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  本日か過去の記事からピックアップしてお届けいたします。
 現在はソフトウェアはインターネットで購入・入手できてしまいます。また、少なくはなりましたが、電気店やパソコンショップなどでもCDやUSBメモリなどで販売されています。
 かなり古い話ですが、昔ソフトウェアを「自販機」で販売していた時期がありました。ご紹介しましょう。
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 ブラザー工業が開発した「TAKERU(タケル)」という自動販売機です。1985年から1997年まで使用されていました。
 当時はソフトウェアの値段が高く、販売店も在庫金額に悩まされていました。私の記憶していた限りでは、パソコン用のゲームソフトでも最低で当時の金額で2万円くだいだったと思います。そこで登場したのがこの「TAKERU」です。
 画面にはソフト一覧があり、購入時にお金を入れてボタンを押すと、機械から空のフロッピーが出てきて、そのフロッピーを書き込み口に差し込み、データを書きこみます。書き込みが終わると、印刷されたマニュアルが出てきました。

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 私の記憶では1枚のフロッピーに書き込まれる時間は通信時間も含め、楽に30分以上かかったような感じがします。また、マニュアルもドットプリンターと連続帳票に印刷されたものであり、10ページ以上になる場合は「引き換え」をTAKERUの事務所に送って後日郵送でもらった記憶があります。
 このTAKERUの最大の良さは人気のあるソフトも絶対「在庫を切らさない」ということと、「最新で入手できる」といったことでした。当時は発売開始から店頭に並ぶまで2週間くらいはかかりました。(私のとことは田舎なので..)。しかしTAKERUだと2日くらいで最新ソフトを買うことができました。また、中には「アダルト」のソフトや「同人ソフト」も多数あった記憶があります。そのため、周りに気づかれずこっそりと入手していたことも思い出します。

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 当時はインターネットの技術は発達していなかったので、もちろんインターネットでソフトを入手することは難しいことでした。それをこの「TAKERU」はその当時の最新技術で行っていたわけです。いわゆる今の「ソフトウェア」や「音楽」の配信サイトの先駆けとなったような感じがします。
 
 1997年にパソコンのインターネットの需要が高まったことにより、この「自動販売機」の需要がなくなったため、終了となりましたが、この技術は後のチケット予約や通信カラオケなどに生かされているそうです。

【動画】ソフトベンダーTAKERU CM


【動画】【イベント】いま蘇る、TAKERU伝説 ~レトロPCゲームと語る30周年~

【動画】TAKERU本体