さて、はや公演本番まで、一週間。
ホント、もはやまな板の上の鯉なのですね。稽古場は日々、新たな命が吹き込まれていく最後の段階。いつも言ってますけど、ここからが本当の勝負なワケです。どこまで、より面白くを突き詰められるかが。勝利の女神は、最期まで諦めなかった人にだけ微笑むのです。
さて先の土曜日、合同通し稽古でした。今回の企画『和洋 set you』は、前述した通り、日本が舞台の『和』のコメディと、イギリスが舞台の『洋』のコメディの二本立てでして、その二つの座組が初めて全員一同に会して、お互いの通し稽古を見学するという、まあ、役者さんには緊張感この上ない、「おい、あっちの座組どのくらい出来てんだろう?」「うちらとどっちが面白いの?」てな、演出家にとっても勿論緊張感満載の一日がありました。
てなワケで、協会公演恒例(?)の、今石のすこぶる個人的な、協会公認でもなんでもない、二つの公演の見どころご紹介。ではいきます。ちゃんちゃん。
『ファニー・マネー』
ストーリーは前回ご紹介した通り、思いがけず大金を手にしてしまったロンドン在住の平凡な小市民が、大金を手にしてしまったが故に巻き起こる大騒動。通し稽古を観て、改めてその台本の素晴らしさに脱帽しました。『笑い』というモノが起こるシチュエーションを、これでもかと最初から最後まで繋げていきます。冒頭5ページくらいは状況説明のシーンがあるのですけど、そこさえお客様に飽きずに伝えられたら……その後はもう終演まで気がついたら笑いっぱなしだった、てなコトになりえる作品です。そうできるかどうかは、演出家である私次第でもあると思うので……改めて襟を正して最後まで細かい表現やディテールの仕上げにとことんこだわりたいです。これも以前書いたのだけど、役者さんは皆さん素晴らしいのです。平成ジャンプ(笑)の、ちょいと年齢層の高い座組ですが、まあ安定感バツグンです。安心して観ていただける作品になるかと。
『あとには退けない人たち』
一方こっちは、洋に比べたら比較的若い役者さんたちを、例によって演出の遠藤さんが非常にうまく使って、瑞々しいコメディに仕上がっております。『ファニー・マネー』を研究して、それを日本に置き換えたらどうなるか……といったところから始まったお芝居なのですけれど、こちらは洋のようなドタバタファルスではなく、ちょっとしっとりしたテイストの素敵なお話です。幸せになりたいという人間の思いは、洋の東西関係なく人類の共通の願いなんだなぁ、てなことを通し稽古を観終えて思いました。ちょっとした人間の感情の機微や、すれ違ったり誤解したりのもどかしさや、そういった心のひだみたいなものが、せつなくもあり、ああ、いいなぁって思える作品です。そしてまあ、小久保さんとかもよ子さんとかの芸達者な役者さんたちがお話しに絶妙なアクセントを加えていて、キャラクターコメディとしても面白いです。もし両方を観ていただけたら、『ファニー・マネー』の舞台が日本なら、こういう話になるよな、ってな面白さも味わっていただけるかと。
さて、公演本番まで一週間。
泣いても笑っても一週間(笑)。
くどいけど最後の最後まで、より面白くを追求する、最期の一週間になるのです。
ホント、もはやまな板の上の鯉なのですね。稽古場は日々、新たな命が吹き込まれていく最後の段階。いつも言ってますけど、ここからが本当の勝負なワケです。どこまで、より面白くを突き詰められるかが。勝利の女神は、最期まで諦めなかった人にだけ微笑むのです。
さて先の土曜日、合同通し稽古でした。今回の企画『和洋 set you』は、前述した通り、日本が舞台の『和』のコメディと、イギリスが舞台の『洋』のコメディの二本立てでして、その二つの座組が初めて全員一同に会して、お互いの通し稽古を見学するという、まあ、役者さんには緊張感この上ない、「おい、あっちの座組どのくらい出来てんだろう?」「うちらとどっちが面白いの?」てな、演出家にとっても勿論緊張感満載の一日がありました。
てなワケで、協会公演恒例(?)の、今石のすこぶる個人的な、協会公認でもなんでもない、二つの公演の見どころご紹介。ではいきます。ちゃんちゃん。
『ファニー・マネー』
ストーリーは前回ご紹介した通り、思いがけず大金を手にしてしまったロンドン在住の平凡な小市民が、大金を手にしてしまったが故に巻き起こる大騒動。通し稽古を観て、改めてその台本の素晴らしさに脱帽しました。『笑い』というモノが起こるシチュエーションを、これでもかと最初から最後まで繋げていきます。冒頭5ページくらいは状況説明のシーンがあるのですけど、そこさえお客様に飽きずに伝えられたら……その後はもう終演まで気がついたら笑いっぱなしだった、てなコトになりえる作品です。そうできるかどうかは、演出家である私次第でもあると思うので……改めて襟を正して最後まで細かい表現やディテールの仕上げにとことんこだわりたいです。これも以前書いたのだけど、役者さんは皆さん素晴らしいのです。平成ジャンプ(笑)の、ちょいと年齢層の高い座組ですが、まあ安定感バツグンです。安心して観ていただける作品になるかと。
『あとには退けない人たち』
一方こっちは、洋に比べたら比較的若い役者さんたちを、例によって演出の遠藤さんが非常にうまく使って、瑞々しいコメディに仕上がっております。『ファニー・マネー』を研究して、それを日本に置き換えたらどうなるか……といったところから始まったお芝居なのですけれど、こちらは洋のようなドタバタファルスではなく、ちょっとしっとりしたテイストの素敵なお話です。幸せになりたいという人間の思いは、洋の東西関係なく人類の共通の願いなんだなぁ、てなことを通し稽古を観終えて思いました。ちょっとした人間の感情の機微や、すれ違ったり誤解したりのもどかしさや、そういった心のひだみたいなものが、せつなくもあり、ああ、いいなぁって思える作品です。そしてまあ、小久保さんとかもよ子さんとかの芸達者な役者さんたちがお話しに絶妙なアクセントを加えていて、キャラクターコメディとしても面白いです。もし両方を観ていただけたら、『ファニー・マネー』の舞台が日本なら、こういう話になるよな、ってな面白さも味わっていただけるかと。
さて、公演本番まで一週間。
泣いても笑っても一週間(笑)。
くどいけど最後の最後まで、より面白くを追求する、最期の一週間になるのです。

