日本 12 − 34 イングランド

キックオフ直後、ジャパンのインゴールでマシレアが痛恨のノックオン(笑)。
イングランドのキックが長すぎてゴールラインを越えてしまっていたので、ただボールを拾って置くだけでジャパンボールになる局面。大してプレッシャーもかかってなかったのになぁ。マシレアって好不調の波が激しいというか、良い時はホントにキレッキレなのだけど、この日はなんか目が泳いでる感じで、よっぽど緊張してんのかなあとか思ってました。しかし……

直後のイングランドボールのスクラム。ジャパンがガッチリ受け止め、微動だにしなかったのです。これ実は、昔からのファンには感涙モノでして、おお! 止まってるよ、と……ジャパンがガッチリ止めている、あのイングランドのスクラムを、しかも試合開始直後に。この瞬間、私は今日のゲームは接戦になると確信しました。なにせ敵さんにはあのジョージ・フォードがいるのですから……スクラム押されて反則取られたら即PGで3点なのです。実際イングランドはそういうゲームプランだったと思うので(昨年のテストマッチではスクラム押されまくって大敗してます)それを初っ端から……まあこのワンプレーの持つ意味は計り知れなかったと思う。実際この日のジャパンのスクラムは素晴らしかったです。全く押されないどころか、いくつかのそれは明らかにジリっと押していましたから。残念ながら後半20分過ぎにジャパンがフォワード一列の選手を全て入れ替えた後は、ゲームの流れを失ってしまうのだけど。

改めて、スクラムの持つ意味って物凄く大きいのだなあというのを教えてもらった試合でした。ジャパンは攻撃面でミスが目立ったし、相手のヘディング(?)でトライを取られるといった不運な要素もあったのに、それでも後半20分まではどっちに転ぶか分からない接戦でしたからね。まあイングランドクラスの相手だと、あれだけミスしたら勝てないし、ちょっとの運も味方にしなければ難しい。前半は少なくともリードして終わって後半相手にもっとプレッシャーがかかる状況にしなければならなかった、のでしょうね。結局イングランドは最後まで余裕をもってプレーしていた印象。ただ……

もう一回やったら勝てるんちゃう?(笑)

と、そのくらいの夢は見られた試合でした。少なくとも、ワタシにとっては。


サモア 43 − 10 チリ

スコアだけ見ると、ほとんどジャパン対チリと同じような結果です。ここも前半はチリが本当に頑張っていて(前半だけだと19−10)チリ、やっぱりつええなぁとか思ってたのですが、残念ながら後半はサモアの一方的なゲームでした。そしてスコアだけ見ても、サモアというチームは、ほぼ、ジャパンと同クラスの力を持ったチームなのです。実際、ワールドカップ直前のテストマッチでも、2点差で負けている相手でもあります。かなり荒っぽくて規律を守れないチーム……といった過去の印象は、スタンドオフにリアリーファノという選手が入ったことで払拭された、のかもしれません。ちなみにこのリアリーファノ、前回WCではワラビーズ(強豪オーストラリアです)の司令塔をしていた選手。(ルール改正で以前別の国の代表だった選手でも、その国にルーツがあれば代表になれるようになっちまったのです)PGもほとんど決めてしまう名キッカーでもあります。もともと屈強なフィジカルを持つ上にゲームメイクに彼が加わった今のサモア……正直、相当手ごわいです。


さて、イングランドに負けてここまで1勝1敗のジャパン。
決勝トーナメントに進むためには、次のサモア戦は絶対に絶対に負けてはならないです。その上で最後のアルゼンチン戦に勝負をかける。おそらくはイングランドが全勝で抜けるでしょうから、実質的にこのプールは、アルゼンチン、サモア、日本の2位争いとなります。残り2試合を直接対決するジャパンは、ここからは実質負ければ終わりのトーナメントなのです。うーん、ワタシの心臓持つのかしら(笑)。がんばれ、ジャパン!