dentaku

 ちょっと今回はパソコン関係の話題から外れているような気もしますが気にしないでください。
現在は計算機が生活の中に当たり前のようにあり、四則演算はもちろんのこと、関数電卓で高度な計算も行うことができます。計算機の発展により、今のパソコンがあります。
 しかし、計算機は昔からあったわけではありません。世界最初の卓上電卓の登場は昭和36年であリ、日本で普及したのは昭和40年代後半と言われています。  電卓が普及する以前は、みなさんはどのようにして高度な計算を行っていたのでしょうか?
昔は高度の計算には「計算尺」というものを使用していました。
あの有名映画「風たちぬ」でも、この「計算尺」を使用しているシーンがあります。
「計算尺」の写真は下の写真となります。
keisansyaku1
keisansyaku2

 長型のものと丸型のものがありますが、使用方法は同じみたいです。
 一般的には長型を使用していたみたいです。
 私も使用したことはありませんから、詳しい使用方法はわかりませんが、計算尺は固定尺、滑尺、カーソルの3つのパーツでできており、これらをメモリを使って組み合わせで計算できるそうです。
 調べたところ、使用方法はちょっと難しいですが、コツさえつかめばできそうです。
 この計算尺で計算できる計算は掛け算、割り算はもちろん、平方根や立方根、指数関数、対数関数、三角関数、そして物によっては双曲三角関数まで計算できるそうです。
 また、計算尺にも種類があり、特定業種用に作られたものもあるそうです。科学計算用や金融計算用・電気通信用・航空機エンジニア向けのものなどがあったそうです。これらの専門の計算尺は現在では入手が難しく、オークションでは現在でも高値で取引されています。
 計算尺は1980年ころまで作られていましたが、パソコンや関数電卓の普及により、現在は生産されていないそうです。
 アメリカではこの計算尺を使っていろいろな数値を割り出し、世界発の原子炉を設計したというから驚きです。
 計算尺の計算方法は私はわかりません。ですので、「計算尺推進委員会」というサイトがありますので、そちらを参考にしてください。下記リンクになります。

http://www.pi-sliderule.net/ (計算尺推進委員会)

 現在ではヤフオクなどでも取引されています。

 現在はコンピュータやパソコンなどで簡単に計算できますが、この計算尺がこんなにすごいツールだったとは改めてびっくりしました。また、この計算尺で計算できればかっこいいかもしれません。

 (注)本日は過去の記事を再掲載しました。