さて、夢のような日々(?)も終わって、今日から準々決勝なのです。落ち込んでる場合じゃないよ、ワタシ(笑)。準決勝や決勝も面白いけど、どちらかと言えばお互い守備的に負けないように戦うことが多いですから、(ここまで来て負けたくない、という心理が働くんでしょうね。分かる気はするけど)結構ノーガードの打ち合いっぽくなることも多い準々決勝は、実は一番面白いゲームが多いのですね。てなワケでその4試合を百倍(?)面白く観るために……大胆にも勝敗予想をやっちまいます。いつも書いてることだけど、スポーツライターでもなんでもないコメディライターの予想なので、時に不適切だったり不真面目だったりしますが……どうかご容赦ください。では、チャカチャン。

クロアチアーブラジル(日本時間の明日0時)

日本の快進撃をPK戦で止めてしまったクロアチア。前回の準優勝国の実績が示す通り、競り合いには滅法強いです。そしてまあ、プール戦の3試合を僅か1失点で切り抜けた、組織力含めた守備力は相当高い。ベルギー相手に0−0、あのモロッコ相手にも0−0と無失点で切り抜けていて、(ちなみに日本相手にも記録上は1−1の引き分けです)つまりは力の差があっても接戦に持ち込むのが大得意なのですね。ブラジルはラウンド16の韓国戦こそ4−1(前半4−0)と大勝しましたが、実はプール戦では、セルビア戦こそ2−0ですがスイスに1−0、カメルーンには0−1(ターンオーバーでメンバーはごっそり入れ替えてましたけど)と、結構苦労していた印象。まあ大エースのネイマールが負傷離脱から戻って来て変わったとの見方もできますが、クロアチア相手に果たして……
大会自体のこの先の盛り上がりを考えると、ブラジルには是非残っていただきたいのだけれど、ここは延長、PK戦に持ち込んでの、クロアチアの勝ちとします。いいのか?(笑)


オランダーアルゼンチン(同・明日4時)

おー、わくわく感満載の堪らないカードですねえ。プール戦を2勝1分で切り抜け、ラウンド16でも難敵アメリカを3−1で撃破したオランダは好調がうかがえます。一方プール初戦でサウジアラビアに金星を提供してしまったアルゼンチン。その後なんとか立て直してここまで来たものの、うーん、どうなんだろう。今回はメッシ頼みのチームではない(なんか毎回そう言ってる気もしますね(笑))らしいのだけど、やっぱりメッシの好不調でチーム力は大きく変動する気もします。絶好調なら誰にも止められない、ですからねえ、あのオッサン。(昔はかわいい少年だったのに)
そのメッシがあまりにも走らないから(交代で下がった後でチームメイトに水を運ぶ前田大然の方がよっぽど走ってる気が(笑))その周りの選手がまあ、走る走る。もしかしたらメッシがいない方が強いんじゃね?とすら、たまに思ってしまいます。延長、PKまであり得るノックアウトステージですから、競ったゲームになったあげく、疲れたアルゼンチンに最後はオランダが走り勝つと予想します。いずれにしても好ゲームになりそうな予感。

モロッコーポルトガル(同・明後日0時)

今大会一番のサプライズは日本じゃなくてモロッコでしたね。ベルギーを2−0、スペインを0−0からのPK戦で撃破してのベスト8はフロックではなく、きちんとした底力を感じます。(うらやましいぞ(笑))このチーム、まあ滅法守備が固いのですね。プール戦とラウンド16含めて4試合で、失点は僅か1(ベルギー、クロアチア、スペイン戦含む)は驚異的と言っていいと思う。対するポルトガル、ラウンド16こそ難敵スイスに6−1と大勝しましたが、プール戦では韓国に足をすくわれたりして(決勝トーナメント確定した後の試合ではあります)守備は盤石とは言い難い印象。クリ・ロナの使い方含めて迷いそうなポルトガルに、モロッコが守り勝つと予想。

イングランドーフランス(同・明後日4時)

いやはや、ちょっと早すぎます、というのが正直な印象で、これ準決勝かもしくは決勝でもよかったカードです。絶好調同士のイングランドとフランス。どっちにもいなくなって欲しくないけど、まあそうもいきませんよね。
攻撃が売りの両チームですから、激しい点の取り合いを期待したいところですが、こういうゲームは得てしてそうならず、ロースコアになりやすいです。では誰が点を取るのか。今大会イチバン(?)のエース、エムバペを擁するフランス優位、となりそうですけど、ほとんどの得点をエムバペとジルーであげてるフランスに対して、イングランドはいろんな選手が得点していて、どこからでも点が取れる怖さがあります。もつれにもつれた結果、ここはイングランドが競り勝つと予想。


いやはや、楽しみですね。ワタシの予想がもし万が一全部当たれば、ベスト4は、クロアチア、オランダ、モロッコ、イングランド。

……。
……。
ないわー(笑)。

いいんです。予想が当たるか外れるか、楽しみながらゲームを観るのが一興なのですから。
アジア・アフリカ勢の躍進についても書きたかったのだけど、長くなり過ぎちまったので、また次回に。