全国社研社

 1960年代前半に出版活動を開始し、労働者、勤労者の立場に立った出版物の普及に取り組んできました。

『プロメテウス』62号発刊 特集は《中国・ロシアの真実》

労働者党理論誌『プロメテウス』62号発刊 


《中国・ロシアの真実を特集》

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 今号も〝難産〟だった。特集以外の論文は7月頃には出来上がっていたのだが、中国とロシアに関する論文がなかなかまとまらなかったことが主な原因である。テーマが難しいとか時間がないということは、言い訳にならない。反省すべき点は多々あり、今後改善していかなければならない。ともあれ、何とか年内に発行できたことで、ご容赦願いたい。

 ロシアの侵攻に対するウクライナの反撃が膠着状態に陥っている中で、突如勃発したハマスとイスラエルの武力衝突は世界を震撼させた。テレビニュースは連日、イスラエル軍の容赦ない攻撃にさらされて苦しむガザ地区住民の姿を映し出している。帝国主義は必ずしも大国の〝専売特許〟ではないのだ。

イスラエルは米国の支援の下に軍事力を強化し、ミニ帝国主義国家に転化した。資本主義は、〝自由〟資本主義も国家資本主義も、行き着くところは、他民族を抑圧し殺害して恥じない帝国主義であることをまざまざと示している。帝国主義、その根底にある資本主義とのラジカルな(根源的な)闘いなしには、いくらかでも安定した平和も繁栄もあり得ないことを現実が示している。
 

そんな時代に、未だに中国を〝社会主義〟だと信じてやまない〝知識人〟やその体制を解明できず決まり文句でお茶を濁している〝前衛〟政党が存在すること自体が不思議である。特集は、中国、ロシアに対する批判的分析であるだけでなく、これらのエセ〝左翼〟勢力に対する徹底した批判である。
 

渡辺論文は、日本もまた帝国主義国家として登場していることを様々な側面から立証し、労働者の闘いの道を示している。是永氏のレポートは、ルポの形を取りながら、外国人労働者を無権利のままえげつなく搾取し、抑圧している日本のブルジョアたち(決して大企業だけではない)を告発している。〝理論誌〟としての本誌としては珍しいスタイルだが、このようなレポートもあって良いと思っている。読者の皆さまのご意見・ご感想をお待ちしています。

次号は、ロシア論文(下)の他に、労働者が直面する重要な諸問題をマルクス主義の観点から解明していきたい。帝国主義との闘いは大きなテーマとなるだろう。本誌が労働者、活動家の研究会で活用されることを願ってやまない。

(S)  ≪編集後記≫より

 

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特集《激化する帝国主義的対立》『プロメテウス』61号発刊

労働者党理論誌『プロメテウス』61号発刊 


《激化する帝国主義的対立を特集》 purome61

  

ようやく本号の発行にこぎ着けることができた。レーニンは『帝国主義論』を執筆するにあたって数百の単行本、パンフレット、新聞雑誌論文、統計資料を利用したが(その結果は膨大な準備ノートとして残されている)、我々も普段からテーマに沿って情報を収集し、研究を深めていかなければならないと改めて感じた次第である。

特集は当初、米国、中国、日本の帝国主義の現段階をテーマとしてスタートしたが、ロシアのウクライナ侵攻が発生し、急遽、ロシアの分析を入れた。残念ながら、ロシア体制論は時間切れで前半のみの掲載となったが、次号で完結させたい。ソ連時代の体制については、我々はかつて国家資本主義論の観点から深く研究し、いくつかの文献――本誌広告参照――を刊行してきたが、これらの著作も併せて検討していただければ幸いである。

