さて、始まっちゃいましたね。

いろんな曰くや問題山積みの大会ですが、始まってしまった以上ワタシは楽しもうと思うのです。かのスポーツライターの藤島大さんも、どんなに開催に反対していた人でもいざ始まれば競技に興奮してよいのだ、みたいなことを仰っていて、ワタシもそれが健全だと思う。政府や実行委員会にはなんだかなあと思っても、商業化しすぎたオリンピックに辟易したとしても、選手の真摯な取り組みや競技自体のおもしろさは決して損なわれるものではないですから。大変な状況、だからこそ、ステイホームでテレビ観戦。これ、コロナ禍の正しい過ごし方だと思うし。

そんなワケで、今回も恒例(?)のテレビ観戦記やっちゃいます。いつものことですが、スポーツライターでもなんでもない、コメディライターの書くことですから、時折不謹慎だったり不真面目だったりしますがどうかご容赦を。


北京以来13年ぶり開催となったソフトボール。
その13年前はとにかく打てないんで絶対エースの上野を連投させるしかなくて最小得点を守って守ってといった印象だったのだけど、今回は初戦のオーストラリア戦、三本のホームランで5回コールド勝ちという、実に幸先のよいスタートで、あれよあれよと決勝進出となりました。その上野が未だにエースとして君臨しているのも驚きですが、今回は決して彼女におんぶにだっこのチームではなく、いろんなタレントが揃っている魅力的なチームです。大谷ばりの二刀流、藤田は投手としても2試合に先発しながら既に3本のホームランを打っていて大会ホームラン王も濃厚。二十歳の新鋭、後藤は日本には珍しい左腕なのだけどクローザーとして抜群の安定感なのです。堅実な守備陣は相変わらず健在だし、送りバントや進塁打の成功率が異様に高くて、ここらへんはやはり日本らしいと思うのですね。ソフトボールのルールで延長戦はランナー2塁から始まるタイブレークになるのだけれど、日本なら内野ゴロ二本でほぼ確実に点が入ってしまう。明日は決勝アメリカ戦になるのだけれど、もしもつれた試合になれば結構勝つ確率は高いんじゃないかと思っています。うむ、楽しみだ。


自転車ロードレース
正直、無観客開催でなければこれだけは現地観戦したかった種目です。ロードレースファンなら垂涎の、ログリッチだのポガチャルだのゲラント・トーマスだのの、ツールドフランス等のヨーロッパのレースで見慣れた世界のトップ選手がこぞって、わんさか参戦していましたから。インターネット配信で観た画像では(残念ながらテレビ中継はナシでした)その見慣れた選手達が走る背景がこれまた見慣れた日本の風景(東八道路だの小金井街道だの、それこそ普段良く通る道)で、プロトン(集団)の背景に突然松屋やローソンが出てきたりして、なんだか不思議でした。レース内容も面白かったのだけど、コースも本当に良くて、こういうレース、もっとたくさん日本でもやって欲しいなぁ。オリンピックには来なかったとある有名選手がこのレースをテレビで観て、ツアーオブジャパンにまた行きたくなった、なんて嬉しいコメントを出してくれていました。マラソンや駅伝の中継が人気の日本なんだし、自転車ロードレースも観るとハマる日本人、きっと多いと思うのだけど。


開会式
バッハ会長のスピーチ、長かった、ですね。
ワタシ、途中で二度くらい寝落ちしそうになりました。バッハ会長には是非日本のサラリーマン研修でも受けていただいて、話を短く的確にまとめる技術を身に着けていただきたい。橋本会長も長かったけど(橋本会長6分、バッハ会長13分!)つくづく森さんじゃなくてよかった。だって絶対張り合ってヘタしたら30分ずつくらい喋ったんじゃないかと思う。(しかもスピーチの途中で全世界に向けて「女は話が長い」とか言いかねないし)
てなワケで様々な曰くや問題を抱えた東京オリンピックは、罰ゲームみたいな長い長いスピーチで始まったのでした。待て、次号。