終わっちゃいましたねえ。早いなあ。あれだけ毎日聴かされていた嵐の『カイト』が全く流れなくなってる。なんか不思議な感じさえしますね。最近はオリンピック終わっても総集編とかすぐにはやってくれないのね。利権とかいろいろ難しくなってきてるのかなぁ。

てなワケで、総集編代わりに(?)、すこぶる個人的な大会名(迷?)言集。ではいきます。ちゃんちゃん。


「いままでサッカーだけやってきてこんな悔しいことはない」(久保建英)

3位決定戦、日本は相当疲れていた印象でした。そりゃそうだ。ずっと中二日で予選プールから数えて6試合め。こんな日程は誰でもおかしいとは思う。まあ、条件はメキシコも同じですから、お互い相当疲れている中での試合です。そんな中でメキシコはしたたかにうまくゲームを進めて、そのしたたかさの差でやられた試合だったと思う。日本はね、やはり準決勝のスペイン戦があまりにも全てで、ひとつ山を越えてしまった感もありました。
試合に敗れて号泣する久保。その号泣ぶりは日本のみならず海外でも共感を呼んだようです。ただ、ワタシには多少の違和感があって、それがなんなのかを考えるに、大人に、なりきれてないんだな、とも思ったのです。泣くのは子供で泣かないのが大人、とか言うつもりはないですよ。ただあの久保の号泣ぶりは子供のそれでした。サッカーってね、大人を子供にするんです。ずるっこいことをしても審判の目を欺けばOKとかって、これはもう子供の論理です。ファウルに近いタックルをされたら、とりあえずものすごく痛がってみせて、ファウルもらえたらOKとかね。それがまあ当たり前のこととしてまかり通ってますから。でも、それって、おそらくは誰にとっても日常で子供のころからフツーにあったことだとも思います。ズルする奴はどこにでもいて、ズルするヤツが得をする。その洗練されてるとは言い難いところが、逆にサッカーの魅力でもあるワケです。誰もが経験したことある葛藤がゲームの中にダイレクトに表れてくる。(久保の涙は、ズルされたとかそういうことではなくて、純粋に負けた悔しさの涙には見えたのだけど)
負けて号泣する。そこに人はサッカーの本質までも見てしまう。だからこそ久保の涙は多くの人の涙でもあったのだろうなぁと思うのです。


「(水谷さんを)引退はさせません!」(張本)

韓国との団体3位決定戦。格上ペアとのダブルスを丹羽と水谷が勝って、エース対決を張本が制して、あと一勝すれば日本の勝利という場面。次のシングルスに出てきた丹羽が、なんだか今日はやけに気合入ってるなぁと思っていたのですね。普段はクールな丹羽が、ポイントを取る度にやたら叫んでいる。なんかおかしいなぁと思っていたら……それ全部、ベンチで観戦している張本の声でした(笑)。いやあ、叫びすぎだろ、張本。(笑)
結局張本の声援むなしくいいところなく敗れた丹羽ですが、ただし、その後に出てきた水谷が凄かったのです。韓国の相手選手は格上で、それまで勝ったことなかったみたいなのだけど、その試合だけは……もう、水谷の全てのキャリアから出てくる技術が……いろんなサーブを打ち分けたり、それこそ全ての引き出しを出し切って、見事勝利。凄い!
例えばですけど、張本と水谷がフツーに試合をしたら……これはかなりの確率で張本が勝つんだろうなと思う。でも、それがオリンピックの大事な試合だったら、おそらくは勝率は逆転して、水谷が勝つと思う。それくらい、水谷のここ一番の強さは図抜けていました。そしてこれも仮定のハナシなのだけど、もし、張本に水谷くらいの本番の強さが加われば……
水谷にしても、その勝負強さは初めからあったワケではなくて、若くしてドイツに渡ってあらゆる苦労をして、その過程で身に着けたものなのでしょう。ただ、あのオリンピックの勝負強さを感じてしまった張本は……おそらく水谷からいろんなものを学びたくなって、それが冒頭のセリフに繋がったのかなぁ、と想像してしまう。水谷はだいぶ目が悪いらしいので、さすがにここいらで勘弁してあげて欲しいとも思うのだけど。


「13歳、真夏の大冒険!」(実況アナ)

以前も紹介した、スケートボードの女子ストリートを制した13歳の椛ちゃん。そのあまりに爽快で大胆な滑りを称した実況アナの、なんだかなぁ(笑)ってセリフです。出場選手の誰もがライバルでありながら仲間で、だからこそ13歳であろうが伸び伸びとトリックを決めていく。そんなことが現実にあり得るスケートボードは、実はサッカーと違って大人の競技だなぁと思う。(いや逆にズルするのが大人でズルしなのが子供なのか?よく分からなくなってきましたけど(笑))どっちが大人でどっちが子供かは置いておいて、それはスケボーだけでなく、サーフィンでもスポーツクライミングでも。互いにリスペクトして互いに讃え合う。そういう新競技がすごく素敵だなぁと思ったオリンピックでもありました。