今号には、新しい執筆者が2人登場している。佐々木氏(ミャンマー問題)と是永氏(リニア新幹線問題)である。佐々木氏は、前号に同じテーマで長大論文を寄せてくれたのだが、長すぎて本誌には入りきらず、今回、要点を絞ってまとめてもらった。また、是永氏は、既に様々な矛盾や弊害を露呈しているリニア新幹線建設の問題点をコンパクトにまとめてくれた。新しい執筆者を迎えることは、編集者としては大変うれしく、心強いことであり、後に続く方を期待している。また、長く労働者党の代表として先頭に立って闘ってきた故林紘義氏の樺美智子さん追悼文は、三一書房の了承を得て掲載することができた。当時の若い自覚した活動家たちの心意気や苦闘を忍ばせ、胸を打つものがある。〝安保世代〟はもちろんのこと、是非若い人々に読んでいただきたい。
 

次号では何を特集とし、何を論じるべきかは、これから検討していく段階だが、積み残しになっている「維新」批判、結成100年を迎えた日本共産党論、経済停滞と〝インフレ〟に呻吟する日本資本主義の分析などがさしあたって考えられる。マルクス主義の観点に立脚した論文の投稿は大いに歓迎する。『プロメテウス』をマルクス主義の理論誌として充実させ、労働者の闘いの武器としていきましょう。(S) ≪編集後記≫より

 

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《気候変動と労働者の立場》『プロメテウス』60号発刊

労働者党理論誌『プロメテウス』60号発刊

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《気候変動と労働者の立場を特集》

  

巨大台風やハリケーン、集中豪雨や洪水、熱風、山火事、干ばつ等々、世界各地で重大な異常気象が発生し、人々の命や財産を奪い、人類の存続さえ危ぶまれる時代に入っています。本号の特集「気候変動と労働者の立場」はこれらの問題を根本から考えるタイムリーな企画になったと思うのですが、いかがでしょうか。また、今マスメディアでもてはやされている斎藤幸平著『人新世の「資本論」』に対するマルクス主義の見地からの全面的批判は、底の浅い〝脱成長〟論や階級闘争の矮小化論を打ち破る武器となるでしょう。本号をテキストとして地域で学習会、検討会などを開いていただくことを願っております。 


今号では、〝常連〟の執筆者に加えて、EV化問題やM・ウェーバーの社会主義論批判など、新しい執筆者の原稿を掲載することができたのは、編集者としては大きな喜びです。他にも、ミャンマーの歴史や現状を包括的に分析した400字にして100枚を超える力作が寄せられていたのですが、誌面の都合上、次号に回さざるを得ませんでした。また、執筆に着手しながら締め切りに間に合わず、次号で再挑戦する人もいます。


今号の編集段階で予定に上がったものの先送りになったテーマとしては、米中の対立を軸とする帝国主義的抗争の現段階(レーニンの帝国主義論、米ソ対立・冷戦の時代との違い、米中両国の関係とそれぞれの内部矛盾、今後の展望等々)、維新政治の性格と役割などがありますが、本号が出る頃には、新政権が成立し、11月には総選挙もありますから、当然、それらの分析も課題になるでしょう。日本共産党の中国に対する評価なども考えられます。本号では、頁数の関係で入りませんでしたが、書評や各支部で行われている『資本論』学習会の紹介なども掲載していきたいと考えています。


本号をお読み下さった方からの感想、ご意見をお待ちしています。また、このようなテーマを取り上げてほしいというご希望があれば、お聞かせください。『プロメテウス』を労働者の関心と闘いの課題に応えるマルクス主義の理論誌として充実させていくために、お力をお貸しいただければ幸いです。(S)  《編集後記より》

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プロメテウス59号の定価990円は(本体900円+税)、送料200円です。

 

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  • 《MMT派経済学批判を特集》『プロメテウス』59号発刊
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  • いかなる観点で『資本論』学習会を組織するかの指針
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  • 小パンフ④ 安倍の〝本職〟は政権維持のためのばらまき政治
  • 小パンフ③ 幻想の野党共闘
  • 小パンフ② 吉村ふみお奮戦記
  • 小パンフ① 困難な介護問題の解決に向けて