deeplog JAPAN

80年代香港映画至上主義

高舉‧愛 Love Lifting

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高舉‧愛 Love Lifting (2012)
監督:ハーマン・ヤウ
出演:エレイン・コン、チャップマン・トー

ロンドンオリンピックが始まりましたが、今回も色々と期待の種目が有ります。
中でも前回の北京五輪から気になりだしたのが、ウェイトリフティング重量挙げ。

祝・三宅宏実銀メダル!
北京では辛い結果でしたが、今回は四年間の鍛錬が実を結び、父親の銅メダル(メキシコ五輪)を超える素晴らしいものとなりました。おめでとうございます!(そこのお前、「ガラにもない」とか言うな!)陸上競技におけるパワフル女子は惹かれますなぁ。個人的に女子砲丸投げも好きなんですが、中継やんねぇでやんの。。。


さて先日、奇しくもハーマン・ヤウ監督の女子重量挙げ選手物語『ラヴ・リフティング』を観ました。

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糖尿病を理由に引退した東莞の女性重量挙げ選手(エレイン・コン)が香港でバーの事業に失敗して離婚間もない男(チャップマン・トー)と出会い結婚。一度夢を捨てたエレインはチャップマンの後押しでアスリートの世界に返り咲こうと奮起し一人東莞へ戻りトレーニングに勤しむが、糖尿病治療のインスリン投与がドーピング疑惑にかけられたり、香港に残された息子は「ママに会いたい」とグズり困惑のチャップマン。世の中上手くは進みません。それでも彼らにはひたむきな愛情と現役復帰への向上心があるので無問題!と笑顔に溢れていた時に、“それ”は突然やってきた…

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日本なら「美人すぎる」が付きそう

出会いから結婚までのプロセスが早過ぎるのが気になるけど…

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ユン・ピョウ主演のドラマ『詠春』を観ながらメシ

ハーマン・ヤウと言いますと、どうしても『八仙飯店之人肉饅頭』『エボラシンドローム』といった鬼畜レッドゾーンの秀作を撮ったイメージがとても強いんですが、クライムサスペンス『タクシーハンター(例によってアンソニー・ウォン主演)』や『イップ・マン誕生(最近の本格派 デニス・トー主演)』などのB級臭が漂いながらも水準の高い作品を数多く撮る職人監督です。

そんな彼によるこの『ラヴ・リフティング』は、ある夫婦の愛情溢れるヒューマンドラマで終盤感動的な流れになるので、ホントにハーマンさんが撮っているのだろうか?と要らぬ思いが過ってしまう事も否めませんでした。外野をあまり設けず、夫婦(と息子)メインで互いに注がれる愛情はカンフーや銃撃戦ばかり観ている僕の心に安息の一時が訪れた想いが募り、クライマックスは見方によっては『ロッキー』『ベストキッド』のような熱いドラマともとれ、素直に感動してしまった。本作の為にエレインはウエイトリフティングのジムに通いと大食で体重アップに望み、チャップマンは逆に13キロ減量。かなりの力の入れようです。アンソニー・ウォンも臥底も詠春もない作風ですが、たまにはこういう映画も良いネ。
 
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ティム・ニウ(左)がおせっかいババァで登場。『高海抜之戀(2012)』でも似た感じ

ご存知の方も多いとは思いますが、チャップマン・トーはミラーフィッシャー症候群という病気で一時自宅療養をしていましたが先日無事に復帰したそうで、今後パン・ホーチョン監督の粗口全開コメディ『低俗喜劇』が公開待機中。


そして…秋にハーマン監督作の『秋瑾
』がまさかのリリース!!

海...

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上から『ユリョン(1999)』『ラベンダー(2000)』『逆戦(2012)』。
さっき『ラベンダー』を観ていた時にハッと気がついたもので。
この手の演出って、何か元ネタがあるのかな?

レディ・ソルジャー エリツィン暗殺指令

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貓II 刺殺葉利欽 / Black Cat 2 (1991)
監督:スティーヴン・シン
出演:ジェイド・レオン、ロビン・ショウ

リュック・ベッソンの『ニキータ』翻案『黒猫 Black Cat』の続編だけど…これは酷い。

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カナダやロシアロケを敢行したものの、それが殆ど活かされないままにZ級の停滞した展開が続き、最後の最後に大バカが炸裂したジェイド・レオン(古村比呂にソックリ)とロシア人テロリストとの無重力対決がやってくる。見せ場は約90分中、その5分弱だけ。何かの折で観る機会が有りましたら、そこだけで結構です!

国際的マーケットを意識した作りなんだろうけど、音声が全編広東語ダビングなのは西洋人キャストが多い故に違和感だらけ。収音師(現場録音担当)のクレジットが有ったので、英語版があるのかも知れんね。これがコケたせいか、D&Bフィルムは本作を最後に映画製作から退いてしまった…そして社長のディクソン・プーンはミシェール・ヨーと離婚し、本業の貿易業へカンバックする事になる。うーむ、これ以上書きたい事が無い...(-.-;)
 
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拷問のような人体改造

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D&Bで地味に売り出していたような気がするロビン・ショウ(右)
Let's MORTAL KOMBAT begin !!

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タイトルに有る様に、テロリストから命を狙われるエリツィン(のソックリさん)
 



エーとブー "Project A & Mr.Boo!"

