26.Dezember.2010
ルチア――アンナ・ベデルケ
ソウル・キッチンのウェイトレス。不法滞在で倉庫街に暮らす。絵で生計を立てるのが夢。とんでもない大酒呑み。
1981年ハンブルク出身。この作品を見た誰もが無名の女優アンナ・ベデルケに釘付けになるだろう。ファティ・アキンは本作の執筆中からルチア役に映画学校の教え子であるアンナを考えていた。6人の有名女優も挑んだオーディションで、アンナが演じたルチアには誰もが納得した。アンナは演技の勉強をしたことはなかったが、バーの経験が豊富だったのだ。
実際のアンナ・ベデルケは映画監督志望でハンブルクの映画学校で演出を学んでいた。『ソウル・キッチン』はアンナにとって初めての出演作品であり、お気に入りの映画となった。「この映画の舞台は私の町であり、不思議な故郷を描いた映画です。またドキュメンタリー要素も含まれている作品だと思います」。
Anna BEDERKE アンナ・ベデルケ