2023年01月28日

「浄土を願いつつ、あれから、満三年を迎えました。―長男と共に、今も、皆さんと― ショート法話(345)」という動画をアップしました。

「浄土を願いつつ、あれから、満三年を迎えました。―長男と共に、今も、皆さんと― ショート法話(345)」という動画をアップしました。

どうぞ、ご覧ください。
https://youtu.be/pGrth2PdRWs

以下は、概略です。
長男が亡くなってから、満三年を迎えました。

たった三年前なのに、何だか随分、昔のようにも感じます。

長男が亡くなった直後は、当然ながら、私たち一家は、深い悲しみの中にありました。

その時の状況のことを、知人は、「一家に笑顔が無かった」とおっしゃっていました。

もちろん、それは、そうだったと思います。

そういう状況から、今は、三年が経ち、悲しみも幾分、薄らいできています。

しかし、ふと、長男がスポーツをしている写真を目にしますと、「こんなに大きくなって…」とか、「どうして生かしてあげられなかったのだろう」とか、「早く、会いたいな」と思います。

こういう感情も、無くなることはないのでしょうね。

日々、手を合わせていると、長男は、肉体は無くなってしまったけれども、決して、何も、私たちに影響を及ぼしていない、関係していない、とは思えなくなってくるのです。

死して後も、長男は、私たち家族や、長男を知る人の「行動」に影響を及ぼしている、関わりあっているのです。

そうなると、「浄土」というのは、案外、「すぐそこ」にあるかのような気持になってくるのです。

法然上人は、比叡山で「智慧第一の法然房」と言われた御方です。智慧の菩薩である、勢至菩薩の化身とも言われました。

その法然上人は、叡山を下り、智者も愚者も無い、全ての人が往生できる道を求められました。

「人間にとって『智慧』とは、一体何なのだろう」「我々人間が積み上げた『智慧』は一体、どれほどのものなのだろうか」、「人間同士で、『私が上、あなたが下』と差別を付けた所で、それはどこまでいっても、不完全な人間がお互いを裁いているだけなのだ」「そもそも私たちはみな、凡夫、不完全なものなのだ」「その不完全な私たちをこそ、みほとけは摂取されているのではないだろうか」
法然上人は、このようにお考えになられたのだろうと、私は思うのです。

先ほども申し上げましたが、長男が亡くなって、私は、「会いたいなあ」と思っています。

その思いは、「俱会一処―俱に一つ処で会う―」の「浄土」で果たされます。

しかし、それは、紛れもなく、私の「執著」です。煩悩です。

いくら、忘れようとしても忘れられない、私の「執著」です。

その「執著」を抱えた凡夫である私に、「浄土」を願わせるために、弥陀は、亡き人と再会のできる「俱会一処」の浄土を建立されたのです。

その「浄土」には、「仏」となった方々がいらっしゃいます。

亡き人と再会する、その浄土を願いつつ、「満3年」を迎えました。

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※当寺へは、札幌から普通列車で30 分ほどで幌向駅に到着いたします。幌向駅からは、国道12号を岩見沢方向へ徒歩5 分で善光寺へ到着いたします。

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2023年01月25日

「『縁』を知り、『なされたこと』を知る。 ショート法話(344)」という動画をアップしました。

「『縁』を知り、『なされたこと』を知る。 ショート法話(344)」という動画をアップしました。

どうぞ、ご覧ください。
https://youtu.be/xQ-T8yfcGEQ

以下は、概略です。
お寺を、「家業」というと語弊がありますが、私は、親の跡を継ぎました。

そこに、自分の「自由意志」が無かったかと言うと、そうではありません。

私の場合は、お寺を継ぐのが嫌だとは思いませんでした。

それは、尊敬するお坊さん達に出会い、「ああなりたいなあ」と思いましたし、何より、祖父や父が、私がお寺を継いだら、喜んでくれるだろうと思ったからです。

ですから、完全な「自由意志」によってお寺を継いだのかというと、そうではない部分もあると思います。

しかし、今は、そのことに対して、後悔はしていません。

確かに、親に敷かれた道かもしれないけれども、その道を歩んでいるのは、この「自分」なのです。

自分が切り開いた道だけが、自分の道ではありません。

いえ、むしろ、ほとんどが、先人が切り開いた道であり、その道を、私たちは歩ませてもらっているのです。

自分の力で、誰にも頼らずに歩いているように思っていても、そこはすでに、誰かが整えてくれた道の場合もあるのです。

全てを自分の思い通りに選択していく。

それはそれで結構なことですが、自分に与えられた「人生」のその一分を、「誰かのため」「自分以外のため」に捧げる道も、「自分の道」だと思うのです。

自分は一体、どういう縁によって、ここまで来たのか、育てられたのか。

自分は今まで、何に、一番、お世話になったのか。

それが、自分にとって、一番深い「縁」です。

私たちは、どこへ行っても、世界の果てまで行っても、誰かの「縁」「助け」をいただかなければ、何事をも成すことはできません。

ならば、今までいただいていた「縁」を、より一層深め、その深められた「縁」の中で、自分ができることをする。

「恩を知るは大悲の本なり、善業を開く初門なり」(『大智度論』)とあります。

この「恩を知る」の語源はパーリ語の「kataññũ」で、「なされたことを知る」です。

今の自分があるのは、どういうご縁、助けをいただいたからなのか。

それを知ることは、仏道の初めの入り口であり、それは、心の平安への入り口でもあるのですね。

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2023年01月21日

「亡き人が喜ぶような生き方を ショート法話(343)」という動画をアップしました。

「亡き人が喜ぶような生き方を ショート法話(343)」という動画をアップしました。

どうぞ、ご覧ください。
https://youtu.be/Oxy9h6W40sQ

以下は、概略です。
心穏やかに、争わず、他者に利益を与える。

それは、仏さまの行いであり、「慈悲」の御心です。万人に対する慈しみと悲しみを共にする御心です。

それは、私たち凡夫には、到底成し得ない行動です。

しかし、そういった仏さまの行いを敬い仰ぎながら、自分なりの歩みを進めていくことはできますね。

お互いに、妬み、争い、足を引っ張り合うのではなく、心穏やかに、争わず、少しでも他者のことを思う。

そのような仏さまの御心を自分のお手本、理想とし、「そういう行いって良いなあ」と考えていると、この世界に、そういう「良いなあ」と思える「仏」を見出そうとするのです。

この世を、自分のためだけの、自分の都合のための世界と見ず、そこに「仏」を見出していく。

しかし、現実は、そうそう安穏な世界ではありません。

何しろ、この世は娑婆なのです。

思い通りにはいかない世界なのです。

しかし、だからこそ、そこに、「仏」を見出し、「仏の行い」を少しでも、私がさせてもらう。

思い通りには行かない世界だから、自分の思い通りにするのではなく、思い通りにならない世界に、「仏」を見つけ出し、その仏の御心に習い、自分自身も仏の道を歩ませてもらう。

それが、心穏やかに生きる道であり、亡き人が喜んでくれる生き方なのではないかと、私は思うのです。

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