以前に面白いニュースがありましたので再度ご紹介。Microsoftのビル・ゲイツがAppleと独自のGUIに関して、どちらがどちらを真似たのかというのに対し、どちらも相手のGUIを真似たのではなく、双方ともある製品のGUIを真似たのだということを発表し、MicrosoftとAppleのGUI紛争に対し、終止符を打ちました。
双方のGUIが真似たいわゆる「元ネタ」は何の製品だったのでしょうか。
ビルゲイツはゼロックス社のGUIを真似たと発表しています。そのMicrosoftとAppleが誕生した大元の機械はゼロックスの「Alto(アルト)」という製品のようです。
そのAltoはこちら
このAltoは世界で最初にマウスによるGUI操作を実現した製品です。ゼロックスのパロアルト研究所 (PARC)で制作されました。
このAltoは縦長なデスプレイですが、グラフィカルを再現するため世界で初めてのビットマップデスプレイを採用し、しかもコンピュータに初めてマウスを付けたという、現在にも通用している入出力デバイスを搭載していました。
ちなみにAltoのマウスはこれでした。
また、このAltoのGUI画像はこんな感じでした。
ちなみに、当時のオフコンなどの画面はこんな感じ
ずいぶん対照的だと思いませんか?
しかもこの当時から「アイコン」を使っていたのです。また、、WYSIWYGエディタなども搭載されており、これらの機能からMicrosoftやAppleはこのAltoを真似しようと考えるのはよく分かると思います。
【動画】Xerox Alto Computer
【動画】Xerox Star User Interface (1982) 1 of 2
【動画】Xerox Star User Interface (1982) 2 of 2
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