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東京国立近代美術館フィルムセンターにて、『プロジェクトA』と『Mr.Boo』が東宝東和配給で公開された、所謂“当時もの”が上映されるというので、早速行ってきました。

とか言って、開映時にMegaStarやFortuneStarの奇麗なロゴが出てきたらどうしよう…と勘ぐってしまいましたがそれじゃシ○○ートになってしまう。此処は由緒正しき国立の施設だバカモン!

まずは『プロジェクトA』。最近リマスターDVDで見慣れていたので、フィルム版ならではの痛んだコンディションと縦字幕は映画の世界にすんなりと入っていけますな。改めて真剣に観てみると、この映画は驚く程面白い。海上と陸上警察の仲違いが海賊退治を通じて団結していく樣は王道にして最強。アクションは言うまでもなく、単純明快なコメディパートも計算されていて、当時の29歳でこのようなトンデモナイものを撮ってしまったジャッキーはやはり映画の為に生まれてきた男なんだと。いつか『ポリスストーリー(個人的に彼の最高潮だと思う)』も観られるといいな。


そして『Mr.Boo』…広川太一郎&ツービートでの脳内再生余裕だが、広東語の響きも結構良い感じ。タイトルバックが英語とか、無理矢理サムとリッキーのカンフートークとサモハンとの対決シーンをねじ込んだ編集(ここだけ北京語)などの日本公開版ならではのデフォルメに加え、『Mr.Boo』とはマイケル・ホイの事ではなく、サム・ホイの事だった(字幕にて)なんてのは、スクリーンでしか判り得ない事なので、やはり観る価値は十分にあったと言える。

という事はだ。『インベーダー作戦』だって“ブー・ホーヒー”とか“ニヤケのロン”も全くの別解釈になっちまう…ま、まぁ昭和ってのはそんだけ大らかだったって事だな。ハハハ。。。まーとにかく、ここでしか観られないやはり貴重なフィルムだった。こうして観ると、当時のマイケル・ホイは晩年のジミー王羽に似ている…

脇毛

観賞後、仲間うちで「映画館で指輪を隠すオネーサンの脇毛が妙に気になった。スクリーンで観ないと気づかなかったかも」と満場一致の感想が。


ところで『プロジェクトA』を観て、フと思った事があった。

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中盤でジャッキーが密輸商とバトルをする屋敷が、『五福星』の屋敷と同じ場所なんじゃないかと。

コレ。
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…こうやって比べたら結構違いますねスンマセン。
けど絶対違うとかの確証が取れないので、今後も何か調べてみたいとは思っています。


しかし、この『五福星』の屋敷は別の映画で流用されていた事が判明。
ヒゲこと梁家仁監督主演のオレ様映画『無名火 Profile In Anger (1984)』だった!

無名
しかも、人の落下によって破壊されるグランドピアノも形状が同じだ!w

そんなハードコア・ヒゲムービー『無名火』の予告編をどーぞ。
劇中、ヒゲがジムでトレーニングするシーンは何故か『ブルース・リーの神話』内でも登場してたね。


というわけで、疑問が明後日の方向に転換してしまったというオチですが、今宵はこの辺にて失礼します。
唐突の復活は継続を意味する事とは無関係だと思います。それでも懇意にして下さる方々は今後も是非ご贔屓にm(_ _)m

My Most Inspired 10 Movies 2011

よ、みんな久しぶり。
人生色々とやっていると、ブログの事なんて忘れちまうなハハハ!

という訳で、知らぬ間に年末だ。
伊達直人から金正日に至るまで、日々歴史的な一年でした。
あなたのハートには、何が残りましたか?

311については思うとこが様々有りますが、ここで書く事では無いので割愛。
ただただ、日本を支援してくれた各国に感謝です。

今年香港へは三回行きましたが、現地で酷い風邪をひいたり深センで
白タク運転手と揉めたりと散々な道中ばかり。それでもまた近く行くけどな。


今年はそこそこ映画を見る事が出来ました。
個人的にオモロかったと共にインパクトのあった10本を。


アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!

バカの孤軍奮闘を見せておいて、最後は世界金融危機をアニメでバカに易しく解説。
ウォルバーグ不敗神話はまだまだ続く!


冷たい熱帯魚
吹越満の心理とシンクロすると、でんでんの説教が身に染みて更なる恐怖。
黒沢あすかのツンデレ恫喝が最高じゃないか!
 

アンストッパブル

仕事の出来る奴とフーターズ。
男として生まれた以上、この二つに憧れないのは勿体無い。


完全なる報復
陰湿なジグゾウ。


アンノウン

リーアム・ニーソンは今年も好調。
そして来年は『バトルシップ』だ!


ピラニア3D

やってる事とキャスティングがモロ80年代、バカで結構だね!


はやぶさ
竹内結子のステレオタイプと電車男的エールを除けば、文句なし。
突貫撮影という割には力作ではないかい。


新少林寺 SHAOLIN
 
近年の功夫片では最も壮大でブルータル。
そんな中でのジャッキーの見せ場は意外にも癒しと昇華していたのが好印象。


神奇俠侶 Mr & Mrs Incredible

ルイス・クーのダミ声だけで初笑いの対象。


3D肉蒲團之極樂寶鑑

エロを全面に押し出してウルトラヒットさせた手段は人として全うな事。


スパルタの海
 
昭和のオッサンなら観とけって。
今回の上映が正式なソフト化へのフラグとなる事を切に願いますよ。


さてさて、来年はどんな面白い映画が見られます事やら。

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