仏教はインドで始まり、タイやスリランカ・カンボジア、そして日本にも広まりました。そこから少しずつ形を変えていき、仏教をベースに様々な宗派が出来、その一つが念仏宗となりました。念仏宗は釈迦の教えを学び、多くの人に感謝する事で徳を積み、涅槃に近づくのが目的の宗派です。この宗派は国内だけでは無くアジア圏にも多くの信仰者がいます。今回は特に信仰する方の多いカンボジアにスポットを当てて紹介しています。国の成り立ちから仏教徒の関係性までご紹介いたします。


カンボジアってどんな国?

カンボジアは西にタイ、北にラオス、東にベトナムがある国で、人口は1500万人程度です。国の広さに対して人口が少なく、特に30~40代が極端に少ないです。その原因は数十年前に大虐殺が起こったからです。300万人以上が亡くなり、美しい世界遺産なども破壊されました。そんな負の遺産を抱えるカンボジアですが、国民は親日家が多く、目が合うとにっこり微笑んでくれます。仏教徒が多くとても温和な性格ですが、身なりや学歴をコンプレックスに思っている方もいますので来訪する際は注意して下さい。ソンペアといって合掌をする挨拶が一般的で、こちらがソンペアを行うととても喜ばれます。クメールルージュや内乱、政治の話だったり、中には反タイ・反ベトナム感情を持っていたりするので、これらの話題はタブーです。とは言っても人として当たり前の感謝や振る舞いをしていれば問題はありません。


カンボジアの主な宗教

仏教といえばインドが発祥の地ですが、カンボジアもとても仏教に熱心な国です。国民の9割が仏教徒で国王はカンボジア仏教の頂点と考えられています。その為、生活の至るところで仏教が根付いていて、日本人からすると不思議な光景に見えるかも知れません。ちなみにカンボジア仏教は本家と異なり、ヒンドゥー教と混じっている点があります。その為、寺院にはヒンドゥー教の神様が設置されている事もあります。パタゴと呼ばれる鮮やかな色彩をした建物は仏塔を意味していて、釈迦の遺骨や代替品を安置しています。オレンジ色の袈裟をまとっている僧侶は厳しい修行だけでは無く、不殺生戒・不偸盗戒・不邪淫戒・不妄語戒・不飲酒戒といって厳しい戒律を守っています。他人に頭を触られる事や女性が僧侶に触る事も禁止されています。


念仏宗とカンボジアの関係

仏教に熱心であり、国民性も温かいカンボジアは仏教の宗派の一つである念仏宗を信仰している方が多いです。王室とも深い縁があり、皇太后陛下と謁見し、仏教興隆を語り合った事もあります。要人の国葬や国をあげての祝賀など、お互いの国を行き来して行事が行われています。また近年ではカンボジア国営放送で、念仏宗一行との謁見が公開された事もあり、多くの方に認知されています。ある時、総本山で本堂に向かってカマキリが合掌していた事が話題になりましたが、それを同時期にカンボジアでも2匹のカマキリが合掌していたと皇太后陛下が仰り、偶然とは言いがたい関係を感じさせてくれます。念仏宗の総本山である兵庫県加東市には、カンボジアから友好の証として大きな釈迦像が進呈された事もありました。今後もお互いの国を行き来して、仏教を通じて平和を願う様です。


まとめ

日本から飛行機で約10時間の距離であるカンボジアは人口1500万人で、温和で陽気な方の多い国です。カンボジア仏教と言う独自の宗教が発展していて、とても厳しい修行や戒律を守りながら日々を暮らしています。親日家が多くタブーを破らなければ良い関係を築きやすく、仏教の宗派の一つである念仏宗と深い関係を持っています。要人の国葬や皇太后陛下との謁見、友好の証として釈迦像を進呈されるなど、国を挙げてとても良い関係を築いています。