闘うユーロの若者と、逃避する日本の若者?不適切な記事の修正

2012年05月27日

続・「がんばれ!日本」のウラ側で、深刻な状況が…

 この週末の大メディア(とくにテレビ朝日系)は、お笑いタレントの母親の生活保護「不正受給」がトップクラスの扱いでした。これを告発した自民党の片山さつきが出まくり、大阪西成区の受給者が列をつくり生活保護費を受け取り昼間から酒やパチンコに興ずる様子が流されました。
 今朝のTBS系「サンデーモーニング」では、小沢一郎の70歳を祝う集いでの「消費税増税反対を貫く」ことを宣言していた映像の後、片山さつき並み?に裕福な大宅 映子が、「政治家がこんなことしていて(小沢一郎のお誕生会)いいんでしょうかね〜」と、小沢一郎を貶(おとし)める発言でまとめていました

北海道新聞2005年5月1日付け朝刊 各テレビで共通するのは、一部を切り取り、問題の本質を見えにくくして、それらを盾にして権力者のやろうとしていることを隠してスルーさせていることです。結果として庶民が虐(しいた)げられることになります

 ボクは今週、21日(月)の金環日食や22日(火)の東京スカイツリー開業騒ぎの中、何が隠されているのかと注視しました。以下、ボクの21日(月曜日)のつぶやきです。
金環日食ニュースの後、NHK北海道は7%の節電が厳しいと再稼働の宣伝、さらに、がれき受け入れPRで自民党の岩倉苫小牧市長と高橋はるみ北海道知事ご出演。
なんだかな〜

NHK全国ニュースは、消費税増税採決、「国民の生活が第一」の政策諦めろと、小沢一郎排除の自民党質問を大々的に伝える。
さらに、同じくがれきの大宣伝。大越が「被災地におもいを馳せるべき」と説教。
NHKのがれき受け入れキャンペーンは正気とは思えない


 で、ここにきて週末は、生活保護「不正受給」…。さらに、がれき受け入れキャンペーンの大本である環境相の細野豪志が大メディアを引きつれて福島第一原発4号機・燃料プールの視察と安全宣言。
なんだかな〜の連発でした

 ボクは、今週のトップニュースは、北九州での放射性物質をふくんだがれきの試験焼却であったはずべきだと思いました。金環日食で騒ぐ21日には、そのがれきが運び込まれる前日ということで、多くの市民(周辺自治体の住民も)が北九州市役所につめかけました(ネットでその様子を伝えてくれている記事⇒【放射性がれき・北九州編〜上】 23日から試験焼却 「西日本を安全な食糧基地に」<田中龍作ジャーナル>2012年5月21日)。
 しかし、NHKは夜7時、9時のニュースは完全無視。かわって、上のボクのつぶやきの通り、がれきを受け入れよ!の大キャンペーンを全国からローカルニュースまでも展開させていました。ボクは怒りを通り越して、真顔で訴えるNHKアナらを笑うしかありませんでした。

 そんな中、予想外だったのは、テレビ朝日系「報道ステーション」でした。金環日食でなく、その北九州での反対する市民の様子をトップで伝え、あのMC古館が毅然と「視聴者が日本全国でげれきを受け入れようとしている時に何でそれに異議を挟むのかという意見が多く寄せられていますが、安全が証明されていないものが拡散されることに大いに疑問を感じています」というようなコメントをしているのを聞いて、大メディアの一部にはまだ健全な人がいるはずだとの希望を感じました
 「報道ステーション」の今週の報道は、NHKはじめ他が酷いこともあり際立ってジャーナリズムの良心を感じさせてくれました。25日には、名張毒ぶどう酒事件で死刑囚にされた奥西勝元さん(86)の再審請求を退けた名古屋高裁の不当決定に対して、佐野眞一さんを横据えてにコメントさせ、それが痛快でした。東電OL殺人事件を追った著書がある佐野さんが被告にされているゴビンダさんの無実を言い、最近の検察特捜部の不正捜査の数々を挙げ、最後に小沢一郎についての不正捜査にも触れて言及してくれました。

