きれいなお姉さんたち vs 子供たち

新種目のスケートボード。その女子の部門で、先週のストリートもそして昨日のパークも、そんな構図に見えました。お姉さん、と言ってもまあ19歳とかせいぜいハタチ過ぎくらいでワタシなんかから見れば子供なんだか孫なんだか(笑)って年齢なのだけど、一緒に並んでいるとどうしても『お姉さん』と呼んでしまいたくなる。そして世界を驚かせたのは、おそるべき『子供たち』の方でした。

ストリート。皆様ご存じの通り史上最年少の金メダリストになってしまった西矢椛はなんと13歳。銅メダルの中山楓奈が16歳。ちなみに銀メダルのブラジル、ライッサ・レアウも13歳!西村碧莉(20歳。残念ながら大会直前に怪我があったみたいで、実は今年の世界選手権1位)らの綺麗なお姉さんたちに囲まれると本当に子供感満載なのだけど、まあ、あれよあれよと。のびのびと試技を成功させて記録を塗り替えていく様子に思わず実況アナが叫んでしまったのが表題のセリフで、「なんだそりゃ」って心で突っ込みながらも、まあそう言ってしまう気持ちも分かるのですね。だって見た目があまりにも子供なんだもん、当たり前だけど。

そして昨日のパーク。優勝したのは意地をみせた(?)お姉さん、四十住さくら(とは言っても19歳)でしたが、銀メダルの開心那(ひらきここな)はなんと12歳。これ、出場自体も史上最年少ながら、メダリストとしても先の椛ちゃんを超えて最年少。年齢もびっくりだけど、その鮮やかな滑り(トリックと言うらしいです)にはワタシ、控えめに言って、すごくぶったまげた、のでした。
小学生の頃、めちゃくちゃ運動神経のいい子がいたなぁと思いだすと、そういえばこんな身のこなしだったかもしれない。身体能力はおそらくだけど12歳でも大人のアスリートレベルで、個人的にはテレビに出始めた頃のフィギュアスケートの浅田真央ちゃんを思わせるなぁ。(顔もちょっと似てるかもですが)そしてそれこそ大人顔負けのトリックを次々に決めていくのは爽快、でもありました。
ちなみに銅メダルのスカイ・ブラウンも13歳。(学年的にはここなちゃんと同じ。母親は日本人でして、言われてみれば身体付きにも顔にも日本が感じられますね)果敢に果敢に難しいトリックにチャレンジして結果的には4位になってしまった岡本碧優も16歳。おそるべき、子どもたちなのですね。

スケートボードには互いにリスペクトしあう精神があって、競技のライバルだったとしても、素晴らしいメイク(試技)が決まれば祝福するし、失敗しても果敢なチャレンジであれば拍手を送る。それが自然にそうしてしまう文化になっているようです。前述の岡本のチャレンジ、最後の試技で失敗に終わった後、全ての選手が集まってきて彼女を担ぎ上げて最大限のリスペクトを表していた姿は……何事も斜めに見がちなワタシでも素直に感動したのでした。出場者全員が心強い味方。まあ、だからこそ、なんですかね。経験もキャリアも少ないハズの子供たちが、かくものびのびと……

メダルの快挙ももちろん素晴らしいのだけど、それ以上に気持ちの良い競技会を観たなぁってのが実感で、真夏のだいぼうけん、素敵でしたね。