2013年08月06日

第3回ニコニコグラップリング東北ツアー

先週末の土日はニコニコグラップリング東北ツアーで釜石に行って来ました。

また釜石に行って遊んで来たんでしょ、というそこのアナタ少し話を聞いてください。

今回は金曜日夜出発で土曜日朝に到着しました。

バスが手配できずに自分も運転しました。

土曜日午前中に大槌の保育園にお菓子とかを持って慰問。

午後は第一回目のツアーで清掃ボランティアした砂浜で地元の子供達と運動会。

ボランティアした砂浜が遊べるくらいにきれいになったのも素晴らしいことですが、海で遊べたことも大きかったと思います。平野さんも言ってました。

震災時には津波でいろいろなものを奪って行った海ですが、キレイでいい海なんです。

まだまだ海で子供を遊ばせることをためらう父母の方々もいたと思いますが、結果として楽しく遊ぶことができました。

そして、夕方には防災センターで被災地の方々の話を聞きました。

これが今回のクライマックスでした。

たくさんの方々が避難し、たくさんの方々が亡くなられた防災センターで、平野さんと片桐さんのお二人の話を聞きました。

そこで見せたお二人の涙が全てを語っていたと思います。

ニコニコグラップリング東北ツアーで私たちがボランティアしても震災復興のためにはなって無いです。たぶん。

だって前回草むしりをした敷地はまた草ぼうぼうになってましたし。。

でもね、私たちが被災地に行くことによって喜んでくれる人たちがいる。

私たちもそこにいる人たちもみんなニコニコできる。

それだけでも意味があるんじゃないかなと思います。


それから、一番感じたのは、今を大切に、いつも一緒にいる大切な人を大切に、ということ。

震災のように、誰が悪いのではなく、突如として大切な人の命(自分も含めて)を奪っていく出来事があるかもしれない。

明日にもあるかもしれない。2011年3月11日には実際あったこと。

だからそのことを忘れないで、自分の大切な人を大切にして生きていかないといけない。

そのことを伝えていくことが、このツアーのミッションなんだなと感じました。

「じゃないと無駄死になっちゃう」という平野さんの涙が心に突き刺さりました。

これからも伝えていこうと思います。


もちろん、日曜日にはニコニコ東北大会やりましたよ!

メインのタッグもすばらしかったけど、一番は宇野さん対片山カズトくんの試合。

宇野さんも最後チョークに捕らえて全力で絞めていたけど、タイムアップまで耐え抜いたカズトくん。

すごかった。その生きる力、絶対これからの人生に活かされてくるはずです!


弾丸ツアーで体的にはキツいツアーなんですが、毎回参加した後の充実感が半端無いです!

これが勝ち負けを超えた格闘技の醍醐味なんだなって思います。

平野さんも「格闘技が役に立った」と言ってましたし、格闘技の存在意義を別角度からも実感した今回のツアーでした。


この記事へのコメント
おかえりなさい。
強行軍おつかれさまでした。
あの砂浜、堤防になっちゃうんですね。
砂浜相撲は忘れませんし、子供たちが遊べて良かったです。

Posted by ogi at 2013年08月09日 21:45