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新型コロナウイルスの流行が心配される中ですが、『SHIROBAKO』の劇場版が公開されたので、お客さんが少なさそうな時間帯を狙っていってきました。

もともとムビチケを買っていたのですが、まさか、公開される時期にこんなご時勢になっていようとは思いもしませんでした……!
そんな状況の中で観てきたわけですが、観終わった後に真っ先に出てきた言葉が「いい映画だったなあ」というもの。こんな状況じゃなければ、もっと多くの人に大声でオススメしたくなるようなそういう内容でした。ほんと、ウイルスさえ流行っていなかったら……( ;∀;)

というわけで、今回は『劇場版 SHIROBAKO』の感想を鮮度の高いうちに書いておこうと思います。
ウイルス対策ばっちりな人はぜひ観に行ってみてほしいです。帰宅後は手洗いうがいを忘れずに!!

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■ネコでも分かる!『劇場版 SHIROBAKO』のあらすじ🐾

テレビシリーズの内容は省略。
とりあえず、劇場版の内容についてざっくりとまとめてみます。

―あらすじ―

武蔵野アニメーション(通称、ムサニ)制作の『第三少女飛行隊』(通称、三女)が放送されてから四年。アニメバブルは弾け、業界はますます不景気な空気が漂っている中、あるトラブルによりすっかり規模の縮小したムサニの中で宮森あおいはどことなく灰色の毎日を送っていた。
かつて共に働いた仲間たちが散り散りとなっている中、宮森は劇場アニメ制作の話をもちかけられる……。


あっさりとしたあらすじになってしまいましたが、色々話すとネタバレになってしまうからこのくらいがちょうどいいかなと思います。
テレビシリーズ未視聴でも十分楽しめる内容ですが、やっぱりテレビシリーズを先に観てから映画を観た方が入りやすかったり、序盤の内容が心にずんと来る(その分、後半ですっきりする)と思うので、ネトフリなどで観てみることをオススメします!

■見終わる事はきっと前向きになれる!『劇場版 SHIROBAKO』の見所について🐾

テレビシリーズを視聴済みの人なら、映画の序盤の展開はとにかくしんどいものがあったと思います。
みんな幸せになったんでしょう?って思いたいのが人情ってものですが、『SHIROBAKO』というアニメは、フィクションならではの理想を、多くのリアルで包み込んでいる感じの作品なんですよね。
テレビシリーズでも宮森は、多くは自分の失敗ではないようなことで振り回され、自分の力だけではどうしようもないような困難を皆の力で乗り越えていきましたが、劇場版もまたそんなスタートでした。

というか、テレビシリーズと比べてスタートがマイナスになっているような……!
誰のせいとはハッキリと言えないような原因でムサニは窮地に立たされていて、それゆえにテレビシリーズで一緒に頑張ってきた仲間たちが散り散りになっている。その傷やしんどさを思うと観ていてホロリと涙が出てくるくらいでした。

あと、序盤から『第三少女飛行隊』のその後に関する現実がエグくて辛かったです。ネットで軽く感想をあさったら、同じようなエグさを感じている人がいてちょっと嬉しかったな。あんなに宮森たちが頑張っていいアニメにしたのに……。
でも、この悔しさに関しては、ちょっと胸がすくような1シーンがスタッフロールのときに流れているので、ちょっと報われました。
また、そういうしんどさや苦みがあってこそ、急遽元請として舞い込んできた劇場アニメ『空中強襲揚陸艦SIVA』の満足いく出来と無事に公開できるいう喜びに繋がるんだなって思いました。

テレビシリーズでの『えくそだす!』や『第三少女飛行隊』でもそうだったのですが、SIVAもまたアニメの内容は知らないし、ラストの1シーンだけが映像として流れるだけなのに、妙に見入っちゃうのって何なんでしょうね。
『SHIROBAKO』を見始めてからの謎というか、そこもまたある種の楽しみだったりします。

