留学55日目、昨日の続き。

今回見る京劇は『碧玉簪』という演目。簡単にあらすじを説明すると結婚する予定だった男女が恋敗れた男の陰謀で仲を引き裂かれそうになるのだが、最終的に陰謀が明るみになり二人は仲直り。めでたしめでたしと言う話。本当に簡単です。
 
10年前大外の短期留学中にみた京劇は西遊記でアクロバティックなアクションの演出が強かったが、今回の『碧玉簪』は歌と演技で魅せる演出だ。
 
両サイドの壁に字幕が表示されるようになっており、役者のセリフを目で追って確認することができる。後で知ったのだが、京劇で使われるセリフは一般の中国人にとっても難しいらしい。独特な発声法でセリフを読んだり、昔の固い言葉が使われているのが原因とのこと。歌舞伎もそんな感じなのだろうか?実は私は歌舞伎を見たことがないのでいまいち比較ができない。
先ほど舞台裏を覗いた楽団の方たちが演奏している。やはり生で聞くと迫力がある。
 
京劇の衣装はとても華やかだ。色彩がとても鮮やかで美しい。

結婚式の場面。赤は中国ではとても縁起のいい色だ。結婚式やおめでたい行事の際には好んで赤が使われる。そう言えば中国の国旗も赤い。
 
舞台裏で写真を撮らせてもらったあの女優さんだ。侍女役で出演しておりコミカルな演技で重要な役回りを演じていた。
 
場面ごとにカーテンが閉まり、すぐに開くと違うセットが準備されている。見えない部分で裏方さんが必死に動いているのだと思う。
 
舞台は大詰めを迎え大団円へ。終了後花束を渡すことができる。教師会もN先生が買ってきた花束を代表者が渡していた。希望者は写真を一緒に撮ることができるようで私たちも一緒に撮ってもらった。残念ながら私のカメラで撮っていないので集合写真をアップすることはできない。N先生のカメラに入っているので後日送っていただけると思う。
 
一般の日本の舞台では最後出演者が全員出てきてカーテンコールをするが、今回は主役の2人しか出てこなかったのが残念だった。化粧室で写真を撮った女優さんを最後に見たかったのだが・・・。

久しぶりに生で京劇を見たが予想以上に素晴らしかった。役者さんはさすがにプロで静と動のメリハリが見事だった。動いている時はもちろんの事、止まっている時はぴたりと静止し瞬きしかしていなかった。華やかな舞台に上がれるようになるまでに気が遠くなるほどの地味な努力を積み重ねているのだと思う。

今回舞台裏まで見学できたのは王先生、H先生のお力によるところが大きかったのだと思う。S先生が言うには教師会でこのような文化イベントが開かれるのは大変珍しいとのこと。発起人はH先生とN先生だったそうだ。なんか最近イニシャルの名前が多くて誰が誰だか分からなくなりそうだ。

とにかく貴重な経験をさせていただいた先生方と日本語教師会に心から感謝します。