s-study-capital 『資本論』を学ぶために
 「資本」の基礎としての「商品」
 
  著者・林 紘義  定価=1,600円(+税)(2015年10月刊)
                        ISBNコード  978-4-9904618-3-6


本書    「はじめに」から


 『資本論』は、まず「商品」の分析から始まっている。このこと自体、単純に考えれば不思議ではある。『資本論』なのだから、なぜ直接に「資本」の分析ではないのか、なぜ直ちに「資本」の概念を与えないのか。しかし、「商品」から始めるのは必然でもあり、必要なのであり、これのみが唯一の科学的に正しい進み方なのである。それはなぜなのか? 「商品」から始めたのはどういう意義を持っているのか、この「冒頭の商品」の性格は何か。資本主義にとっての「商品」の意義は何か。こうした問題意識をもって参加されれば、この学習会は一層興味深くなるかもしれない。  (林 講師)


 《全九回の報告及び講義のテーマ》


 第一回 「資本」とは何か?
 第二回 「冒頭の商品」の性格について
 第三回 「労働価値説」の論証
 第四回 「交換価値」の“質的”側面と貨幣の必然性
 第五回 商品の「物神的性格」(“呪物的”性格)
 第六回 貨幣の諸機能と“価格”(貨幣の「価値尺度」機能)
 第七回 紙幣(もしくは“紙幣化”した――して行く――銀行券)とインフレーション
 第八回 特殊な商品――労働力、資本、土地等
 第九回 『資本論』(「商品」)と社会主義