ショートプログラム。
羽生くん、残念でしたね。冒頭の4回転サルコウ、踏切の際にスケート靴のブレードが、前の選手の作った溝にばこっとハマっちゃったんだそうです。ミス……というには、あまりにもな不運。結果このジャンプの得点がまるまる入らず、まあ羽生くんの4回転サルコウだとGOE加点(出来栄えによる加点ですね)含めて15点は固いところでしたので、15点分まるっと損した計算になります。ただ……
それでもショートプログラムの得点が95点台ですから、さすがと言うより他はないのです。損した15点があれば110点超えの、良い時の羽生くんの得点レベル。冒頭のジャンプに引きずられることなく、残りの演技はほぼパーフェクトにこなしたワケで、普通ちょっと出来ることじゃないですよね、そんな不運がのっけからあったのに。
もちろん、まだ終わったワケではないので、悲観するのは早いのだけど、今回のネイサン・チェンは4年前みたいに自滅してはくれそうもないので……羽生くんがショートもフリーも完璧な演技をして4回転アクセルも決めて、果たして届くかどうか、という戦いにおそらくなると思ってました。そのネイサン、今日のショートはまさに完璧。ショートプログラムの世界記録の114点近い得点をたたきだしてくれちゃいました。ジャンプの質がね、4回転なら4回回って、ぴたっと止まるのですよ。これ相当難しいんじゃないかと思うのです。羽生くんとの得点差は20点近くとなり、これはちょっと……ネイサンがジャンプを二つ、もしかしたら三つミスしてくれないと届かない、かもしれないです。昔のネイサンなら十分あり得ることなんですが、まあ、厳しい。羽生くんには、前人未到の4回転アクセルの成功を是非。その上で最後まで伸びやかな演技を期待したいです。
そして今回、宇野昌磨と鍵山優真がとてもいいですね。宇野は団体戦の時も素晴らしいショートプログラムで自己ベストを更新。こんな綺麗な演技ができるようになったのかと、ちょっと感動したのだけれど、今日はそれを上回る得点で再び自己ベスト。状態がとてもよさそうです。そして……
鍵山のショートは、今日全選手含めて一番良かったんじゃないかな。とにかく観てて楽しい演技で、かつ三度のジャンプも完璧。これも団体戦の時に思ったのだけれど、全日本の時から短期間でまあ、成長がハンパないです。ネイサンとのショートの得点差が鍵山で6点、宇野で8点くらいですので、これなら、ひとつ何かあれば、あるいは……
いずれにせよ、ネイサン、鍵山、宇野を上回る可能性のある選手は、羽生くんを除いて見当たらず、少なくとも二つのメダルは堅いと見ます。明後日のフリーが、とても楽しみなのです。
羽生くん、残念でしたね。冒頭の4回転サルコウ、踏切の際にスケート靴のブレードが、前の選手の作った溝にばこっとハマっちゃったんだそうです。ミス……というには、あまりにもな不運。結果このジャンプの得点がまるまる入らず、まあ羽生くんの4回転サルコウだとGOE加点(出来栄えによる加点ですね)含めて15点は固いところでしたので、15点分まるっと損した計算になります。ただ……
それでもショートプログラムの得点が95点台ですから、さすがと言うより他はないのです。損した15点があれば110点超えの、良い時の羽生くんの得点レベル。冒頭のジャンプに引きずられることなく、残りの演技はほぼパーフェクトにこなしたワケで、普通ちょっと出来ることじゃないですよね、そんな不運がのっけからあったのに。
もちろん、まだ終わったワケではないので、悲観するのは早いのだけど、今回のネイサン・チェンは4年前みたいに自滅してはくれそうもないので……羽生くんがショートもフリーも完璧な演技をして4回転アクセルも決めて、果たして届くかどうか、という戦いにおそらくなると思ってました。そのネイサン、今日のショートはまさに完璧。ショートプログラムの世界記録の114点近い得点をたたきだしてくれちゃいました。ジャンプの質がね、4回転なら4回回って、ぴたっと止まるのですよ。これ相当難しいんじゃないかと思うのです。羽生くんとの得点差は20点近くとなり、これはちょっと……ネイサンがジャンプを二つ、もしかしたら三つミスしてくれないと届かない、かもしれないです。昔のネイサンなら十分あり得ることなんですが、まあ、厳しい。羽生くんには、前人未到の4回転アクセルの成功を是非。その上で最後まで伸びやかな演技を期待したいです。
そして今回、宇野昌磨と鍵山優真がとてもいいですね。宇野は団体戦の時も素晴らしいショートプログラムで自己ベストを更新。こんな綺麗な演技ができるようになったのかと、ちょっと感動したのだけれど、今日はそれを上回る得点で再び自己ベスト。状態がとてもよさそうです。そして……
鍵山のショートは、今日全選手含めて一番良かったんじゃないかな。とにかく観てて楽しい演技で、かつ三度のジャンプも完璧。これも団体戦の時に思ったのだけれど、全日本の時から短期間でまあ、成長がハンパないです。ネイサンとのショートの得点差が鍵山で6点、宇野で8点くらいですので、これなら、ひとつ何かあれば、あるいは……
いずれにせよ、ネイサン、鍵山、宇野を上回る可能性のある選手は、羽生くんを除いて見当たらず、少なくとも二つのメダルは堅いと見ます。明後日のフリーが、とても楽しみなのです。