そして、「俺たたエンド」こと、「俺たちの戦いはここからだ」に対するイメージもなんだかちょっと変わりました。
確かに、現実っていうのはこれの繰り返しなんですよね。色々と片付いてひと段落つくということはあっても、生きていればその先にはさらなる未来が待っているわけで。
もっと言えば、死んじゃったあとだって、自分を取り巻いていた残された人たちの未来が続いていく。そういうものだよなって思うと、無意識に肩に入っていた力が抜けていくような感覚に浸りました。

■自分の違和感や希望を大切にしたい!『劇場版 SHIROBAKO』から学んだこと🐾

小説を書いてネットに投稿するということをここ十年くらい繰り返していることもあって、ムサニの人々のアニメ制作への姿勢は興味を引かれるものがあります。
もちろん、フィクションですので、すべてが現実的なわけではなく、こうだったらいいなという理想や願望、そしてご都合主義がそっと垂らされているものですが、それでも、モノづくりや生き方の姿勢として参考にしたい部分が多く語られていたように感じます。

なんか納得しない。
なんか違うなあ。

最初はうまく言葉に出来なかったとしても、この小さな違和感が大きな改善の糸口や見落としポイントを見つけ出してくれるものなのでしょうね。
なので、違和感を少しずつ言葉にして、追及していくことが出来るかどうかが鍵なんだろうと。

勿論、現実的に考えればお金と時間の問題でそうもいかないということは多いと思います。
プロの世界は勿論、趣味の領域にいたとしても、リアルの生活とのすり合わせというのはとても大事なはずです。
その中で、うまくやっていけるかどうか。やろうと思えるかどうかが鍵なんだろうなと。

書きたいものは何か。伝えたいものは何か。
ここ最近、私はこればかりを考えて作品を書いていました。発表できなければなかったも同じ事ですし、プロの世界でのことではないので偉そうなことなんて全く言えませんが、せっかく誰かに見てもらうつもりで書くのだから、何を作品に込めたいのかということは追及出来る限り追及していきたいなと強く思いました。

私が『SHIROBAKO』で描かれるムサニの人々のドラマに惹かれたのも、そういった姿勢の理想の姿がここに描かれていたからだと思います。
理想と現実は色々と違うものだけれど、貰ったこの気持ちを大事にしながら生きていきたいです。

■今を生きる人たちへのエールがここにある!『劇場版 SHIROBAKO』をいつか見て欲しい🐾

映画館は換気がしっかりされているとは聞きましたが、そうは言っても、今の状況で仕事以外の外出を控えている人も多いと思います。
私も色々と悩みつつ、映画館で人が少なさそうな時間を選んで観に行きました。でも、そのうち、映画を観ることすら躊躇われるような状況になったりしてと少し不安になったりもしました。

そんな中で公開された『劇場版 SHIROBAKO』は、こういう状況でなければ、多くの人に見て欲しい、めっちゃオススメしたい映画でもありました。
テレビシリーズでも感動したものでしたが、軽い気持ちで観に行ったこともあってか、始終見入ってしまって、ドラマに感動すると同時に、本当にこんな状況じゃなかったらなあ……って、苦い思いにもなりました。

アニメ好きの人は勿論ですが、そうでない人の心にもきっと響く面白さがある作品だと感じたので……。
ですので、もしも新型コロナウイルスを警戒して映画を控えているという人がいたら、円盤化や各動画サイトでの配信がスタートした際にはぜひ見て欲しいです!

忙しい人、今を頑張って生きている人、なんとなくアンニュイな気持ちで日々を生きている人、何をしたらいいか分からないけれど何となく生きている人、色んな人の心に響くものがあると思います。
けれど、ここから少しでも希望や明るさを感じ取って、宮森たちみたいに前向きに生きていこう、と、きっとそう思えるはずです。
とにかくアニメを応援しよう。改めてそう思えた作品でした。

『劇場版 SHIROBAKO』の公式サイトはこちら。


というわけで、今回はこの辺にしておきます。
『SHIROBAKO』はテレビシリーズも含め、また思い出したときに何かしら語りたいと思っています。
その際は、お付き合いいただければ嬉しいです。

それでは、次回の記事でお会いしましょう。

2020年3月6日 ねこじゃ じぇねこ