋愛感情未経験である弱さを突かれて委員長に押し切られる早紀ちゃん。「たのむぞ!!」がかわいいんですが、こんな変態さんと友人になったら自分も染まるしかありませんよね。
事態が急転する下校時。憧れの高橋くんがゴージャス系美少女の文野さんと下校しているではありませんか。委員長の恋の行く手を遮る障害物。そして委員長ジャッジでは明らかに文野さんはパンツをはいていない=好意を持っている。パンツの有無を検証しようと言い出す早紀ちゃんですが、この時点で既に委員長の変態性に毒されてのは明らか。スカートをめくる直接行動に訴えようとしますが、委員長は必死に引き留めます。理由は「文野さんが今夜のお供になっちゃう!!」から。ああ青年誌。
必死に高橋くんが今夜のお供を得ない形で文野さんのパンツの有無を探ろうとする早紀ちゃんですが、委員長はスカートの上からまさぐってパンティーラインを確認する強硬手段に出ます。「糸がついてますよ」の委員長の必死な表情が怖い。探索の結果、パンティーラインが無い事にショックを受け、膝から崩れ落ちる委員長と必死に慰める早紀ちゃん。Tバックかもしれないという可能性を提示して何とか委員長を立ち直らせます。
ここで更に露わになる委員長の変態性。Tバックをはいた女子は「T」という字や音に反応して恥辱にまみれて興奮するという主張すなわち自分の性癖。ここまで来ると丁字路はTではなく「丁」だというのはもはや無粋なツッコミ・・・Tバックをはいて世の中全てのTに興奮して悶える委員長にはもはや清々しさすら感じますね。
仮に文野さんが好きでも高橋くんが文野さんを好きとは限らない。最後の可能性に賭けて高橋くんのズボンを下ろす早紀ちゃんは友達思い。しかし、体の構造上の違いゆえか、委員長ルールでは男子はパンツを脱がなくてもいいらしいのです。早紀ちゃんを変態呼ばわりした挙げ句、目撃した高橋くんのパンツ姿に息を弾ませ大興奮状態で走り去る委員長と呆然と立ちつくす早紀ちゃん。早紀ちゃんは委員長の事をもっと知らないといけませんね・・・
この変態に満ちた世界観ですが、どうやらみつどもえの世界と地続きのスピンオフ作品であるようです。のりお先生のTwitterにはしんちゃんの姉である佐藤絵理=エリツィン=マゾメ氏がトム先輩に話しかけようとしている所と、そのお尻のパンツの有無をじっと注視する早紀ちゃんと委員長が描かれています。エリツィンと二人の制服は同じ。みつどもえのみんながこれから進学する中学校の話という事になります。進学すればこの委員長のパンツチェック視線がお尻に突き刺さるという事。おがちんという実例もいるのでさらに委員長の確信が深まりそうです。Twitterに関してはさらにかなり前にのりお先生が投稿されたもの(何と2014年12月!)に「服を全部脱ぎ捨ててコート1枚になった上で高橋くんにプリントを渡す委員長」の姿が既にありました。当時そのあまりの変態ぶりに度肝を抜かれたものですが、今回こういう形で結実したのは感慨深いものがあります。
今後この世界がどうなって行くのか楽しみです。変態に染められた早紀ちゃんに救いがある事を祈るばかりです。



