Chapman_To_Love_Lifting
高舉‧愛 Love Lifting (2012)
監督:ハーマン・ヤウ
出演:エレイン・コン、チャップマン・トー

ロンドンオリンピックが始まりましたが、今回も色々と期待の種目が有ります。
中でも前回の北京五輪から気になりだしたのが、ウェイトリフティング重量挙げ。

祝・三宅宏実銀メダル!
北京では辛い結果でしたが、今回は四年間の鍛錬が実を結び、父親の銅メダル(メキシコ五輪)を超える素晴らしいものとなりました。おめでとうございます!(そこのお前、「ガラにもない」とか言うな!)陸上競技におけるパワフル女子は惹かれますなぁ。個人的に女子砲丸投げも好きなんですが、中継やんねぇでやんの。。。


さて先日、奇しくもハーマン・ヤウ監督の女子重量挙げ選手物語『ラヴ・リフティング』を観ました。

love

糖尿病を理由に引退した東莞の女性重量挙げ選手(エレイン・コン)が香港でバーの事業に失敗して離婚間もない男(チャップマン・トー)と出会い結婚。一度夢を捨てたエレインはチャップマンの後押しでアスリートの世界に返り咲こうと奮起し一人東莞へ戻りトレーニングに勤しむが、糖尿病治療のインスリン投与がドーピング疑惑にかけられたり、香港に残された息子は「ママに会いたい」とグズり困惑のチャップマン。世の中上手くは進みません。それでも彼らにはひたむきな愛情と現役復帰への向上心があるので無問題!と笑顔に溢れていた時に、“それ”は突然やってきた…

bijinn
日本なら「美人すぎる」が付きそう

出会いから結婚までのプロセスが早過ぎるのが気になるけど…

biao
ユン・ピョウ主演のドラマ『詠春』を観ながらメシ

ハーマン・ヤウと言いますと、どうしても『八仙飯店之人肉饅頭』『エボラシンドローム』といった鬼畜レッドゾーンの秀作を撮ったイメージがとても強いんですが、クライムサスペンス『タクシーハンター(例によってアンソニー・ウォン主演)』や『イップ・マン誕生(最近の本格派 デニス・トー主演)』などのB級臭が漂いながらも水準の高い作品を数多く撮る職人監督です。

そんな彼によるこの『ラヴ・リフティング』は、ある夫婦の愛情溢れるヒューマンドラマで終盤感動的な流れになるので、ホントにハーマンさんが撮っているのだろうか?と要らぬ思いが過ってしまう事も否めませんでした。外野をあまり設けず、夫婦(と息子)メインで互いに注がれる愛情はカンフーや銃撃戦ばかり観ている僕の心に安息の一時が訪れた想いが募り、クライマックスは見方によっては『ロッキー』『ベストキッド』のような熱いドラマともとれ、素直に感動してしまった。本作の為にエレインはウエイトリフティングのジムに通いと大食で体重アップに望み、チャップマンは逆に13キロ減量。かなりの力の入れようです。アンソニー・ウォンも臥底も詠春もない作風ですが、たまにはこういう映画も良いネ。
 
tim
ティム・ニウ(左)がおせっかいババァで登場。『高海抜之戀(2012)』でも似た感じ

ご存知の方も多いとは思いますが、チャップマン・トーはミラーフィッシャー症候群という病気で一時自宅療養をしていましたが先日無事に復帰したそうで、今後パン・ホーチョン監督の粗口全開コメディ『低俗喜劇』が公開待機中。


そして…秋にハーマン監督作の『秋瑾
』がまさかのリリース!!