日本 2−2 セネガル

実は日本がグループリーグで戦う3チームのうちで、勝ち点を取るのが一番難しいんじゃないかと思っていたのがセネガルなのです。とにかくみんなデカくて強くて、かつフィジカルだけじゃなくて規律もあって。だから先制点を取られた時には、かなりやばいんじゃないかと思ったよ。いやはや、よく追いついた。乾、偉い!(笑)。そして、後半途中の日本が押している時間帯で、例によってシュートが決まらず、追加点を取られた時は、もはやこれまでかと思ったよ。いやはや、よくぞまた追いついた。本田、偉い!(笑)やはり持ってるぞ、本田。ごめんなさい、本田さん(笑)。正直に告白すると私も、本田のベストポジションはベンチだと思っていた。だってさ、プロフェッショナル、ケースケホンダなんですもの(笑)。

しかしまあ、いろいろあったけど、たくましくなったもんですね、日本。逆境は時にチームを強くするのだ。ずるずる大敗してもおかしくなかった試合展開の中での引き分けは大きい。そして3戦目を考えるに、この勝ち点1はとんでもない価値があるのです。3戦目の日本は、既に敗退が決まったポーランド相手に引き分け以上なら無条件でグループリーグは突破。よしんば負けても、セネガルがコロンビアに勝てば突破。コロンビアが勝った場合でも得失点差で可能性が残るのです。もともとグループ内で世界ランクが一番高い相手のポーランドですから、もちろん大敗すれば敗退が濃厚になるワケだし油断はできない。でも、それでも可能性としては……確かな、その先、が見えてきた、なぁ。相手は、ベルギーかイングランドか。くー、観たい、なぁ(笑)。
まだまだ油断はできない。でも、2戦終えて、1勝1分け。こんな状況、開幕前には思いもよらなかったのです。

アルゼンチン 0−3 クロアチア

先の展望でも書いたけど、今回のアルゼンチンにはかなり疑問符だったコトは事実。でも、それでも、まさか……まあ、正直、メッシはなんだかんだと、そこそこ活躍するとは思っていたのだけれど、2戦終わって、勝ち点は僅かに1。最終戦のナイジェリア戦に勝って始めて可能性が残るという、4年前の日本と同じような状況(笑)。メッシに調子が戻らず、更に言えば監督自らが、メッシを生かすシステムが見つかってない、と告白してしまう今の状況で、ナイジェリア相手に、果たして勝てるのか。
優勝候補とも言われながらグループリーグで敗退する例が、ワールドカップには、まま、ありますね。もしかしたら今回はアルゼンチンがそうなるかも。まあ、結局は勝って決勝トーナメントを決めてしまう、ような気もするのだけれど。

ドイツ 2ー1 スエーデン

そのアルゼンチン以上に苦労したのが(まだ突破が決まったワケではないけど)実はドイツで、本当に危うく、予選敗退が決まるところでした。なにせ、ロスタイムの、それもほぼほぼラストワンプレー(つまりはタイムアップ前の最後のプレー)で、まさかまさかの、クロースのゴールで勝利。もし、これが決まってなかったらドイツはグループリーグ敗退が決まっていたワケでして、なんという絶体絶命状態。いやあ、危なかったなぁ。クロースのシュートはホントすごかったけど。
せっかく日本が通過できそうなので、これはもう、準々決勝でぜひともドイツと当たりたい(笑)希望なのです。その前にドイツが敗退しなくてよかった。(上から目線?(笑))


実はブラジルもロスタイムになるまで引き分け濃厚な試合で相当危なかったし、スペインやポルトガルも最終戦は本当に苦労して苦労してのドローでなんとか突破しているのです。今回、こういうのがやたら多いなぁ。強豪国と中堅国の差が、以前ほどではなくなっているのか、あるいは、例のVARが強豪国寄りのジャッジを妨げてるのか(笑)。まあ、接戦が多い大会には間違いなくて、それは観てるこっちにとっては面白い大会、とも言えるのだけど。