December 11, 2004

三鷹の森ジブリ美術館(三鷹市アニメーション美術館)

041211_1完成してからかれこれ2年ぐらい経ってしまったが、ついに行ってきた!!
三鷹駅南口から、このコミュニティーバスに乗り込んだ。
往復料金300円で、10分間隔で運行しているため、とても便利だ☆
ちょっと周囲の目を気にしがらも、心はジブリワールドに旅立っていた。

建築は地下1階地上2階建て、延べ面積は約3,500平方メートル。
ジブリの本体である徳間書店が設立した関連会社「ムゼオ・ダルテ・ジブリ」が25億円かけて建設している。
設計は日本設計、施工は鹿島建設。
宮崎駿も設計に関わっているようだが、日本設計とどのようにコラボレーションしたのかが非常に気になる。
ただ言えることは、三鷹の森ジブリ美術館はアニメ映画監督と建築家のコラボレーションが生み出した新タイプの美術館だ。

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宮崎駿は設計コンセプトを「子供たちが走り回り、あちこちにべたべた触ってもいい。展示品より人間を大切にした美術館にしたい」と語っていた。
宮崎駿の持論である「大人は子供と一緒に遊ぶのではなく、子供に遊ぶための場所と時間を提供するだけでいい。そうすれば子供たちは、自分たちの世界をつくってのびのびと楽しむもの」に基づいた空間作りで、館内では子供達が自由に遊び、その様子を父母が見守っているという状況が多々に見られた。
よく考えるとジブリ映画には父母が登場するシーンが少なく、少年少女が思いのままに冒険している。
まさにそういった宮崎駿の想いを反映された美術館であった。

館内は撮影禁止のために写真はお見せできない。
撮影禁止というのも「カメラにではなく、記憶に残して欲しい」という考えの基だ。
地下から2階までの大きな吹き抜けを中心に構成されている。
床からガラス、手すりや扉まですべてに気が配ってあり、一切手を抜いていない。
だからこそ、子供達は自由に館内で動き回れ、親も安心できる。
そして、また行きたいと思えるのだと思う。(私がジブリ好きだからだろうか。。汗)

041211_4この美術館は井の頭公園内にあるために、ルーフテラスは周囲の風景と一体化している。
それほど広くはないのにどこまでも続いているように感じた。
そして、そこには彼が立っている。
私は映画の中のワンシーンに迷い込んだかのような錯覚を覚えながらも、巨人兵に近づいた。
う〜ん、大きいなぁ。。
巨人兵の肩にぶら下がりたくなる衝動を必死に押さえた。  

Posted by zing_japan at 16:53Comments(4)TrackBack(1)

December 10, 2004

ワタリウム美術館

041210_1美術館の展示内容も素敵だけど、みなさんも知ってのとおりワタリウム美術館自体も名建築である。
竣工は1990年。
設計はマリオ・ボッタ。
最近どっかで目にしたなぁと思っていたら、「世界の美術館 未来への架け橋−25のミュージアム建築」展に、サンフランシスコ近代美術館が紹介されていた。
この美術館がボッタにとって初めての美術館建築であった。
当時、あのするどい三角形の土地に非常に興味を示したという。
5年間で12回の来日をして完成させた。

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エレベーターを軸として、展示室が展開されている。
基本的にはエレベーターの利用を促していたが、2階からは階段も利用することができる。
風景の切り取り方が特徴的なので、是非階段へ出てみるといいだろう。
しかし、大きな荷物が置いてあって非常に通りにくかったが。。

内部は吹き抜けがうまく利用されていて、敷地の狭さの割には空間に広がりを感じた。
天井は格子状の梁がむき出しになっていて、豪快ではあるが、展示品へ対しては特に五月蠅くはなかった。
おそらく格子の密度が濃いからだろう。
また、空調や照明が梁の間に綺麗に収まっている様子がとてもお茶目だ。

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地下へ降りる階段の途中のロフト的な場所にイカしたカフェがある。
営業しているかわからなかったが。。
一見、中途半端な空間にも見えるが、中に入ってみると意外と居心地はよさそうだった。
サーフィンをしていたら、キュレーターである和多利浩一さんのインタビューが掲載されていた。
ボッタのことも書かれているので、興味ある方は読んでみると面白いかも。

そうそう、ボッタといえば時計のデザインもしている。
シンプルでややカジュアル寄りのデザインだ。
うぅ、欲しいなぁ。。  
Posted by zing_japan at 00:59Comments(8)TrackBack(0)

November 28, 2004

ルイ・ヴィトン六本木店

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ルイ・ヴィトンを建築として見に行ったのは今回で5回目になるか。
名古屋、銀座、表参道、高知、そして六本木。
近くにあると思うと、不思議とついつい後回しになってしまうのだが、MAMついでに行ってきた。
今更、写真などを見ても驚かないとは思うが、クリスマスによるイルミネーションと混ざりあって綺麗だったので、パチクリと撮ってきた。
夜間と昼間とでは全く別の建物にも見えるところもまた魅力の1つか。
歩道からガラスチューブを通して、内部の様子を見ると、入ってみたいという衝動にかられる。
また都内のルイ・ヴィトンはエントランス部に警備員が立っていないので、非常に入りやすい。
名古屋と高知ではカメラをぶら下げて、周りを歩くだけでも怒られたものだ(汗)

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ファッションブティックの設計において、建築家はファサード部にしか関われないことが多いが、青木淳氏にはいつも共感を覚える。
いわゆるキレイとかカッコイイ以上のものを追求しているという姿勢が、カタチとして建築に現れているからだ。
彼の作品において、ファサードはインテリアを囲むただの外皮ではなく、インテリアと街区をほのかに結びつける架け橋のような役割を果たしているように思える。  
Posted by zing_japan at 10:48Comments(7)TrackBack(1)