CPU
 自作のPCの中でよく行われていた「オーバークロック」。「オーバークロック」とはCPUやメモリなどの周波数クロック数を定格以上に設定し、処理能力をパワーアップさせるといったことです。
 このオーバークロックは非常にリスクがあり、うまくいけば通常以上の処理速度が出ますが、失敗すると、CPUや周辺機器(内部パーツ)などを壊す危険性があります。昔は自作PCなどのマニアの中では良く行っていましたが、現在はあまり行われなくなりました。なぜ、みなさん「オーバークロック」をやめたのでしょうか?


PEN4

 当時、自作PCマニアがオーバークロックを行うようになった要因は、昔のパソコンのCPUはワンコアCPUだったというのが挙げられます。オーバークロックを行っていた時代はWindowsXPの全盛期でした。このころはCPUのワンコアの終わりの時期で、CPUの種類はpentium4などのCPUが主流でした。pentium4はワンコアで3GHzなどといった高クロック数でありましたがベースクロック数が低いため、処理快適をさらに求めるために「オーバークロック」を行っていました。
 本来であれば危険なことですが、マザーボードメーカーなどもこの「オーバークロック」を支援するソフトなどを配布していたため、マニアの中では最終の技として「オーバークロック」をやっていたわけです。

 現在でもオーバークロックを行っているユーザーもおありますが、昔のようにオーバークロックの話題で盛り上がることがなくなりました。なぜ、オーバークロックをユーザーは行わなくなったのでしょうか。

 大きな要因としては、CPUのコア数の増加とベースクロックのアップが挙げられます。
 CPUの処理速度として同じ3GHzでも、CPUを動かすベースクロック数が違えば実際のCPUの処理速度は大きく違ってきます。
 
 ベースクロック数の説明については本ホームページで記載しています。

デジタル概論 構成編 演算処理の中心であるCPUとその周辺の働き 0から楽しむパソコン講座
http://zeropaso.gozaru.jp/skouseidgai4.html

PAFhyouka

 次に、WindowsXPの後継のOSであるWindowsVista、Windows7の登場です。これらのWindowsにはパフォーマンスの評価があり、ユーザーはCPUの処理速度だけでなく、いろいろな要素でスコアを上げなければならないことが分かりました。そのため、このパフォーマンスの評価を使い低い評価を上げることに改善策を考えていったため、オーバークロックの重要性が薄れていったわけであります。
 ユーザーは「高速性」よりも「安定性」に重視するようになっていき、あまり無理しなくなってきたのでしょう。

 しかし今でもこのオーバークロックにこだわるマニアもおります。
 そのオーバークロックをとんでもない方法で行っている動画をご紹介します。

液体窒素を使って5.7GHzまでオーバークロックしてみた


ドライアイスを使った極冷オーバークロックに挑戦! i5 3570K 5.50Ghz


GTX1080の水冷化&4Kオーバークロックテストをやってみた(Water cooled & Over Clock)


 素人はオーバークロックはとても危険ですので、間違っても安易にやらないようにしてください。