PASOTYUUKO
 前回からの続きとなります。今回は実際中古パソコンを購入するにあたり、スペック(性能)の見方をご紹介します。購入の際はぜひ参考にしてください。
1.CPU-同じ記号でも世代によって性能が違う
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 CPUは現在2大メーカーであるIntelとAMDがあり、各メーカでも現行CPUだけを見ても数多くのラインアップがあります。現在代表的であるIntelのCPUでもラインナップがCore i9、Core i7、 Core i5、Core i3、Celeron、 Atomというブランドがあり、どれを選べばよいか迷ってしまいます。

 処理の速度順は Core i9 > Core i7 > Core i5 > Core i3 > Celeron > Atom となっており、処理が速いCPUほど高価となります。
 このCPUはコア数、クロック周波数が多いほど処理速度は上がります。
 ここで注意しなければならないのが、先ほどの速度順を単純に比較した順から簡単にCore i9を購入すれば良いというわけではないということです。

 先ほどのCore i9などには「CPU」の世代というものがあり、この「世代」によって同じCore i9でも全然処理速度が違ってくるということです。

 例えば、第7世代であるCore i7-7700のCPUと第9世代であるCore i5-9600Kを比較した場合、先ほどの単純のCPUの処理速度順で比較すると一見Core i7-7700のほうが早いように感じられますが、実際のベンチマークを取るとCore i5-9600Kのほうが約1.5倍処理速度が速くなります。


 Intelの場合、この世代を表しているのが、Core i7の後ろにある7700という数字です。この数字の千番台が世代を表しています。残りの百番台は数字が大きいほどその世代のCPUの中で性能が良くなっているということになります。なおAMDもRyzenCPUは同じように表記されます。


 CPUの中にはGPU(グラフィック性能)を持つものがあります。GPU内蔵のCPUの場合は別にグラフィックボードは不必要になりますそのため、オンラインゲームなどを行わないで業務やインターネットを中心に使用する場合はこのGPU内蔵のCPUを選んだほうが良いでしょう。オンラインゲームや動画編集を行う場合は別にグラフィックボードを使用した方がCPUに負担がかからなくて済みます。
 なお、GPU内蔵のCPUは別にグラフィックボードを使用した場合、CPU側のGPUは無効になります。

2.メモリ-クロック速度を確認
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 メモリはパソコンにおける作業スペースの役割を果たしております。通常業務で使用する場合はメモリの容量が8GBもあれば十分ですが、動画編集などを使用する場合、32GB以上のメモリが必要になります。
 ここで注意しなければならないのが、メモリ容量が大きいほど処理速度が向上するわけではないということです。あくまでもメモリは作業スペースですので、インターネットを見るために64GBものメモリを積んでも無意味ということになります。逆にメモリの空いている空間が有効活用されておらず、もったいないということになります。
 では、処理速度に比例するのは何かというと、メモリを動作させているクロック数になります。
 このクロック数はCPUのクロック数で決まりますが、メモリの場合、このCPUのクロック数以下のメモリを使うことができます。そのため、中古パソコンの中には本来使用できる最大のクロック数のメモリよりも低いクロック数のメモリを搭載しているものも多数あります。ここはぜひメーカーサイトなどで使用できるクロック数のメモリと搭載されているメモリのクロック数を比較しましょう。
 メモリの規格は「PC3-12800」などと表示されており、このハイフン後の「12800」という数字がデータ転送速度となります。この数字が高いほどデータが高速に転送することができます。
 また、別表記で「DDR3-1600」となっているものもあります。「DDR3-1600」と「PC3-12800」は同じメモリ規格で、「DDR3-1600」と表記されている場合、「DDR3」はメモリの規格、「1600」は動作クロック周波数となります。動作クロック周波数が高いほどデータ転送速度は速くなります。



3.内蔵記憶媒体はハードディスクかSSDか-SSDは高速
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 内蔵記憶媒体にはハードデイスクとSSD2種類があります。全体のパフォーマンスを重視する場合はSSDをおすすめします。ただし、SSDの場合ハードディスクと違い、記憶容量は少なくなります。
 また、ノートパソコンの場合、持ち運び時の衝撃も考えた場合SSDの方がハードディスクと比べ耐久性がありますのでおすすめします。
 SSDを選ぶ場合は後のディスク容量の問題も考え、予備の外付けハードディスクも用意する必要があるかもしれません。それを考慮に入れてください。

 SSDには大きく分けてPCI Express接続のSSDとSATA接続のSSDの2種類があります。PCI Express接続のSSDはSATA接続のSSDと比べファイルのコピー速度は3倍程度は高速となります。

 ハードディスクの場合はSSDと比べ転送速度は落ちますが、大容量を搭載できるというのが利点となります。ハードディスクの場合のパフォーマンスはプラッタ枚数と回転速度で大きく違ってきます。
 プラッタ枚数とはHDD内部にある、データを読み書きさせる磁気ディスクの枚数です。この枚数が少ないほど1枚に対する容量が大きく、1回転でより多くのデータを読み書きできるので高速になります。それと並行してディスクの回転速度が大きいほど一回のデータの読み書きの速度が高速になります。
 ハードディスクの回転速度は7200rpmと表記されており、1分間に7200回転ディスクを回転させています。


4.補助記録は最低でもDVD-RW、できればカードスロットも欲しい-あると便利!
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 補助記憶は最低でもDVD-RW、出来ればスーパーマルチドライブ、ちょっと余裕がるならブルーレイ対応をおすすめします。またデスクトップの場合はSDカードなどを挿せるカードスロットがあれば非常に便利です。これがあればデジカメやスマホのSDカードなども簡単に読み書きできます。また、USBメモリの代わりにSDカードを使用してデータ記憶させておくことも可能となり非常に重宝します。

5.USBは3.0規格のものを-将来を考えて
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 USBの差し込みの規格は1ポートでもUSB3.0規格のものがあるのをお勧めします。今後USB機器は3.0のものが多くなります。それを考えた場合は少なくてもUSB3.0対応が1ポートあるものを使用すれば、あとはUSBハブなどで増設対応できます。


 いかがでしたでしょうか。他にもポイントはいろいろありますが、基本スペックはここを抑えれば後悔しない中古パソコンを購入することができると思います。ぜひ参考にしてください。