皆様、お久しぶりでございます。
当ブログは実質、北京冬季五輪の途中以来ですから、ざっと9か月ぶり。その間にコロナ禍は全く収まらず、戦争なんかも始まったりして、なんだか能天気な記事がすこぶる書きづらい日常が続いておりました。(北京オリパラの名迷言集、書きたかったなぁ)そしてまあ、コロナも戦争も未だ終わる気配を見せない中での、カタールワールドカップ開幕。やっぱりいろんな問題を抱えた世紀のイベントを記事にするのは正直自分の中には迷いもあるのだけれど、うちの劇団としても1997年から4年に一度はずっと日の出シリーズという一連の作品でテーマにしてきたワールドカップ、ですからね。いろんな問題はあっても、やはり我らが日本代表を応援していきたい。てなワケで……

「相手は世界一の強豪、ドイツなんだ!」(日の出政府・広報官)


4年前に上演した『日の出政府のW杯』という作品の中で、日本の仮想の相手として戦ったのが当時は世界一と言われていたドイツでした。お芝居の中では最後には勝っちゃったり(笑)したワケですが、まさかその4年後の初戦に本当に対戦してしまうとは……いやはや、個人的にも凄い展開なワケです。そもそもワールドカップの初戦って、日本にとってのみならずどの国にとっても超重要でして、ある統計によれば初戦で負けて勝ち点を取れなかった国が決勝トーナメントに進む確率は1割以下なんだそうです。その大事な大事な初戦に、まさかまさかの、ドイツ。かつてブラジルを7対1で虐殺(?)したこともあるドイツ。うーん、これは、いくらなんでも……

改めてグループリーグを眺めてみても、残る相手はコスタリカと、あのスペイン(!)。間違いなく過去のどのワールドカップと比べても一番厳しい組であるのは間違いないですし、他のグループを眺めてもここまで厳しい組はないと断言できます。この組で上位2位以内に入って決勝トーナメントに進むのは……控えめに言って、ものすごく難しい、と思う。

だからこそ、初戦がものすごく大事で、ここで少なくとも引き分けの勝ち点1を取っておくことが、まあ突破への最低条件なのだろうと、例え相手がドイツであったとしても思うのです。可能性は果たしてあるのか? まずは今のドイツが世代交代の最中でかつてのドイツほどは強くなさそうなこと。日本代表にヨーロッパ組が増えて、かつドイツのブンデスリーガでチームの中心選手として活躍している人(遠藤、鎌田など)も多く、ドイツの選手やサッカーに慣れていること。若手が比較的多いドイツにとっても初戦は難しいゲームになるハズですから、さほど無理してガツガツは攻めてこず、ロースコアの接戦(あわよくばスコアレスドロー)に持ち込むことが比較的容易、かもしれないこと。いずれもまあ、半分以上が期待の予想(笑)です。もし前半のうちに不用意に失点したりしてドイツを乗せてしまえば……後に『ドーハの虐殺』と呼ばれてしまう残念な事態になってしまう、かもしれない。

うーん、書いてたら緊張してきたぞ(笑)。
日本にとってのいきなりの天王山は、今夜10時キックオフ。繰り返しになりますが、グループリーグは初戦が一番重要。相手が例えドイツでも、負けたらほぼ終わりなのです。
がんばれ、ニッポン!