 50年も過ぎて有力な証拠が何らないにも係わらず自白偏重の姿勢を崩さない最高裁を頂点とする裁判所、司法官僚。無実の奥西さんを50年以上も牢屋に閉じ込めて、自己保身でのうのうと高額な報酬とこれから退職金(いずれも税金)をもらう司法官僚。この姿が露(あらわ)になったのが、今回の再審を認めない不当決定をした名古屋高裁だったのですが、NHKはじめ大メディアは淡々とその決定を伝えるのみでした

 官僚はじめ権力者には大甘で扱いが小さく、庶民の一部の不正には厳しく大きく扱い高校野球の全体責任のように全庶民に罰を強いる権力者とそれを補完する大メディア。近頃、それが露骨になって見えてきました。

 ところで、冒頭写真は、北海道新聞2005年5月1日付け朝刊の記事です。もう7年も前の記事ですが、フクシマ後に気になり今回ピックアップしました。函館から車で2時間ほどの北海道最南端の白神岬で奇形の渡り鳥が多数見つかったとの記事です。北海道と本州を行き来する渡り鳥のルートにあたるこの白神岬で函館近郊の七飯町在住の林吉彦さん(65)が15年程前から調査をしていて、初めて2001年に3羽確認。その後、毎年確認され、林さんは原因調査の必要性を強く訴えているという記事です。

 たしか、一度、TVのワイドショーでその様子を偶然見た記憶がありますが、その時も原因究明を訴えていました。この記事や、TVでも、原因として放射能のことには言及していませんでした。ボクは、一年前に拙ブログで書いた「週刊プレイボーイ」の記事で原発銀座と言われる若狭湾での「悪性リンパ腫多発地帯」へのルポ記事に触れてました(⇒[「がんばれ!日本」のウラ側で、深刻な状況が…]<拙ブログ>2011年3月27日)。原発の通常運転でも起きている深刻なことを知っていたので、その記事を見てその奇形が放射能が原因ではないかということで切り抜いたのだと思います。

 で、ユーチューブで検索して、いまフクシマで起きている野鳥の奇形や異常がないのかと探しました。そして、見つけました(↓の映像)。


 ボクは、この渡り鳥の記事を見つけて、がれき受け入れの全国への拡散との共通性を感じました。渡り鳥のごとく、がれきが運ばれ、その焼却によって濃縮された放射能がその地域に再び拡散され、放射能が全国にばら撒かれ、数年後、十年後、数十年後して、健康被害が全国で起きるのではないかと危惧します。そして、その原因特定は全国で起きているために放射能によるものなのか、何なのかわからないことになるのではないでしょうか。権力者がそれを意図していることも、これまでの原発再稼動への動き、放射能の情報隠しを見ても、無実の奥西さんらの冤罪被害者、消費税増税など庶民に強いていることを見ても、ありうることです。

 これからは、北朝鮮、中国化している日本の報道機関でない海外メディアがどう伝えているのかを意識して見る必要があると思います。その一つが下↓の通りです。


 最近ビックリしたのは、日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」の記事(⇒「がれき処理 復興の大前提 広域処理 安全性確保に万全 共産党県議 斉藤信さんに聞く。」2012年5月24日)。小沢一郎への権力と一体化した追及など、大メディアと一体化した姿勢が、ここでも垣間見れます。かつて支持していた政党なのに、遠くへ行ってしまった感があり、とても残念です

 各地で、先のがれき受け入れ問題もそうですが、脱原発デモ、パレードなど、これまで社会問題、政治問題に関心がなかった層の参加、声が大きくなってきています。本来、それをバックアップすべき左派政党が凋落する一方、こうした無党派層の動きに期待しています。同時に、「大阪維新の会」の橋下ら「極右」にそうした層がなびかないよう、いま次をにらんで橋下を持ち上げている大メディアら権力者の動向にも警戒して見てもいます。
 そのために、ボクは何をなすべきなのか。また明日からワーキングプアながら、額に汗して働きながら考えていきたいです。今日は第二の故郷・東京のマドンナの誕生日。めげずに頑張ります

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