留学338日目。

ブログを始めてから初めて2日間空いてしまった。あすはとうとう帰国の日を迎える。3日前まで実感がなくとにかく現地にしがみ付きたい気持ちだったが、昨日重い腰を上げ荷物を整理していて初めて留学生活が終わることを受け入れた。なぜ明日帰国しなければいけないかと言うと留学ビザが1月末で切れてしまうからだ。来期も残る学生はそのまま滞在が可能だが、私は必然的に帰らざるを得ない。1年の留学と言っても実際に中国にいられる時間は正確には11ヶ月なのだ。

終わってみれば昨年2月末から大連に来てから本当にあっという間の出来事だった。小一時間ほど過去の日記を読んでみて本当に色々な事があったと実感する。色々な人に出会い、色々な経験をした。いままで生きてきた中でこれほど充実した時間があっただろうか。それだけ私自身この一年の留学生活に掛ける思いが強かったのだと思う。

今後の事を少し。

正直昨年11月頃までは来期も東財で勉強するつもりでいた。来期高級Aクラスができるとのことだったし金銭的にもあと半年くらいは何とかなると思った。しかしこの日記でも書いたがクラスメートとの意識の違いが浮き彫りになったってきたのもこの頃で、自費でこのぬるい環境の授業をあと半年受けるという選択肢は自分の中で少しずつ無くなっていった。替わって1年間習った中国語を使い中国で仕事をしたいと言う気持ちが強くなって来た。中国語もある程度のレベルまで来ると実戦で鍛えた方がより効果的なのだと思う。こう考えたのが12月中旬、その後勉強の傍ら就職活動をしていたが未だ内定の出ないまま期限の1月末を迎えた。さすがにたった1ヶ月半で仕事が決まるほど甘くはなかった。しかしまだ結果待ちの企業もありどうなるかはわからない。早ければ3月にはまた中国でという話も無きにしも非ず。

約1年語学留学して思うことは、やはり語学は手段であるといいうこと。決して目的ではない。つまり言葉が話せることが重要なのではなく、言葉を使って何をするかが重要なのだと思う。私の当面の目標は今までと変わらず中国語の通訳ガイドになること。今後この目標がどう変化していくかは分からないが言葉を使い人と人を、日本と中国を結びつける仕事がしたいと思っている。

そのためには語学力を上げることはもちろん、中国の社会に出てもっと多くを学ばなければいけない。やはり一定期間中国に滞在し経験しなければ見えないものがあるように思う。留学はあくまで社会に出るためのチケットのようなものなのだろう。留学を終え社会に出るチケットを手にした今、ようやくスタートラインに立つことができたとも言える。留学生活の終わりは新しい世界に旅立つ始まりでもあるのだ。

最後にこの一年間影で留学生活を支えてくれた両親、二人の姉に心から感謝したい。家族の協力なしにこの留学生活は語れなかった。そして留学生活を応援してくれた友人たち、中国で出会ったすべての方々。このブログを読んでくれた読者の方々に心から感謝します。


PS:2014年中国大連留学日記はここでひとまず終了します。今後気が向いたらちょくちょく更新はする予定ですが今までのように頻繁に更新はされないかと思います。今後また何らかの形で中国を舞台にしたブログが書ければと思っています。今まで本当にありがとうございました。

2015.1.30 zhong an peng jun