「このチーム、メンタルコーチがサードに入ってるぞ」
ネットで拾った、何というか凄く的を射た言葉です。大会を通じて常に常に藤澤を励まし、褒め続けていた吉田知那美の姿は涙ぐましいほどで、そしてまあ今にして思えばそれが日本の生命線だったようにも感じるのですね。
サッカーやラグビーでも、所謂天才肌の選手にはよくあることなのだけど、好調の時には手が付けられないスーパープレーを続出させるクセして、そうでない時は落差が大きい。そして得てしてメンタルの強さが微妙で気持ちの浮き沈みがプレーに少なくない影響を与えてしまう。カーリングという競技自体そもそもメンタル要素が凄く大きい気もしますから、ゲームを通していかに平常心を保ち、ここぞという時に集中力を発揮させるかがとても大事に思えます。そして我らがスキップ、さっちゃんこと藤澤五月。デンマーク戦でのラストショットは定規で測ったようにピンポイントで相手ストーンだけをダブルテイクアウト! この時は2点取らないと負けの状況からのまさかの3点でしたから、まさにスーパーショットでした。そして絶妙なドローやダブルテイクアウトを連発した準決勝のスイス戦は、世界のどこのスキップにも負けない、まさにスーパーさっちゃんでした。だからこそ……
吉田知那美はサードで、バイススキップですからね。自らのプレーも勿論高い質を求められるし、戦術的にストーンをどこに置くかの選択などでも常にスキップと相談しながらゲームを進めなければならない。やることはいっぱいあって常にタイヘンだなぁと思うのだけど、おそらく勝利のために何より大事なのが、さっちゃんをスーパーさっちゃんにすることで……
今日の決勝戦。結果的には大敗してしまったのだけれど、選手たちが心底悔しがっていたのが印象的でした。序盤から流れをつかめず中盤で4点のビッグエンドも作られ、客観的に見ればノーチャンスのゲームにも思えたのだけれど、彼女たちには勝ち筋がずっと見えていたんだと思う。ロコソラーレって、守りの試合をしないんだよね。ここはサークル内のストーンを減らしておこうよ、って時でも2点のチャンスがあるとみればどんどんストーンを貯めていってしまう。最後さっちゃんがちょっとでもミスしたら大量失点になりかねない状況でも、難しいショットにチャレンジする。まあそれが故にホントにビッグエンドをつくられてしまったケースも多いので(笑)観てる方は常にハラハラさせられるのですが。彼女たちは、信じているんだな、と思う。だからこそ、どんなに大変でもさっちゃんを励まし、褒め続けるのかな、と。
銀メダルは言わずもがな、快挙なのです。
そして毎日こんなにもハラハラドキドキさせてくれた彼女たちに、心から感謝したい。ホント面白かったですね、今回の女子カーリング。
願わくば決勝でもスーパーさっちゃんが観たかったけど、それはそれとして。
ネットで拾った、何というか凄く的を射た言葉です。大会を通じて常に常に藤澤を励まし、褒め続けていた吉田知那美の姿は涙ぐましいほどで、そしてまあ今にして思えばそれが日本の生命線だったようにも感じるのですね。
サッカーやラグビーでも、所謂天才肌の選手にはよくあることなのだけど、好調の時には手が付けられないスーパープレーを続出させるクセして、そうでない時は落差が大きい。そして得てしてメンタルの強さが微妙で気持ちの浮き沈みがプレーに少なくない影響を与えてしまう。カーリングという競技自体そもそもメンタル要素が凄く大きい気もしますから、ゲームを通していかに平常心を保ち、ここぞという時に集中力を発揮させるかがとても大事に思えます。そして我らがスキップ、さっちゃんこと藤澤五月。デンマーク戦でのラストショットは定規で測ったようにピンポイントで相手ストーンだけをダブルテイクアウト! この時は2点取らないと負けの状況からのまさかの3点でしたから、まさにスーパーショットでした。そして絶妙なドローやダブルテイクアウトを連発した準決勝のスイス戦は、世界のどこのスキップにも負けない、まさにスーパーさっちゃんでした。だからこそ……
吉田知那美はサードで、バイススキップですからね。自らのプレーも勿論高い質を求められるし、戦術的にストーンをどこに置くかの選択などでも常にスキップと相談しながらゲームを進めなければならない。やることはいっぱいあって常にタイヘンだなぁと思うのだけど、おそらく勝利のために何より大事なのが、さっちゃんをスーパーさっちゃんにすることで……
今日の決勝戦。結果的には大敗してしまったのだけれど、選手たちが心底悔しがっていたのが印象的でした。序盤から流れをつかめず中盤で4点のビッグエンドも作られ、客観的に見ればノーチャンスのゲームにも思えたのだけれど、彼女たちには勝ち筋がずっと見えていたんだと思う。ロコソラーレって、守りの試合をしないんだよね。ここはサークル内のストーンを減らしておこうよ、って時でも2点のチャンスがあるとみればどんどんストーンを貯めていってしまう。最後さっちゃんがちょっとでもミスしたら大量失点になりかねない状況でも、難しいショットにチャレンジする。まあそれが故にホントにビッグエンドをつくられてしまったケースも多いので(笑)観てる方は常にハラハラさせられるのですが。彼女たちは、信じているんだな、と思う。だからこそ、どんなに大変でもさっちゃんを励まし、褒め続けるのかな、と。
銀メダルは言わずもがな、快挙なのです。
そして毎日こんなにもハラハラドキドキさせてくれた彼女たちに、心から感謝したい。ホント面白かったですね、今回の女子カーリング。
願わくば決勝でもスーパーさっちゃんが観たかったけど、それはそれとして。