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前編は締りの無い終わり方になってしまいましたが、絶壁に囲まれた『桂川渓谷』。美しい景観に、溢れる自然。耳にも肌にも涼しくて、ホント気持ちいい。スッカリ心を奪われてしまいました♪
上の写真は「下女渕」から撮った写真。左端にコンクリの展望台が写ってますが、封鎖されてました。残念…
上の写真は「下女渕」です。先述の「馬渕」といい、どうしてこんな名を付けられているのでしょうか?
そして、ここはなぜ「桂川」と呼ばれているのでしょうか?
それは戦国時代の悲しい伝説が残されているからです。主役は「乙御前(おとごぜ)」。
三間の豪族「土居清良」の娘「乙御前」は、野村町中筋の城主「保堂新左衛門」と結婚の約束を交わしました。が、約束の日になっても迎えは来ず。破談になっては武士の恥と、「乙御前」は剃髪し出家を決意します。なんと哀れな…(´;ω;`)
ところがどっこい、次の日に城主からのお迎えがッ!!
占いで婚礼には凶日と出たため、日取りを延ばしたと言うではありませんか!!!ヽ(´Д`;)ノ ハヨイエヤ
慌てた「土居」家。「乙御前」にカツラを被せ嫁入りさせたまでは良かったのですが、夜になり、カツラを被っていることが発覚。縁起を担ぐ「保堂」家は“嫁が尼だなんて縁起が悪い”と「乙御前」を追い出してしまいました。((((;゚Д゚)))) ヒドイ
途方に暮れた「乙御前」。吉森山越えの山道を通って実家への道中、滝壷に身を投げてしまったのです。同行していた下女や馬も後を追い、次々と渕に身を投げたそうな…
そこから姫が身を投げたといわれる「乙御前の滝」、下女が身を沈めた「下女渕」、馬が沈んだとされる「馬渕」、そして、姫の被っていたカツラが川を流れていったことから「桂川」と呼ぶようになったとか…。
カツラが流れたから、カツラガワかぁ。。。(-_-;) ウ‐ム
この伝説を知っているのと知らないのとでは、見える風景が大きく違ってきそう。ただ美しいだけでなく、時代の生んだ悲劇がここで静かに眠っているのです。
水の深いところではキレイな青緑色を呈してますが、実はそこには…
てか、戦国時代のお姫様って髪の長ぁ〜いイメージがあるんですけど、髪の毛がワッサー流れてきたらめっちゃホラーやん(-_-;)
そんなコトを考えると、美しい風景がチョット恐ろしく思えてきます。
いや、人間の営みと関係なく、自然は何処までも美しいというコトでしょうか?
そんなコトをウダウダ考えてるうちに「桶ご渕」まで来ました。ここからは川幅がグっと狭くなるので遊歩道整備は困難な様子。一旦岩肌を登ります。
川から少し離れるだけで、うわ〜、気温が上がるるるぅ〜。渓谷のド真ん中に部屋欲しいわww
周囲が一気に開けて「桂川ダム」と呼ばれる場所に来ました。二つの支流がここで交わります。対岸には第2キャンプ場が見えます。更に進むと「乙御前の滝」があるワケですが…
今日の散策はここでおしまいです。
滝周辺にも駐車場があるらしいし、他に「乙姫神社」や「鎮岩の森」、桂川渓谷の終点には「キャッスルランド深山(滝野城)」など他にも色々見るべきモノがあるようなので、またのお楽しみに取っておきます。これでまた野村を訪れる理由が出来ました♪
あ。「キャッスルランド深山」は休業中かな?
他にも県内最大の鍾乳洞と言われる「小屋の羅漢穴」とか、首無し馬の伝説が残る「白木ヶ城跡」とか、「観音水」とか、「名水・男水」とか、気になるスポットが野村には盛り沢山ぢゃ♪
脱線してしまいましたが、『桂川渓谷』に話を戻します。1匹だけですが、蝶の姿も見えましたよ。止まらないからブレ画像で申し訳ないm(_ _)m
他にも青トンボを見掛けたなァ。じっくり探せばもっと色んなモノが見られたのでしょうね。
ふと岩肌を見ると、水が染み出しており、ポタポタ水滴が滴り落ちてます。こんなトコロからも水が!?と驚かされます。
苔やらなんやら分からんのですが、群生する植物たちも常に濡れ濡れ。美味しい水に群がるのは人間だけじゃないんですねーww
“水の恩恵”というものを考えずにいられない場所です。本当に素敵。いつまでもこの美しさを保ち続けて欲しいと切に願います♪
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
さて、歩いた分カロリー摂取しましょうかねぇ(笑)。キャンプ場のベンチにて、『どんぶり館』で購入した『NOBLE (ノーブル)』のパンを喰らいます。空気がうめえからパンもうめえ!
【たまご焼きサンド(220円)】
ご覧のように50円引きで販売されてました。卵焼きとキュウリを具材にしたトーストサンド。マスタードマヨがほのかな辛さで優しいですね。サッパリした味に仕上げてくれます。
【小豆入り角棒パン(168円)】
角棒状のパンです。ややドライな食べ心地。中には小豆がタップリ仕込まれてます。どこか懐かしい味がするなと思ったら、原材料に脱脂粉乳が。憎めない味わい。
よくぞ、「乙御前(おとごぜ)」伝説を紹介してくれました!!
昔の野村町民なら皆知っていたと思うけど、最近は誰も知らないことになってしまいました。そこにスポットライトを当てていただいたことに深い謝意を表します。
別にワタシが野村町民代表ではないのですが、生まれ故郷と桂川渓谷をこよなく愛する者として、感謝と感動です!!
そうですか、この素材を2日にまとめましたか。ワタシなら4日間は稼いじゃいますね。その意味で、ジンゴズンゴさんの筆力に盛大なる拍手をお贈りします。
パチパチパチ!!パチパチパチ!!!